放課後は君の彼女

放課後は君の彼女

これまで恋愛経験のまったくない岩井柊華は、合コンで出会った後輩の百瀬京に恋をする。生まれて初めての交際に戸惑うピュアな柊華と、年下ながらも大人びた百瀬の恋愛模様を描いた青春ラブストーリー。「りぼん」2021年8月号から掲載の作品。

正式名称
放課後は君の彼女
ふりがな
ほうかごはきみのかのじょ
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
巻数
既刊3巻
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あらすじ

交際どころか人を好きになったことのない岩井柊華は、周囲の友達に次々と恋人ができる状況に焦りを覚える。このままではいけないと考えた柊華は、井本と共に生まれて初めての合コンに参加するものの、男性とうまく会話することができない。そんな中、女性とうまく話ができず、さらに恋愛よりも気の合う友達と遊んでいた方が楽しいと話す百瀬京と出会う。そして、一気に意気投合した柊華と百瀬は合コンを抜け出し、二人でバスケットボールを楽しむ。その後、柊華と百瀬は同じ高校に通う先輩と後輩であることが発覚。その日は何事もなく解散したが、柊華は百瀬のことが忘れられないでいた。(Days1「友達と恋人」)

柊華は百瀬から誘われ、初めて彼の家に遊びに行くことになった。そして当日、柊華は弟の岩井楓太から家に行ったら絶対にキスをすると言われたこともあり、大いに緊張する。柊華をもてなす百瀬に対して、柊華は彼のちょっとした言動からすぐにキスを想像してしまい、心が休まらない。(Days6「楽しさとさびしさ」)

登場人物・キャラクター

岩井 柊華 (いわい しゅうか)

とある高校に通う2年生の女子。交際はもちろん恋愛をした経験もなく、このままでは一人取り残されてしまうと焦って合コンに参加する。男性たちとうまく話ができない中、偶然合コンに参加していた後輩の百瀬京と意気投合し、自分から告白して交際をスタートさせる。百瀬は岩井柊華にとって初恋の相手であり、大切に思っている。また、年下ながらも包容力があり、大人びた百瀬からからかわれることも多い。明るく活発な性格で、色気より食い気を優先させるタイプ。また、やや天然ボケな一面もあり、ノリがいいことから男友達はそれなりにいるものの、恋愛相手として意識されることはない。スポーツが得意で、中学時代にはバレー部に所属していた。

百瀬 京 (ももせ きょう)

岩井柊華と同じ高校に通う1年生の男子。友達に誘われた合コンで先輩の柊華と出会い、交際を開始する。これまで交際の経験はあるものの、相手に深入りすることが苦手で、本気で人を好きになったことはなかった。しかし、柊華と付き合う中で、彼女への気持ちが強くなっていく。さわやかなルックスの持ち主で、実年齢よりも大人びた落ち着いた性格をしている。そのため、恋をしたことのないピュアな柊華をからかうことも多い。周囲からは「モモ」と呼ばれている。

千葉 (ちば)

岩井柊華と同じ高校に通う2年生の男子。柊華とは小学生の頃からの付き合いで腐れ縁。これまで柊華は気の合う友達だと思っていたものの、彼女が百瀬京と交際を始めてから、少なからず異性として意識するようになる。ただし、柊華と百瀬の交際を邪魔するつもりはない。サッカー部に所属しており、次期エースとして期待を寄せられている。

井本 (いもと)

岩井柊華と同じ高校に通う2年生の女子。柊華と同じクラスに在籍しており、学校外でもいっしょに行動することが多い。ボーイッシュな美人で、男性から非常にモテる。すぐに男性に好意を寄せられるため、これまで男友達がいた経験がない。また、男性を見極める目は今一つで、相手に浮気をされて破局する恋愛を繰り返している。女友達からは「けーちゃん」と呼ばれている。

岩井 楓太 (いわい ふうた)

岩井柊華の弟。柊華とはまるで友達のような関係を築いており、百瀬京と交際していることも知っている。恋愛初心者かつ色気のない柊華に対して、男目線でアドバイスをすることも多い。

栗原 (くりはら)

岩井柊華と別の高校に通う1年生の女子。中学時代に百瀬京と交際していた過去を持つ。百瀬が先輩の柊華と交際しているとの噂(うわさ)を聞き、彼と復縁するために動き出す。ただし、百瀬に未練があるのではなく、交際しても自分に今ひとつ興味を示さなかった彼に対して、プライドを傷つけられたことへの復讐(ふくしゅう)が理由。外見はふんわりとした雰囲気を漂わせた儚(はかな)げな美少女だが、性格は腹黒く計算高い。

書誌情報

放課後は君の彼女 3巻 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉

第3巻

(2022-08-25発行、 978-4088676760)

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