概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
藤木沢 瑠架 (ふじきざわ るか)
邪悪なものを打ち倒す不思議な力を持った少年。まだ赤ん坊の頃に、聖ルカ修道院の前に捨てられていたところをマザーに拾われ、マザーの子として育てられた。物心ついた時から、マザーには将来神父になることを強制され、修道院で厳しい教育を受けてきた。しかし思春期を迎えた頃から、神という存在そのものに疑問を抱き、藤木沢瑠架自身の全人生をかけてまで神父にならなければならない状況に不信感を覚えるようになる。そんな中学時代、ある女性に取り憑(つ)いた悪魔と対峙(たいじ)したことをきっかけに、瑠架自身の悪魔祓(ばら)いの力が顕現する。少々マザコン気味ながら自分の将来を勝手に決めつけ、特定の人を愛することを禁じたマザーには強く反発している。また、自分とかかわった人たちを危険に巻き込む可能性があるため、他人とは距離を取って接している。
マザー
聖ルカ修道院の院長を務める修道女。藤木沢瑠架の育ての母。聖ルカ修道院が女子修道院であるにもかかわらず、マザーの一存で捨て子の瑠架を引き取り、自分の子として育てることを決めた。金色の髪と青い瞳を持つ瑠架を一目見て、彼がこの世に生まれてきた意味と彼に課された使命を悟り、瑠架を育てて神父にすることでその職責を全うしようとしている。神に対して厚い信仰心を持ち、瑠架が人類を滅ぼそうとする悪魔を打ち倒して迷える魂を救うことを信じ、見守っている。瑠架の大きな宿命を考え、特定の人物を愛することを禁じるなど、瑠架が神父としての職責を果たすことだけを願っている。