放課後のカリスマ

偉人のクローンのみが通うセントクレイオ学園内でただ一人、普通の人間である神矢史良が、学園や自身の出生の謎と向き合うさまを描いた学園SF作品。

正式名称
放課後のカリスマ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
IKKI COMIX(小学館)
巻数
全12巻
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概要・あらすじ

西暦2XXX年、遺伝子工学の粋を集め、偉人たちのクローンが作られていた。クローンはすべて全寮制であるセントクレイオ学園で学園生活を送り、卒業と同時に社会へ送り出されていく。学園で教師を務める父に勧められてセントクレイオ学園に通う神矢史良は、学園ではクローンでないたった一人の人間だった。そこから生じる問題がゼロではないものの、史良は友人であるナポレオン・ボナパルト一休ジークムント・フロイトなどと賑やかな学園生活を送っていた。

研究発表会と呼ばれるスポンサーへのお披露目の前日、史良は自分そっくりの人物、カイと出会い、自身もまたクローンではないのかという疑問を持ち始める。そして研究発表会当日、セントクレイオ学園はストライカーと名乗るテロリスト集団に襲われる。

テロリストの正体を知った史良と仲間たちは、学園の秘密やクローンの行く末と向き合うこととなる。

登場人物・キャラクター

神矢 史良

偉人のクローンのみが通うセントクレイオ学園に在籍する、唯一の非クローン人間の青年。セントクレイオ学園で教師をしている父の勧めにより学園に転入。基本的に気が弱いが、友人のためには勇敢になることも。学園内でおこる様々な事件を通じ、学園と自身に隠された秘密と向き合うことになる。マリ・キュリーのことが好き。ご飯を食べるのが遅い。

ナポレオン・ボナパルト

フランス第一帝政の皇帝ナポレオン・ボナパルトのクローン。神矢史良の友人で、ジークムント・フロイトや一休、フローレンス・ナイチンゲール、エリザベスI世と共にサロンのような場所でたむろっていることが多い。明るく前向きな性格で、カリスマ性も高い。小さな事件からジャンヌ・ダルクと知り合い、同じフランス出身であることも手伝って彼女のことを気にかけ始める。

ジークムント・フロイト

オーストリアの精神病理学者ジークムント・フロイトのクローン。神矢史良の友人で、ナポレオン・ボナパルトや一休、フローレンス・ナイチンゲール、エリザベスI世と共にサロンのような場所でたむろしていることが多い。論理的な思考能力が高い。学園に対して疑問を抱いており、個人的に調べている。 真面目そうではあるが、案外すけべで、史良を女性の更衣室へ押し込んだこともある。

フローレンス・ナイチンゲール

クリミア戦争に看護師として参加し、近代看護制度擁立に多大なる貢献をしたことで知られるフローレンス・ナイチンゲールのクローン。神矢史良の友人で、ナポレオン・ボナパルトや一休、ジークムント・フロイト、エリザベスI世と共にサロンのような場所でたむろしていることが多い。急な転校をしたマリ・キュリーを思って涙を流すような優しい性格だが、怪我人が出るなど、有事の際には芯の強さを見せる。 仲間たちのケーキやお茶を用意してくれることも。結婚願望はない。

エリザベス1世

イギリスの女王エリザベス1世のクローン。気が強いが、有事の際にはもろさを見せる。神矢史良の友人で、ナポレオン・ボナパルトや一休、ジークムント・フロイト、フローレンス・ナイチンゲールと共にサロンのような場所でたむろしていることが多い。国も国民も持たない自分が、女王としての歴史や思想を学ぶことに疑問を感じている。 オリジナルであるエリザベス1世が終生独身だったせいか、結婚願望が強かったり、願いが叶うというマスコットのドリー様を欲しがるなど、乙女チックな一面もある。

一休

室町中期の臨済宗の僧・一休宗純のクローン。眼鏡をかけている。神矢史良の友人で、ナポレオン・ボナパルトやジークムント・フロイト、エリザベス1世と共にサロンのような場所でたむろっていることが多い。明るくとんちのきいた性格で、場を和ませる。

ジャンヌ・ダルク

英仏百年戦争のオルレアン解放に貢献し、その後魔女として火刑に処された少女ジャンヌ・ダルクのクローン。性格は固く真面目、また若干きつめ。願いが叶うというマスコットのドリー様を持っていた神矢史良に対し、「クローンじゃないあなたが持っていても意味がない」と言い放ったことがある。自身がオリジナルと同じ運命をたどり、若くして死ぬのではないかという不安を抱えている。

アドルフ・ヒトラー

ドイツの政治家、独裁者として知られるアドルフ・ヒトラーのクローンで、神矢史良の友人。クローンではない史良を快く思わない者もいる中、一番に友人となった。オリジナルのヒトラーが行ったことの影響により、他のクローンから距離を置かれており、一人でいることが多い。史良にクローンのお守り・ドリー様と呼ばれる羊のマスコットをくれる。 性格は真面目で穏やか。絵を描くのが好き。

モーツァルト

音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのクローン。長髪の美形。偉人のクローンであることに選民意識を感じており、自身を「神童」と呼ぶ。普通の人間を見下しており、触れられるだけで穢れるとまで言うため、神矢史良とは仲が悪い。攻撃性が高く精神的に不安定。オリジナルと比べられるストレスが原因とみられる。一時、マリ・キュリーにピアノを教えていた。

マリ・キュリー

X線発見とその研究で名高いマリ・キュリー(キュリー夫人)のクローン。自分がクローンであること、また、オリジナルであるマリ・キュリーと同じ能力が求められていることに疑問を持っている。できれば音楽の道に進みたいと考え、モーツァルトにピアノを教えてもらっている。音楽の道に進みたいことを神矢史良に打ち明けたところ、神矢史良の父の計らいで、音楽が学べる環境へと転校する。

ロクスウェル

学園の理事長を務める男性。褐色の肌と金髪を持つ。性格は軽くちゃらんぽらんに見えるが、仕事面では有能でスポーツも万能。クローンは人間とは別物だと考えており、時に無慈悲とも思える発言をする。過去、セントクレイオ学園に通っていたことがあり、神矢史良の父や黒江直人とはその頃からの仲。学園に対する大スポンサーでもある。

神矢史良の父

神矢史良の父。セントクレイオ学園で教師を務めている。白衣姿に眼鏡をかけた中年の男性。過去、セントクレイオ学園に通っていたことがあり、ロクスウェルや黒江直人とはその頃からの旧知の仲。特に黒江とは親交が深く、史良もふくめての縁がある。学園やクローンの事情に深く内通しており、様々な秘密を抱えている。

黒江 直人

スーツ姿の中年の男性。クローンや学園をテロリストなどから守るため、セントクレイオ学園で働いている。過去、セントクレイオ学園に通っていたことがあり、神矢史良の父やロクスウェルとはその頃からの旧知の仲。特に史良の父とは親交が深く、史良とも仲が良い。クローンたちには同情のような感情を寄せる。

カイ

セントクレイオ学園のOBだという青年。神矢史良が成長した姿を思わせる容姿をしている。クローンの研究者として働いており、自身もクローンではあるが、偉人のクローンではなく、誰のクローンかも知らないという。ロクスウェルや神矢史良の父と面識がある。

集団・組織

ストライカー

全クローンを殲滅することを目的としたテロリスト集団。政治家として活躍を始めていたケネディを暗殺したほか、セントクレイオ学園を襲撃し、犠牲者を出す。

場所

セントクレイオ学園

科学技術の粋を集めて作られたクローンたちが通う全寮制の学園。一般の人間にはその存在を知られていない。学園に通う生徒たちは過去の偉人の偉業を継ぐため、日々学業に励んでいる。現在の学園長はロクスウェル。スポンサーからの募金により運営されており、そのスポンサーに研究成果をお披露目する研究発表会が開かれている。学園を卒業した生徒は、スポンサーたちに買い取られ、それぞれに活躍をする。 学園の名前は歴史を司るギリシア神話の女神クレイオから取られた。

その他キーワード

ドリー様

セントクレイオ学園内で静かな流行となっている羊の姿をしたマスコット。名前は世界で初めてクローンが成功した羊・ドリーに由来する。クローンのお守りであり、持っていると願いが叶うという。しかし、粗末に扱うと呪いがかけられ、不幸が訪れるとも。アインシュタインが作っている。

書誌情報

放課後のカリスマ 全12巻 〈IKKI COMIX〉 完結

第1巻

(2009年5月29日発行、 978-4091884664)

第2巻

(2009年5月29日発行、 978-4091884671)

第3巻

(2009年11月30日発行、 978-4091884879)

第4巻

(2010年6月30日発行、 978-4091885197)

第5巻

(2010年12月25日発行、 978-4091885357)

第6巻

(2011年6月30日発行、 978-4091885487)

第7巻

(2012年1月30日発行、 978-4091885722)

第8巻

(2012年7月30日発行、 978-4091885937)

第9巻

(2013年2月28日発行、 978-4091886170)

第10巻

(2013年11月8日発行、 978-4091886361)

第11巻

(2014年10月30日発行、 978-4091886668)

第12巻

(2014年11月28日発行、 978-4091886699)

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