概要・あらすじ
宇宙も居住圏とした人類。だが、地上の人間達は地球圏統一連合を組織し、勢力を拡大しつつあった宇宙コロニー居住者を軍事力で支配していた。それに対抗するため宇宙コロニー側は、5機のモビルスーツ・ガンダムを流星に偽装して地球に降下させる「オペレーションメテオ」を発動した。
だが事前に情報が漏れていたため、パイロットの一人、ヒイロ・ユイは軍事秘密結社OZの迎撃を受け、その際にリリーナ・ドーリアンに顔を見られてしまう。
これが地球とコロニーの支配権を巡る新たな戦いの始まりだった。
登場人物・キャラクター
張 五飛 (ちゃん うーふぇい)
『新機動戦記ガンダムW』の主人公の一人。中国武術の達人。シェンロンガンダムのパイロットで単独行動を好む。トレーズ・クシュリナーダとの生身での戦いで敗北した上に見逃されたことでを自信を喪失し前線から姿を消すが、スペシャルズとの出会いから立ち直り、再び戦場に赴く。
トロワ・バートン (とろわばーとん)
『新機動戦記ガンダムW』の主人公の一人。幼少の頃から傭兵として戦場を渡り歩いていた名無しの少年。ガンダムヘビーアームズの本来のパイロットが殺されたため、その名とガンダムヘビーアームズを受け継いでオペレーションメテオに参加する。
ヒイロ・ユイ (ひいろゆい)
『新機動戦記ガンダムW』の主人公の一人。幼い頃から工作員として育てられた少年。人間離れした運動神経とモビルスーツの操縦技能を持つ。任務のためなら手段を選ばない冷酷さを持つ。ヒイロ・ユイという名は宇宙コロニー独立運動の指導者の名を取ったコードネームで、本名も出自も一切不明。
デュオ・マックスウェル (でゅおまっくすうぇる)
『新機動戦記ガンダムW』の主人公の一人。自らを「死神」と呼び、黒い服を纏うガンダムデスサイズのパイロット。自分が育った教会が地球圏統一連合に全焼させられた経験を持つ。モビルスーツの操縦だけでなく、セキュリティ破りの腕も確かである。
カトル・ラバーバ・ウィナー (かとるらばーばうぃなー)
『新機動戦記ガンダムW』の主人公の一人。富豪ウィナー家の嫡男。リーダーの資質を持っている。非武装平和主義を是とする父と対立し、ガンダムサンドロックと共にオペレーションメテオに参加する。 後に父の殺害を眼前にした怒りから、設計図が残されていたウイングガンダムゼロを建造し搭乗するが、ゼロシステムに飲み込まれ、開放されるまで破壊を繰り返した。
リリーナ・ドーリアン (りりーなどーりあん)
地球圏統一連合のドーリアン外務次官の一人娘だが、地球圏統一連合に滅ばされたサンクキングダム王国の王女だった。後にサンクキングダム王国を再興し、非武装平和主義を唱え支持者を増やすが、その影響力を恐れたOZの攻撃で再び国を喪う。 その後も平和の実現のため行動し続けた。
レディ・アン (れでぃあん)
OZ総帥トレーズ・クシュリナーダの副官で二級特佐。トレーズ・クシュリナーダのためなら手段を選ばない冷酷さを発揮し、数々の破壊工作・暗殺に関与した。OZの宇宙コロニー懐柔工作では、うって変わって聖女の姿で現れる。
ドロシー・カタロニア (どろしーかたろにあ)
ロームフェラ財団の指導者テルマイユ公爵の孫娘。派手好きな少女。リリーナ・ピースクラフトの傍らにいるものの、彼女が唱える完全平和主義とは逆に戦争を待望している。テルマイユ公爵の失脚後、ロームフェラ財団や地球と敵対するホワイトファングに属し、リーブラと運命を共にしようとしたが、トロワ・バートンの説得で思い留まった。
ゼクス・マーキス (ぜくすまーきす)
滅ぼされたサンクキングダム王国の王子ミリアルド・ピースクラフトが復讐のため名を変え、仮面をつけて地球圏統一連合に入り、OZで頭角を現す。OZ脱退後は本名に戻ってコロニー抵抗組織ホワイトファングの指導者となり、地球を核の冬で覆うため、超大型戦艦リーブラを地球に落とそうとする。
トレーズ・クシュリナーダ (とれーずくしゅりなーだ)
地球圏統一連合の特別モビルスーツ部隊・スペシャルズの創設者で、秘密軍事組織OZの総帥。ロームフェラ財団に異を唱え、一時期OZ総帥を解任・幽閉されていたが、ヒイロ・ユイの言葉で再び表舞台に復帰し世界国家元首となってゼクス・マーキス率いるホワイトファングと対する。