打姫オバカミーコ

打姫オバカミーコ

麻雀漫画を数多く発表している片山まさゆきの代表作で、初の長期連載作品。片山まさゆきの次作『満潮!ツモクラテス』と世界観を共有している。現代日本の女流プロ競技麻雀界を舞台に、引退を決意したプロ雀士・波溜晴に弟子入りした丘葉未唯子の成長と活躍を描く、痛快ナンセンス麻雀ラブストーリー。麻雀初心者や中級者向けの、実戦で重要となるポイントを詳しく解説する場面がほぼ毎回登場し、麻雀上達に役立つ指南書としての特色を持つ。竹書房「近代麻雀」で2004年から2010年にかけて連載された作品。2006年、MONDO21(現MONDO TV)で実写ドラマ化され、丘葉未唯子を小向美奈子、波溜晴を岸本祐二と前田耕陽が演じている。2020年には実写映画化されたほか、ABEMAで連続ドラマ形式で独占先行配信された。こちらは丘葉未唯子を須田亜香里、波溜晴を萩原聖人が演じている。実写映画版は原作版と比べ、恋愛要素が強くなっている。

正式名称
打姫オバカミーコ
ふりがな
うたひめおばかみーこ
作者
ジャンル
麻雀
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

丘葉 未唯子 (おかば みいこ)

「JMP(日本麻雀プロフェッショナル)」に所属するプロ雀士の女性。かつて最強雀士と呼ばれた波溜晴の弟子でもある。オレンジ色のメッシュが入った茶髪のセミロングヘアにしている。素直な明るい性格で、どんな逆境にもめげない強い精神力の持ち主。また、お調子者な一面もあり、楽観的な行動が目立つ。当初はアマチュアレベルの実力だったが、妻に逃げられて引退を考えていた晴と偶然出会い、弟子入りしたことでメキメキと実力を伸ばしていく。愛称は「ミーコ」。成長とともにプロ雀士たちをも魅了し、仲間を増やしながら数々の逆境を勝ち抜いていく。精神的に追い込まれると、ポストを抱きながら泣いてしまう変わった癖を持つ。

波溜 晴 (なみだめ はる)

麻雀のプロリーグ「風王位戦」の元・王者の青年。若くして麻雀界で1、2を争う実力を持ち、一度は頂点を極めたこともある。しかし、麻雀ばかりに没頭して妻に逃げられてしまい、ショックから引退を決意する。街の雀荘で出会った丘葉未唯子に強引に弟子入りを志願され、天然キャラの彼女の影響で再出発を果たす。ライバルの妨害に遭った際は未唯子の協力を仰ぐこともあるが、自らがかかわる派閥争いに未唯子が巻き込まれることを心配している。遊び人としての才能に恵まれ、麻雀のみならずパチンコも得意としている。

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