天上天下

武道に優れた者が集う統道学園を舞台に、異能の力を持つ者と持たざる者のバトルを描いた学園アクション漫画。

正式名称
天上天下
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ヤングジャンプコミックス・ウルトラ(集英社)
巻数
全22巻
関連商品
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あらすじ

柔剣部と執行部の戦い編(第1巻~第3巻)

「鉄拳(ナックル・ボム)」を名乗るケンカ屋の凪宗一郎ボブ牧原は、武芸の学園統道学園に入学する。入学早々乱闘騒動を起こした二人は、柔剣部部長の棗真夜と出会う。真夜に返り討ちにされ無力を自覚した宗一郎とボブは、柔剣部へ入部し、さまざまな出会いと戦いに身を投じていく。宗一郎とボブは、同じ柔剣部部員の棗亜夜高柳雅孝達と共に成長していくが、次第に柔剣部は執行部と対立するようになる。のちに柔剣部は、棗家で強化合宿を行う。しかし、合宿の最終日に執行部が動き出し、執行部の最強メンバー達が次々と宗一郎達に襲い掛かって来る。その戦いは、統道学園の力の象徴であり執行部の会長でもある高柳光臣の登場によって、一時的に終結。しかしこの事件により、部長の真夜は退学する事になり、柔剣部のあいだでは不安が漂い始める。

真夜と光臣の過去編(第4巻~第7巻)

棗真夜の兄、棗慎の愛刀「零毀」が過去の扉を開き、真夜と高柳光臣の出会いから始まる過去が語り出されていた。統道学園1年生の真夜は光臣と出会い、楽しい学園生活を送っていた。しかし「真の武」を求める高柳道現の策略に、真夜と光臣、慎が巻き込まれ始める。高柳家による不気味な策略が密かに動きを見せる中、数々の思いが交錯し、悲劇の始まりが訪れ始めていた。そんな中、天覧武會予備選が始まるが、道現の計略により、その戦いは非情に血生臭いものとなってしまう。予備選の最中に龍眼が暴走し始めた慎は、唯一の心の支えだった真夜の心が光臣に向いている事を悟り、孤独に疲れて、その運命を呪いながら、さらなる狂気を見せ始める。光臣は暴走する慎を止め、彼の呪縛から真夜を解放するために戦う事を決意するのだった。

凶祓い覚醒編(第8巻~第9巻)

棗亜夜が、棗慎の愛刀「零毀」を持ち出してしまい、棗真夜高柳光臣は亜夜を追い掛ける事になる。亜夜に追いついた真夜は零毀を取り戻すと同時に、光臣に対し、1か月後の天覧武會予備選で2年以上の長い戦いに決着をつける事を宣言する。それぞれの過去を知った凪宗一郎ボブ牧原は、柔剣部部員として、真夜や亜夜達と共に戦う道を選ぶ。そして予備選に向け、宗一郎は凶祓いの血を覚醒させるため、特別コーチとして派遣された十二宗家の元当主達の特訓を受ける事になる。宗一郎が順調に成長を遂げる中、「F」の一員である穹撤仙が密かに動き始めていた。そして宗一郎の前に穹が現れ、「誰のために戦うのか」を問い始める。亜夜の目の前で、二人の壮絶な戦いが始まり、激戦の末に宗一郎はケガをして入院する事になる。一方、九州の厭魅家には、動き出した「F」の魔の手が伸びようとしていた。

厭魅家編(第10巻~第11巻)

柔剣部の創設メンバーが戻り、棗真夜の提案でミーティングを兼ねた出陣式が棗家で行われる事になった。ささやかな宴の夜、亜夜は「F」に襲撃された厭魅家から逃げて来た少年、厭魅魍鬼と出会う。「F」が本格的に動き出した事で、彼女達は再び戦いの渦に巻き込まれていく。そして亜夜は凪宗一郎暮井新一郎と共に、魍鬼を連れて九州へ向かう事になる。襲撃された厭魅家では、「F」の一人であり颯家現当主でもある颯又左が待ち受けていた。魍鬼は監禁されていた厭摩を救出し、宗一郎は又左達との激戦の中で、その力を覚醒させていく。一方、残った柔剣部のもとでは、零毀が謎の再発動を見せ、鳴動していた。宗一郎と又左の激戦の末、寵宗魄浄雲に宗一郎が連れ去られ、亜夜と暮井のみが柔剣部に戻って来た。真夜は九州に旅立ち、高柳雅孝ボブ牧原も立ち上がるのだった。

かご目の聖域編(第12巻~第14巻)

「F」の一人、圓円が統道学園に乗り込み、ボブ牧原がそれに応戦するが、無数の刃をあやつる円に苦戦していた。そこに「F」の動きに警戒する五十鈴絵美も参戦し、さらに高柳雅孝が駆けつけた事で戦いは収まるものの、ボブが負傷して倒れてしまう。残った柔剣部メンバーは円を匿うが、再び「F」の襲撃が起こって棗亜夜が連れ去られ、柔剣部はバラバラになってしまう。激闘の末「F」の差し金を追い払うものの、一見穏やかに見える日常の中で、それぞれに葛藤が生まれつつあった。そして九州から棗真夜が戻り、亜夜と雅孝は連れ去られた凪宗一郎の行き先を知る。宗一郎は寵宗魄浄雲のもとで幽閉される中、生贄を食らうように戦いを繰り返して力を目覚めさせ、黒龍へと変貌し始めていた。そこで再会した穹撤仙と再戦する宗一郎を止める形で、真夜と高柳光臣が現れる。真夜と再会を果たした宗一郎は、彼女達と共に宗魄の屋敷へ踏み込む事になる。彼らの行く手を阻むのは、「真の魔人」となった炬鉄人だった。殺戮人形と化した炬を足止めするため、真夜は一人残り彼に立ち向かう。一方、龍眼の力で過去へ旅立った亜夜は、未来のために宗魄を信じながら苦痛に耐え続ける凪真貴子顕悟の姿を目にする。

戦国歴史絵巻編(第15巻~第16巻)

炬鉄人との戦いで力尽き、目の前で朽ち果てる棗真夜を見た棗亜夜は、悲しむ間もなく再び零毀に導かれ、龍眼の力でさらなる過去へと遡る。向かった先は戦国の世の爛熟期。そこで亜夜は、先祖の棗亜文、そして凪宗一郎の先祖である凪一葉顕悟の姿を見る。そして大阪城には赤羽の者達が集い、この時代の寵宗魄浄雲は「天海僧正」を名乗って結界を張り巡らせた大阪城に籠っていた。戦乱の時代を利用し、赤羽による支配のため十二宗家と対立する宗魄に対し、亜文は龍眼の力を使って宣戦布告をする。こうして、宿敵の宗魄を倒し戦乱の世を終わらせるため、一葉達の大きな戦いが始まる。

天覧武會予備戦編(第17巻~第18巻)

執行部や高柳家、そして死んだはずの寵宗魄浄雲が復活し、さまざまな思惑が渦巻く中で、統道学園では天覧武會予備選が始まった。しかし、1回戦の日に高柳雅孝が寝坊してしまい、柔剣部はさっそくピンチに陥ってしまう。何とか4回戦まで勝ち進んだ柔剣部は、第伍柔術部と1対1の勝ち抜き戦をする事になる。先鋒の菅野影定が第伍柔術部部長の小海川と戦う中で、棗亜夜は龍眼で小海川が何者かにあやつられている事に気づく。不審に思った亜夜は屋上に向かい、屍妙雲比呂彦と繭壺の君に遭遇する。繭壺が異能力で作り出した「蟲」を使って生徒達をあやつっている事に気づいた亜夜は、繭壺を守ろうとする比呂彦と戦う事になる。しかし、異能の力も戦闘経験も桁違いの比呂彦が作り出す無数の刃が、容赦なく亜夜を襲い、零毀を持たない彼女は苦戦を強いられる。そして亜夜は髪の毛から零毀を作り出し、その戦いが終わりに向かう中、凪宗一郎達が現れる。雅孝の裏当てによって繭壺の蟲は死に、その日の予備戦はすべて終了となる。そして眠り続けている棗真夜の胸元には、謎のアザが浮かび上がっていた。俵文七は眠ったままの真夜を連れ、高柳光臣のもとへ殴り込む。怒りと悲しみを込めた文七の拳が光臣に激突するが、文七が戦っていた相手は、光臣の影武者となっていた猩徳庵蜜色だった。

凄王の再誕編(第20巻~第22巻)

高柳光臣との戦いで倒れた俵文七を見た高柳雅孝は、兄の目を覚まさせるために戦う決意をする。一方、雅孝を追って高柳家に来ていた凪宗一郎は、屍妙雲比呂彦とその妹の屍縫に遭遇する。宗一郎は二人との戦いの中で力を覚醒させ、結界によって世界中から集められた赤い氣をまとい、蛇のような姿に変貌していく。それは2000年の時を超える、「凄王」の再誕を意味していた。光臣が一人で凄王に立ち向かう中、「天照」の力を目覚めさせた棗真夜が覚醒する。宗一郎も自分の精神世界の中で、寵宗魄浄雲と戦い続けていた。激戦のあと、世界中に存在する膨大な氣と魔、そして片目に宿っていた宗魄を取り込んで凄王となった宗一郎は、そのまま姿を消してしまう。その際に雅孝と交わした約束、それは統道学園の大桜が季節外れの花を咲かせた時、再会し1対1の再戦をする事だった。そして時は流れ、天覧武會予備選がすべて終了し、柔剣部メンバーは統道学園が誇る最強の戦士に成長していた。雅孝は棗亜夜に自分の思いを告げ、宗一郎と戦う覚悟を決める。そして宗一郎と雅孝の約束の時が訪れ、二人は柔剣部の道場にて、大勢の生徒が見守る中、己のすべてをかけた最後の戦いを開始する。

登場人物・キャラクター

主人公

統道学園に通う1年生で、『赤羽十二宗家』の眷族・凪家の長男。中学生時代からの親友にして悪友・ボブ牧原と共に、入学早々、学園内で乱闘騒ぎを起こすなど、かなりの問題児。その際、学園でも有数の武道部・柔剣部... 関連ページ:凪 宗一郎

統道学園に通う1年生で、赤羽十二宗家の眷族・棗家の次女。長男である棗慎と同様に、棗家独自の竜門(チャクラ)である龍眼の力を持つ。入学早々、姉・棗真夜が部長を務める柔剣部に入部するが、部室でシャワーを浴... 関連ページ:棗 亜夜

統道学園に通う3年生で、柔剣部の『部長』。同じ柔剣部の棗亜夜は妹。普段は、気の発散を防ぐため、身体操術によって子供の姿をしている。棗剛真流皆伝の腕前を持ち、学内でも指折りの実力者。柔剣部では、凪宗一郎... 関連ページ:棗 真夜

統道学園に通う1年生。統道学園に入学後、己の未熟さを理由に凪宗一郎と共に柔剣部へ入部した。アメリカ人と日本人のハーフで、黒人特有のしなやかな筋肉とバネの持ち主。リズム感にも優れ、カポエイラをベースとし... 関連ページ:ボブ牧原

鴻ノ池 千秋

ボブ牧原とは恋人同士で、アパートで同棲している。ボブの親友である凪宗一郎とも仲が良く、中学校からの付き合い。また、通う学校は違うが柔剣部メンバーとも親交があり、合宿や歓迎会の際には、家事や治療を手伝うなどしてサポートした。料理が得意。

統道学園に通う2年生で、柔剣部所属。武門の名家・高柳家の次男として生まれたが、兄である高柳光臣が起こしたクーデターにより家を追われ、以後高柳家とは距離を置く形で父とアパートでふたり暮らし。武術に関して... 関連ページ:高柳 雅孝

統道学園3年生で、柔剣部副部長。電子機器の扱いに長けており、情報収集と分析を任されている柔剣部のブレーン。宇宙人のような風貌をしており、凪宗一郎たちと初対面した際には、マスコミに売りつけられそうになっ... 関連ページ:暮井 新一郎

統道学園に通う3年生で、柔剣部所属。入学時、喧嘩には絶対の自信を持っていたが、同校の武道のレベルを知らずに不用意な発言をしたことがきっかけで、クズ男のあだ名をつけられてしまう。柔剣部設立時、人数合わせ... 関連ページ:菅野 影定

統道学園の3年生にして、学園内で強大な権力を持つ執行部の会長。武門の名家・高柳家に生まれ、真の武人の完成を目指した父の教育方針により、幼少期から武道の英才教育を受けた。棗家の長男・棗慎を慕い、高校入学... 関連ページ:高柳 光臣

統道学園3年生だが、2度の留年により年齢は20歳。執行部顧問。普段は実家の米屋で働き、学校にはあまり顔を見せない。棗真夜の兄・棗慎とは親友で、棗慎が過去に統括していた不良集団・KATANAの特攻隊長と... 関連ページ:俵 文七

凶祓いの一族である、赤羽十二宗家・凪家の前当主。寵宗魄浄雲と駆け落ちし、その後、凪宗一郎を身ごもった。名前にある顕悟は、凶祓いの嫡子が代々継承する忌名。夫の寵宗魄浄雲の計画の一環で左目を、彼の暴走を止... 関連ページ:凪 真貴子 顕悟

赤羽十二宗家・寵家の現当主。凪真貴子顕悟の夫にして、凪宗一郎の父。赤羽十二宗家のすべてで殺戮の限りを尽くし、以来行方不明となっていた。過去に凪真貴子顕悟が持つ凶祓いの力を利用し、真の武を得ようとするも... 関連ページ:寵 宗魄 浄雲

赤白の十二神将Fのひとりで、寵宗魄浄雲に仕える。炬家の末裔。常に寵宗魄浄雲と行動を共にし、凪宗一郎をはじめとする、多くの者の敵として立ちふさがった。炬家の血筋から、刀を通さない鉄の肌と鉄の拳を持ち、ま... 関連ページ:炬 鉄人

圓家の現当主にして、赤白の十二神将Fのひとり。卓越した剣術の腕前を持ち、様々な刀を体のいたるところに仕込んでいる。過去に寵宗魄浄雲によって両親を殺害されたが、傀儡術によって記憶を改変され寵宗魄浄雲の手... 関連ページ:圓 円

凪 一葉 顕悟

戦国時代の凪家当主で、凶祓いの力を持つ。少年時代から武芸に秀で、異能の力を悪用しようとする寵宗魄浄雲の野望を止めるために立ち上がった。その後、凶祓いの力・龍拳を使って100を超える魔を封じるが、一代では祓いきれず、後世にその役目を託す。

アニメ

天上天下

武術の実力者が集う統道学園に入学した凪宗一郎と相棒のボブ牧原。「爆拳」コンビを名乗る彼らは最強のケンカ屋を目指し、入学早々に上級生の教室で大暴れをするも、騒動の末に柔剣部部長・棗真夜の一撃で収められて... 関連ページ:天上天下

書誌情報

天上天下 全22巻 〈ヤングジャンプコミックス・ウルトラ〉 完結

第1巻

(1998年5月発行、 978-4088756561)

第2巻

(1998年12月発行、 978-4088757414)

第3巻

(1999年7月発行、 978-4088758084)

第4巻

(2000年2月発行、 978-4088758862)

第5巻

(2000年11月発行、 978-4088760971)

第6巻

(2001年6月発行、 978-4088761749)

第7巻

(2001年12月発行、 978-4088762531)

第8巻

(2002年7月発行、 978-4088763262)

第9巻

(2002年12月発行、 978-4088763873)

第10巻

(2003年10月発行、 978-4088765198)

第11巻

(2004年4月発行、 978-4088766010)

第12巻

(2004年8月発行、 978-4088766683)

第13巻

(2005年4月発行、 978-4088767925)

第14巻

(2005年11月発行、 978-4088768755)

第15巻

(2006年6月発行、 978-4088771045)

第16巻

(2007年1月発行、 978-4088772097)

第17巻

(2007年7月発行、 978-4088773056)

第18巻

(2008年2月発行、 978-4088774077)

第19巻

(2008年9月発行、 978-4088775166)

第20巻

(2009年5月発行、 978-4088776552)

第21巻

(2010年1月発行、 978-4088777979)

第22巻

(2010年11月発行、 978-4088790688)

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