概要・あらすじ
いじめや体罰などの問題が噴出し、全国の小中学校で学級崩壊が発生。この事態に政府は、子供たちによる裁判で真実を明らかにする学級法廷制度を導入し、向日葵市立天秤小学校6年3組で起こった問題を解決するために、弁護士の犬神暴狗を転校生として派遣する。無事に問題を解決した後は、すぐに別の学校に転校するのが慣例だが、犬神は天秤小学校に留まり、そこで発生する問題を解決しながら、自分の目的を達成するための調査を開始する。
登場人物・キャラクター
犬神 暴狗 (いぬがみ あばく)
向日葵市立天秤小学校6年3組に転校して来た少年。目的は、「スズキ君バラバラ殺人事件」で七星てんとを弁護するため。身長は150センチ。苦手なものは低学年の子供。性格は強気で、趣味は相手を論破すること。決め台詞は「骨も残さず俺が論破してやんよ」。「血の学級会」で生き残ったが、犯人の1人とされて鬼ヶ島小学校に3年間収容された。 そこで独学で勉強して、こども司法試験に合格し、弁護士の資格を得て、小学4年生から弁護士として活動する。その後は数々の学級会で無罪を勝ち取り、「神の舌を持つ小学生」の1人として、「三舌」とも呼ばれる。「スズキ君バラバラ殺人事件」で対決した判月鳳梨からは「ポチがみ」と呼ばれている。学級会が終了すると、弁護士と検事は別の学級会のために転校するのが普通だが、犬神暴狗は天秤小学校に残り、「美少女アイドル小鳥遊愛莉盗撮事件」や「東出秀一カンニング事件」などで弁護士として活動しつつ、「ある生徒を殺す」という自身の目的を達成しようとする。
判月 鳳梨 (はんづき ぱいん)
向日葵市立天秤小学校6年3組に転校して来た少女。目的は、「スズキ君バラバラ殺人事件」で七星てんとの罪を立証するため。身長は140センチ。苦手なものは犬神暴狗。法曹界ではそれなりに名家である「判月家」を継ぐために、父親で検事の判月雷池の勧めで小学生検事として活動している。また母親が財閥の出のため、実家はお金持ちのお嬢様でもあり、常に呂律松という付き人を従えている。 可愛い笑顔で男子生徒を自分の味方に取り込むカリスマ性や、女子生徒ともすぐに友達になれる社交性を持ち、性格も明るい。しかし内面では悪態をつくこともあり、暴狗には高飛車な態度で接する。暴狗からは「半熟」と呼ばれている。学級会が終了すると、弁護士と検事は別の学級会のために転校するのが普通だが、暴狗が天秤小学校に残ることを知って、暴狗を倒すまで自分も残ることを決める。
七星 てんと (ななほし てんと)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、身長は140センチ。苦手なものはいさかいで、性格は気弱。黒髪の途中で一部分が赤くなっており、頭部にはてんとう虫のような赤い斑点が無数にある。クラスでは「いきもの係」として、魚のスズキ君の世話をしていた。スズキ君を最後に見たことと、ハサミにスズキ君のウロコがついていたことから、「スズキ君バラバラ殺人事件」の被告となる。 また、白鳥麗子が倒れていた小屋のカギを持っていたため、「白鳥麗子殺人(未遂)事件」の被告ともなった。学級会後は、自分の弁護をしてくれた暴狗の助手を務める。
白鳥 麗子 (しらとり れいこ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、身長は150センチ。クラスでは七星てんとと同じく「いきもの係」。愛犬家としても有名で、5匹以上の犬を飼っている。容姿端麗なうえに、転校して来たばかりの判月鳳梨に声をかけてクラスに馴染めるようにしたりと、性格も申し分なし。そのため、天秤小のマドンナとしてあこがれる男子生徒も多い。 学級会には「スズキ君バラバラ殺人事件」で検察側証人、「マジカルハッピー(の粉)密売事件」で被告人、「白鳥麗子殺人(未遂)事件」では被害者として関わる。なお、榎伸晃は小畑健にキャラクターの最終デザインを一任しているが、例外的に1話の白鳥麗子を見た後に、「胸を大きくする」修正を願い出た。 結果、「成長期」という理由付けもあって、1話と7話以降で麗子の胸のサイズが変化している。
魚澄 泳介 (うおずみ えいすけ)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、七星てんとの友達。好きな女の子にイジワルしたくなる、年相応の少年。「スズキ君バラバラ殺人事件」で検察側証人、「美少女アイドル小鳥遊愛莉盗撮事件」で被告人、「白鳥麗子殺人(未遂)事件」で弁護側証人となる。
小鳥遊 愛莉 (たかなし あいり)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、身長は147センチ、牡羊座で血液型はA型。「アイリン」の愛称で知られる、TVや雑誌に引っ張りだこの超人気アイドル。アイドルということで、学校側でも周辺を注意していたが、盗撮写真が出回ってしまう。「美少女アイドル小鳥遊愛莉盗撮事件」では被害者、「白鳥麗子殺人(未遂)事件」では弁護側の証人となる。
畠山 邦子 (はたけやま くにこ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイト。小鳥遊愛莉とは幼稚園からの親友で、愛莉をいじめたり冷たく接する魚澄泳介に対して、敵意を向ける。「美少女アイドル小鳥遊愛莉盗撮事件」でも、最初から泳介を犯人と決め付けており、検察側の証人として出席する。また「白鳥麗子殺人(未遂)事件」では、弁護側の証人となる。
東出 秀一 (ひがしで しゅういち)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、学級委員長を務める。身長は155センチ。容姿端麗でクラス一の秀才。さらに運動神経も良く、女子生徒からの人気が高い。冷静沈着な性格で、ルールを重んじており、ルールを破るものには容赦ない。普段は普通の小学生として生活しているが、正体は「子ども警察」の一員で、ある事件に関係する生徒を監視している。 漢字テストでカンニングした容疑をかけられて、「東出秀一カンニング事件」の被告人になった他、「白鳥麗子殺人(未遂)事件」では弁護側の証人となる。
中山 貴理子 (なかやま きりこ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイト。東出秀一にはかなわないものの、クラスではNo.2の才女。東出がカンニングしていたと告げ、「東出秀一カンニング事件」では検察側の証人となる。
朝 青子 (あさ あおこ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイト。中山貴理子の腹心として東出秀一を追及し、「東出秀一カンニング事件」では検察側の証人となる。
田中 (たなか)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。犬神暴狗のクラスメイト。「マジカルハッピー」というお菓子にまぶされている「マジカルパウダー」の魅力に取り付かれ、それを食べ物に振りかける食事を繰り返した結果、激やせしたうえに、幻覚症状まで出てしまう。そして学校で倒れた時に、お菓子の持ち込みが発覚して学級会にかけられ、犬神暴狗に弁護してもらう。
松岡 修 (まつおか おさむ)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。犬神暴狗のクラスメイトで、体育委員を務める。暑がりなため、いつも汗をかいている。非常に熱血漢で、山田里美から泳ぎを教えてほしいと言われた時は、毎日熱心に指導した。「マジカルハッピー(の粉)密売事件」では弁護側の証人、「プール開き盗難事件」では検察側の証人となる。
黒田 (くろだ)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。クラスは犬神暴狗とは違う6年2組。過去に密売人から「マジカルパウダー」を買った経験があるため、「マジカルハッピー(の粉)密売事件」で弁護側の証人として呼ばれる。
赤西 (あかにし)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。クラスは4年2組で、犬神暴狗たちの後輩。時折、過呼吸になることがあり、対処法として輪ゴムを噛んでいる。過去に密売人から「マジカルパウダー」を買った経験があるため、「マジカルハッピー(の粉)密売事件」で弁護側の証人として呼ばれる。
大地 敏 (だいち びん)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。クラスは犬神暴狗とは違う6年2組。「2組のダビンチ」とも呼ばれている。高須光とは、天秤小図工界の二大巨匠として鎬(しのぎ)を削っていたが、最近互いにパクリ疑惑が出ている。そして最近描いた絵が高須とまったく同じだったため、学級会で自分の絵がオリジナルだと証明しようとする。
高須 光 (たかす ひかり)
向日葵市立天秤小学校に通う男子生徒。クラスは6年3組で、犬神暴狗のクラスメイト。「3組のピカソ」とも呼ばれている。大地敏とは長年ライバルとして鎬を削っていたが、最近互いにパクリ疑惑が出ている。そして最近描いた絵が高須とまったく同じだったため、学級会で自分の絵がオリジナルだと証明しようとする。郷保奈美が6年生の時に描いた絵に感動して、彼女を師匠と崇めている。
猿飛 虎太郎 (さるとび こたろう)
向日葵市立天秤小学校6年3組に転校して来た男子生徒。目的は、「ピカソ&ダビンチ図工著作権訴訟」で大地敏を弁護するため。身長は150センチ。勉強全般が苦手で、趣味は忍法。目にもとまらぬ速さで動くことができ、身体能力の高さと、忍術を生かした情報収集を得意している。犬神暴狗とは同じ小学校に通っていた仲で、猿飛虎太郎も「血の学級会」で生き残ったが犯人の1人とされ、鬼ヶ島小学校に3年間収容された。 そこで独学で勉強して、こども司法試験に合格し、弁護士の資格を得る。その後はすべての学級会で無罪を勝ち取り、「三舌」の1人に数えられている。「ピカソ&ダビンチ図工著作権訴訟」が終わった後も、天秤小学校に残る。
稲川 淳子 (いながわ じゅんこ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。クラスは6年3組で、犬神暴狗のクラスメイト。周りからは「稲子」と呼ばれている。無類の怪談好きで、「スズキ君バラバラ殺人事件」や「プール開き盗難事件」でも、呪いがあるかのように話して周りを怖がらせる。また「プール開き盗難事件」では弁護側の証人にもなる。
山田 里美 (やまだ さとみ)
向日葵市立天秤小学校に通う女子生徒。犬神暴狗のクラスメイト。周りから「さとやん」と呼ばれる。牧場の娘で、少し訛った話し方をする。明るく活発な女の子だが、泳ぎを特訓するが、あまり上達せずに苦手。そのため、6年生のプール開きを邪魔しようと、脅迫状を掲示板に張ったと疑われ、「プール開き盗難事件」の被告人となる。
喜嶋 ゆい (きじま ゆい)
東京都検察庁子ども地検特捜部所属の女性検事。犬神暴狗、猿飛虎太郎と同じ小学校に通い、「血の学級会」でも生き残ったが犯人の1人とされ、鬼ヶ島小学校に3年間収容された。そこで独学で勉強して、こども司法試験に合格し検事の資格を得る。その後、学級会では無敗を誇り、「三舌」と呼ばれている。被告だけでなく裁判官や陪審員の心まで磨耗させて、屈服させる冷酷なやり口から、「拷問検事」というあだ名もある。 性格は非常に攻撃的で、加虐心が高まると、ローブを脱ぎ捨ててボンデージ姿になる。「白鳥麗子殺人(未遂)事件」では、検事として被告人の七星てんとを執拗に攻め立てる。
花子 (はなこ)
白鳥麗子が飼っている子犬。元は捨て犬で、他に飼っている血統書つきの犬と比べて、やせているうえに毛並みも悪い。「マジカルハッピー(の粉)密売事件」後は、「ハッピー君」という新しい名前を付けてもらい、6年3組のペットとして学校内で飼われる。
秋本 茜 (あきもと あかね)
向日葵市立天秤小学校6年3組の担任を務める女性教師。犬神暴狗に授業態度などを注意するが、そのたびに論破されて返り討ちに遭ってしまう。「スズキ君バラバラ殺人事件」で検察側の証人として学級会に参加する。
郷 保奈美 (ごう ほなみ)
向日葵市立天秤小学校の3・4年生に図工を教える女性。生徒からは「ゴッホ」とも呼ばれている。天秤小学校の卒業生で、今は美術大学に通う。6年生の時に描いた絵が県のコンクールに入賞し、この絵を見て感動した高須光から師匠と崇められている。大学では人気画家の夜盲末成の一番弟子として活動中。「ピカソ&ダビンチ図工著作権訴訟」では原告側の証人となる。
呂律松 (ろりまつ)
判月鳳梨の付き人の男性。鳳梨の登下校中はランドセルを持ち、鳳梨が学級会で必要となる証言や証拠を集める時は、サポートしたりする。
判月 雷池 (はんづき らいち)
判月鳳梨の父親。職業は検事で、法曹界の名家である判月家を鳳梨に継がせるため、彼女に検事をやらせている。普段は笑顔を絶やさず、小学生に、自分のことを「ライチパパ」と呼ばせてフレンドリー。しかし、法廷では圧倒的な威圧感で、都合のいい言い分へと相手を強制的に支配する誘導尋問技「雷神の憤怒(ゼウス・インパクト)」を駆使する、恐ろしい存在となる。 そんな法廷の姿から「法廷のカミナリ親父」という通り名がある。学級会規則第27条を適用して、鳳梨に代わって「プール開き盗難事件」の検事となる。
温水 洋一郎 (ぬくみず よういちろう)
学級会専門の裁判官を務める男児。年齢は5歳。幼稚園児だが、裁判進行の腕は確か。学級会の裁判官は、中途半端に歳をとっていると、偏った判決を下しかねないという理由で、幼児が務めている。そのため裁判官には「ベビー」という通称もある。人を裁く心労がたたって、ベビーは老け顔になり、温水洋一郎も5歳なのに、中年と同じような顔になっている。 ただし小学生になることでこの心労から解放され、徐々に歳相応の顔に戻っていく。
真笠 坂道 (まかさ さかみち)
学級法廷協会会長を務める男性。年齢は92歳。文部科学省長官だった時に学級法廷制度を作り、鬼ヶ島小学校で犬神暴狗、猿飛虎太郎、喜嶋ゆいに法律や弁論を叩き込んだ人物。追っていた生徒を見つけた暴狗に、「血の学級会」の真相を話す。
イベント・出来事
スズキ君バラバラ殺人事件 (すずきくんばらばらさつじんじけん)
食育の一環で、魚のスズキに「スズキ君」と名付けてクラスで育てていた。食べる段階になって、愛着がわいた女子生徒たちと、予定通りに食べようとする男子生徒たちとで、意見が2つに分かれる。投票が行われて女子生徒たちが勝ち、スズキ君は食べられずにすむはずだった。ところが、その後、バラバラにされた状態で見つかる。前日の最後にスズキ君を見たうえ、持ち物のハサミに魚のうろこが付いていたため、七星てんとの犯行と疑われ、学級会が開かれる。
美少女アイドル小鳥遊愛莉盗撮事件 (びしょうじょあいどるたかなしあいりとうさつじけん)
小鳥遊愛莉を盗撮した写真が出回った事件。カメラは愛莉のくつ箱内に設置されており、愛莉のくつ箱の周辺で怪しい行動をしていた証言が多く上がった魚澄泳介の犯行と疑われ、学級会が開かれる。
東出秀一カンニング事件 (ひがしでしゅういちかんにんぐじけん)
テスト中に東出秀一が怪しい行動をしていた、と中山貴理子が告げ口。そこで、東出の机を調べたところ、机の内部にテスト範囲の漢字が大量に書き込まれているのが見つかった事件。東出は否定するものの、中山は追及してクラス内は騒然とする。真実をはっきりするために学級会が開かれる。
マジカルハッピー(の粉)密売事件 (まじかるはっぴーのこなみつばいじけん)
子供に人気のお菓子「マジカルハッピー」にまぶされている「マジカルパウダー」にはまり、学校にまでマジカルパウダーを持ち込んだ田中と、小学校内でマジカルパウダーを不特定多数に売りさばいていたとされる白鳥麗子が、被告人となる事件。
ピカソ&ダビンチ図工著作権訴訟 (ぴかそあんどだびんちずこうちょさくけんそしょう)
最近互いに盗作疑惑のある大地敏と高須光が、まったく同じ絵を描いたことで起こった民事訴訟。大地が原告となって高須を訴える。
プール開き盗難事件 (ぷーるびらきとうなんじけん)
6年生のプール開きを妨害する脅迫文が貼られた事件。事前点検でプールには異常がなく、その前に行われた1年生と4年生のプール開きでは、何も起こらなかった。そのため、6年生のプール開きも行われた。しかし6年生の時間になると、プールの底から何匹もの金魚が死んで浮かび上がる。プールの授業の前にプールに入っていた山田里美が、プールの授業妨害と金魚の大量殺戮の犯人とされ、学級会が開かれる。
白鳥麗子殺人(未遂)事件 (しらとりれいこさつじんみすいじけん)
登校時間に白鳥麗子が頭から血を流して、意識不明の重体で見つかった事件。麗子が倒れていた場所がカギのかかった飼育小屋で、小屋のカギを持っていた七星てんとの犯行と思われ、学級会が開かれる。
血の学級会 (ちのがっきゅうかい)
教師1名、生徒35名の計36名が刃物で惨殺された事件。かつて犬神暴狗、猿飛虎太郎、喜嶋ゆいが通っていた市立S小学校で起きた。この悲劇をきっかけに、学級法廷制度が作られたことから、「はじまりの学級会」とも呼ばれる。侵入者の形跡はなく、子供1人では不可能な犯行だったため、暴狗、猿飛、喜嶋の犯行とされて、3人は鬼ヶ島小学校送りとなる。 しかし表向きはクラス全員が殺されたことになっており、3人の鬼ヶ島小学校送りは極秘扱いとなっている。3人は4年生の時にともに無罪を勝ち取っているが、真犯人は未だに不明。
その他キーワード
学級法廷制度 (がっきゅうほうていせいど)
問題が起こったクラスに国が検事と弁護士を派遣し、学級会で公明なる裁きのもと、真実を明らかにする制度。検事、弁護士は資格を持つ小学生が、裁判官は偏った判決をしない幼稚園児が、それぞれ担当する。小学生版の裁判だが、判決には法的拘束力があり、一番重い刑として鬼ヶ島小学校送りがある。
学級会 (がっきゅうかい)
学級法廷制度によって派遣された検事と弁護士が、証言や証拠を集めて対決する場。普段使っている教室に裁判官席や証言台、傍聴席が設置されて学級会が開廷する。普通の裁判と同じく、嘘を言うと偽証罪に問われる。
学級会規則 (がっきゅうかいきそく)
学級法廷制度の規則。「検事、弁護士は在籍する学校の一部を自由に事務所として用いる権利がある」という第8条、「検事、弁護士が護身用に持つ六段変形武器のポケット六法を撃てる」という第19条、「大人でも資格を有すれば関係者(被告人、弁護士、検察官)の保護者に限り例外的に学級会への参加を認める」という第27条などがある。
鬼ヶ島小学校 (おにがしましょうがっこう)
全国の超問題児が集められる小学校。絶海の孤島に建てられており、「小学生の刑務所」という別名で恐れられている。かつて犬神暴狗、猿飛虎太郎、喜嶋ゆいは3年間鬼ヶ島小学校で過ごした。
クレジット
- 原作
-
榎 伸晃