悪夢

悪夢

1968年にイギリスで発生した少年猟奇殺人事件を題材に、犯行当時11歳だった犯人である少女側から、その心理にアプローチするセミドキュメンタリーの異色作。作中では犯人は精神異常者の扱いを受けており、どこまでが夢なのかわからない階層式の夢を彷徨っているという設定。狂人の心理として断片的に描写されるエピソードは時間軸や常識を外れているが、主人公メイの中では統一されているらしい。

概要

マリー・フローラ・ベル(メイ)は悪夢にうなされる日々を送っている。その夢は、10歳くらいの女の子になって証言台へ向かうものであった。夢の中のメイはちゃんと年齢を重ねていく。何度かの法廷の夢のあと、16歳になって寄宿学校へ隔離される夢を見る。しかし、「夢の中の現実」ではラドというボーイフレンドがいて、平穏な日々を送っていた。

そんな彼女には贈り物がよく来る。中身は宇宙空間だったり、荒波の情景だったり。やがて、それも夢だと思うメイ。しかし、実際の彼女はムーア・コート開放刑務所に終身拘禁されている犯罪者なのだった。しかし、それすらも、夢だと思い、早く目覚めることをメイは願うのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

1968年、当時11歳の彼女は2人の男の子を殺害した罪に問われ、終身拘禁の判決を受けた。作品内では「1978年までの調べによると、まだムーア・コート開放刑務所で刑に服している。おそらくこれからも……」... 関連ページ:マリー・フローラ・ベル

ママ

メイにとってやさしく接してくれる唯一の存在。夢の不安も打ち明けていたが、それも夢。現実はここ何年もママから刑務所に贈り物は来ていない。

ラドクリフ

ママ公認のメイのボーイフレンド。しかし、友人とヒッチハイクで拾ったクルマの助手席にいて、メイとのSEXを期待するが、メイはラドとの出会いはこんなだったわけがないと否定。悪夢だと確信して、意識はママを探してその場を去る。

リタ

メイの友人。寄宿学校の同級生として夢に出てくるが、実在しているかどうか不明。

シンディ

メイの友人。実在しているのか夢の中だけの存在なのか不明。「夢にまで見てくれるなんて」と言っているが、会ったことのあるはずのラドのことは知らない様子。

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