新・タケコさんの恋人

新・タケコさんの恋人

仕事でも恋でもパワフルで行動的な北条猛子の日常を、1話完結で描いた作品。30歳を超え自立した女性の、人生を楽しむ姿が描かれる。望月玲子の『タケコさんの恋人』の続編にあたる作品で、「One more kiss」2003年5月号から2005年3月号にかけて連載された。

正式名称
新・タケコさんの恋人
ふりがな
しん たけこさんのこいびと
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

バリバリのキャリアウーマンである北条猛子は、会社では地味な服装に黒ぶち眼鏡をかけたお局風だが、プライベートでは颯爽としたいい女。恋人の海棠静はハンサムで放浪癖があり、猛子は不安になることもあるが、静の大きな愛に包まれて、いつまでも2人で一緒に生きていきたいと願っている。そんななか、イタリアから日本へ戻った猛子は、目が覚めると早朝にも関わらず、いつも同棲している静の姿がないことに気付く。

不安になった猛子はこっそり静の後を尾行する。

登場人物・キャラクター

北条 猛子 (ほうじょう たけこ)

30歳の女性。「七光物産」でバリバリのキャリアウーマンとして働いている。イタリアから戻ってきたばかりで、もともと日本で務めていた秘書室の主任に戻った。恋人の海棠静とはイタリアで一緒に1年間暮らし、日本に戻ってからも同棲している。背が高く、大食らい。

海棠 静 (かいどう しずか)

北条猛子の恋人。元は頭脳明晰な製薬会社の御曹司だったが、訳あって現在は道路工事作業員をしている。物静かで優しく、ひょうひょうとしていて放浪癖があり、物欲にとらわれないタイプ。猛子のことを心から愛しており、大切にしたいと思っている。

雁谷 詩子 (かりや うたこ)

「七光物産」に勤めている50代の女性。勤続30年以上の真性大局と陰口を叩かれることもあるが、仕事ができるうえに、気さくで世話好きなところがある。北条猛子がイタリアにいる間、彼女の代わりに秘書室の主任を務めていた。独身だが同棲の経験は過去に5回もあり、実は経験豊富。

公園のおじいさん (こうえんのおじいさん)

海棠静が朝の散歩をする公園に住んでいるおじいさん。聞き上手で、一度手にした幸せを失う不安を抱えている静や北条猛子の話に耳を傾け、さりげない助言をする。のちに姿をくらましてしまう。

飯戸 星弥 (いいど せいや)

背が高くてスタイルの良い美人。「七光物産」の企画開発部第二課に所属する。スウェーデン人のクォーター。長年N.Yで仕事をしていて、最近日本に戻ってきた。人があっと驚くような企画を立てる、アイデア豊富な女性で、その仕事ぶりには隙がない。実はレズビアンで、北条猛子のことが気に入っている。

黒周 理市 (くろす りいち)

インテリア会社を経営する男性。自身もインテリアデザイナー。インテリアに関する知識が深く、ハンサムでスタイルも良いうえにファッションセンスも優れている。海棠静のインテリア選びを手伝ったことから意気投合するが、実はゲイで静のことが気に入っている。

雪美 (ゆきみ)

かつて「七光物産」に勤めていた女性。嵯峨野との結婚式の直前、マリッジブルーが高じて結婚式をすっぽかそうとするなど、思い詰めると何をするかわからない性格。掃除、洗濯、料理すべてが苦手。

嵯峨野 (さがの)

「七光物産」に勤めている男性。社内一のイケメン。オシャレできれい好きだが、子供の頃から素っ裸にならないとトイレで大ができないという性質で、家では裸で過ごしている。そのせいで恋人に振られたこともあり、雪美との結婚式を控えてマリッジブルーになっている。

西田 理沙 (にしだ りさ)

かつて「七光物産」に勤めていた女性。北条猛子とともに秘書室の精鋭として活躍していた。自動車整備士の男性とできちゃった結婚をし、妊娠7か月までがんばって働いていた。現在は退社して出産に備えている。双子の赤ちゃんが生まれる予定。

白井 薫子 (しらい かおるこ)

かつて「七光物産」に勤めていた女性。北条猛子とともに秘書室の精鋭として活躍していた。キスの上手な男性と知り合い、結婚した。言いたいことはハッキリ口に出す性格で、夫とは家事も育児もきっちり分担しようと決めているしっかり者。

児玉 美里 (こだま みさと)

かつて七光物産に勤めていた女性。北条猛子とともに秘書室の精鋭だった。塾の講師をしている男性と結婚し、寿退社をした。現在は妊娠中。子供は2人生んで、子供たちが小学生になったら再就職するつもりでいる。

御園生 柚摩 (みそのう ゆま)

38歳の女性。北条猛子と同じラテン語のカルチャースクールに通っている。普段は33歳を自称し、5歳サバを読んでいる。洋服と雑貨のセレクトショップを経営。ワインバーでアルバイトをしている大学生で21歳の恋人がいる。年下でありながらも渋い男性が好み。

檜垣 薔子 (ひがき そうこ)

35歳の女性。北条猛子と同じラテン語のカルチャースクールに通っている。大学講師として日本文学を教えている。趣味は音楽鑑賞と旅行で、陶芸も習っている。2か月に1度の割合でお見合いをしているが、いい相手と巡り合えていない。

鍋島 香月 (なべしま かづき)

32歳の女性。北条猛子と同じラテン語のカルチャースクールに通っている。職業は歯医者で、未婚だが12歳の娘がいる。大学生の時に初めて付き合った男性との間に赤ちゃんを授かった。しかしその男性から本当に自分の子かと疑われ、別れて1人で子供を生んだ。海棠静と大学時代の同級生で、同じサークルに所属していた。

鍋島 美月 (なべしま みづき)

鍋島香月の娘で12歳の少女。香月にそっくりで、可愛らしく礼儀正しい。頭も良く、勉強家でもある。古いアルバムにあった昔の写真で、母親と一緒に映っていた海棠静のことを父親だと思っている。

向坂 (こうさか)

30代半ばのラテン系美男子。北条猛子が通うカルチャースクールでラテン語の講師をするかたわら、旅行雑誌に随筆を寄稿している。洋服の趣味が良く、ムスクをつけている。女ったらしで、御園生柚摩や檜垣薔子に声をかけ、身体の関係を持つ。

宇梶 光毅 (うかじ こうき)

22歳の男性俳優。目薬のCMやファッション雑誌のモデルなどをしている。海棠静と顔がそっくり。親兄弟はおらず、フリーターをしているところ、芸能事務所にスカウトされた。近いうちに映画に主演するため、プレッシャーを感じており、つい酒に依存してしまう傾向がある。実は阿見瑠緒子の息子。

阿見 瑠緒子 (あみ るおこ)

ベテラン女優。見た目は大人しそうだが、演技には厳しく気難しいところがある。20歳の時に人知れず子供を生んだ。すぐに里子に出して以降は連絡を取ろうともしなかったため、それが宇梶光毅だということは知らない。

上佐有喜子 (うえさ うきこ)

「七光物産」の秘書課に配属された新入社員の女性。美容に関する意識が高く、プライベートでも仕事面でもデキる女性でありたい、という意欲が強い。それが高じて、パックやクリーム、シャンプー、石鹸、バスオイルなどを研究しながら自作している。

細川 雅 (ほそかわ みやび)

「七光物産」の秘書課に配属された新入社員の女性。昔から肉が食べられず菜食主義。野菜ソムリエの教室に通ったりと食に関する意識が高い。男性に尽くすより、自分が男性を手玉に取るタイプ。

副島 未来 (そえじま みく)

「七光物産」の秘書課に配属された新入社員の女性。付き合う男性を喜ばせるため、料理の腕を磨くことに余念がない。男性に尽くし過ぎて振られてしまうことと、Fカップという大きすぎる胸が悩みの種。

北条 武 (ほうじょう たけし)

北条猛子の弟の大学生。女性にもてる方だが、現在は彼女はいない。海棠静に憧れており、彼に会うために猛子の家に遊びに来ている。実家は旅館をしており、将来は跡を継ぐことが決まっている。

村井 莉菜 (むらい りな)

北条武の大学の後輩で、モデルをしている女の子。北条猛子の家の近くに住んでおり、武の恋人になりたいと思っているが、実は本当に心惹かれている相手は他にいる。オシャレやインテリアに興味を持っており、とあるブランドのマグカップを収集するのが趣味。

都筑 均 (つづき ひとし)

海外を回って報道カメラマンとして活動している男性。鍋島香月と3年前から付かず離れず付き合っている。初めて会った時から香月に惹かれたため、彼女が求める女ったらしの遊び人キャラクターを演じてきた。香月と本気で結婚したいと願っている。

ケージ

25歳の男性。御園生柚摩と3年前に付き合っていた。自転車屋を開くのが夢で、柚摩から運転資金を借り、保証人にもなってもらったが、その金は当初の約束通りきっちり2年で返すなど誠実な性格。仕事が忙しくなったことで柚摩と自然消滅のようになっていたが、再び関係を持った矢先に柚摩の妊娠が発覚し、彼女との結婚を決意する。

場所

七光物産 (ななひかりぶっさん)

北条猛子らが勤務している会社。社屋は都心の高層ビルに入っている。海外との取引が多いため、猛子の所属する秘書課のメンバーは語学が堪能であることが必須条件。改装したばかりの社員食堂は豪華なわりに低価格で評判がいい。

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