明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲

明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲

恋愛シミュレーションゲーム『明治東亰恋伽』を中心とするメディアミックスシリーズのコミカライズ作品。平成時代から明治時代にタイムスリップした綾月芽衣が、助けてくれた人や知り合った人と交流しながら一人の男性に惹かれていく姿を描いた歴史恋愛ファンタジー。「ASUKA」2012年10月号から2013年2月号にかけて掲載された作品。原作ゲーム版が、2015年7月と2016年5月に劇場アニメ化、2019年1月にTVアニメ化、2019年4月にTVドラマ化、2019年6月に実写映画化。

正式名称
明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲
ふりがな
めいじとうきょうれんか おぼろのときのぎきょく
作者
ジャンル
恋愛
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あらすじ

平成時代、ふつうの女子高校生として生活していた綾月芽衣は、西洋奇術師を自称するチャーリーによって明治時代の東亰へとタイムスリップしてしまう。タイムスリップの影響で自分の名前以外を思い出せない芽衣は、川上音二郎から住む場所と仕事を提供されて記憶が戻る方法を模索する。ある日、音二郎に周辺を案内されていた芽衣は自分が保護された赤城神社でチャーリーと再会し、自分のいた時代に戻りたければ1か月後の夜に赤城神社に来るように命じられる。芽衣は1か月のあいだ東亰で暮らして多くの人と出会い、口は悪いが根は優しい泉鏡花に心惹かれていく。平成時代に戻りたい思いと鏡花への思い、どちらが大切なのかを認識した芽衣は、チャーリーに自分の決断を伝えるのだった。

関連作品

モバイルゲーム

本作『明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲』は、アプリゲーム『明治東亰恋伽』を原作としている。もともとは恋愛ノベルとしてリリースされていたが、のちにPlayStation Portableで恋愛アドベンチャーゲームとして発売された。続編に『明治東亰恋伽 トワヰライト・キス』と『明治東亰恋伽 Full Moon』がある。『明治東亰恋伽 Full Moon』はアプリゲームとしても配信されており、アプリ独自のタイトルとして『明治東亰恋伽 ~ハヰカラデヱト~』もある。なお、原作ゲーム版では攻略ルートによって綾月芽衣の活動拠点が変化し、漫画版のストーリーは音二郎・鏡花ルートが基となっている。

メディアミックス

劇場アニメ

本作『明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲』の原作ゲーム『明治東亰恋伽』の劇場アニメ版が、2015年7月に『劇場版 明治東亰恋伽 ~弦月の小夜曲~』、2016年5月に『劇場版 明治東亰恋伽 ~花鏡の幻想曲~』というタイトルで公開された。どちらの作品も監督はわたなべひろしが務め、キャストは、綾月芽衣を諸星すみれ、泉鏡花を岡本信彦、川上音二郎を鳥海浩輔が演じている。

TVアニメ

2019年7月から、本作『明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲』の原作ゲーム『明治東亰恋伽』のTVアニメ版『明治東亰恋伽』がTOKYO MX、インターネット配信ほかで放映された。監督は大地丙太郎が務めている。キャストは、綾月芽衣を諸星すみれ、泉鏡花を岡本信彦、川上音二郎を鳥海浩輔が演じている。

TVドラマ

2019年4月から、本作『明治東亰恋伽 朧ノ刻の戯曲』の原作ゲーム『明治東亰恋伽』のTVドラマ版『明治東亰恋伽』がテレビ神奈川ほか全国8局とインターネット配信で放送された。監督は副島宏司が務めている。キャストは、綾月芽衣を伊原六花、泉鏡花をとまん、川上音二郎を山崎大輝が演じている。

実写映画

2019年6月から、TVドラマ版『明治東亰恋伽』の最終回後を描いた実写映画版『明治東亰恋伽』が公開された。監督は副島宏司が務めている。キャストは、綾月芽衣を伊原六花、泉鏡花をとまん、川上音二郎を山崎大輝が演じている。

登場人物・キャラクター

綾月 芽衣 (あやづき めい)

平成時代から明治時代にタイムスリップした女子高校生。タイムスリップした影響で名前以外は覚えておらず、川上音二郎に保護された。義理堅い性格で、音二郎への恩返しと生活費を稼ぐために音二郎が出入りする料亭で仲居として働き始める。記憶喪失とともに物の怪を見ることができる「魂依」という能力に目覚め、魂依が縁で泉鏡花から興味を持たれる。顔を合わすたびに罵られていた鏡花のことを快く思っていなかったが、何度も助けてもらったり、話したりする中で鏡花の本当の人柄を知って少しずつ惹かれていく。

泉 鏡花 (いずみ きょうか)

新進気鋭の戯曲家の男性。毒舌家ですぐに悪態をつくが、素直になれないだけで本当は優しい性格をしている。潔癖症なため、念入りに火を通した物しか食べない。自分の作った戯曲を勝手に演じた川上音二郎とは顔見知りの関係。物の怪を見ることができる「魂依」という能力を持ち、母親の形見から成るウサギの付喪神をつねに連れている。ウサギが好きで、ウサギのグッズを集めている。魂依の能力を持つ綾月芽衣に関心を抱き、交流していく中で気になっていく。

川上 音二郎 (かわかみ おとじろう)

役者をしている男性。女性のようなきれいな顔立ちをしており、夜は女装して芸者として料亭で芸を披露している。人望が厚くて面倒見がいい性格で、名前以外を思い出せない綾月芽衣を自分の部屋に住まわせて仲居の仕事を紹介した。泉鏡花の戯曲を舞台で演じたこともあって鏡花とは顔見知りで、鏡花のことをよく理解している数少ない人物でもある。

クレジット

原案

ドワンゴ/魚住 ユキコ

監修

ドワンゴ/魚住 ユキコ

キャラクターデザイン

かる

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