星屑テレパス

星屑テレパス

大熊らすこの初コミックス化作品。現代日本の高校を舞台に、宇宙人との出会いを夢見る少女・小ノ星海果と宇宙人を名乗る少女・明内ユウが、宇宙を目指して奮闘する姿を描いた青春百合物語。額を寄せ合う「おでこぱしー」をはじめとする少女たちのほほ笑ましいやり取りに加えて、引っ込み思案な海果がロケット研究同好会を立ち上げ、モデルロケットの製作を通して成長していく様子が見どころとなっている。また、演出面の工夫として、ストーリー4コマのフォーマットを踏襲しながらも、物語の要所に4コマの枠組みを逸脱したコマ割りが採用されている。芳文社「まんがタイムきらら」2019年6月号から7月号までゲスト掲載、8月号から連載の作品。ダ・ヴィンチ×ニコニコ「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門ノミネート作品。2023年テレビアニメ化。10月9日からTOKYO MXほかにて放送。小ノ星海果を船戸ゆり絵、明内ユウを深川芹亜が演じる。また、2024年に実写ドラマ化。6月25日からテレビ東京にて放送。

正式名称
星屑テレパス
ふりがな
ほしくずてれぱす
作者
ジャンル
百合
 
青春
レーベル
まんがタイムKRコミックス(芳文社)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

小ノ星 海果 (このほし うみか)

藤野岬高等学校の普通科1年A組に在籍する少女。年齢は15歳。身長151センチ。癖のある青紫色のロングヘアに、三角形を二つ連ねたデザインの髪飾りを二つつけている。趣味は読書で、SFやミステリを好む。国語が得意で、読書感想文での受賞経験もあるが、極度のあがり症のために人前に出ると吃音(きつおん)の症状が出てしまい、その能力を発揮することができない。地球に居場所がないとまで思い詰め、自作ロケットで宇宙に行き、テレパシーを使える宇宙人となかよくなることを夢見ている。「宇宙語辞典」を購入して学校に持ち込むほどの熱の入れようで、宇宙人を名乗るクラスメートの明内ユウに興味を示すものの、声を掛けることができずにいた。しかし、ユウの特殊能力「おでこぱしー」を体感して、彼女が本物の宇宙人であるという確信を強め、いっしょに宇宙を目指すことを約束する。紆余曲折を経て、ユウや副学級委員長の宝木遥乃、不登校の雷門瞬とロケット研究同好会を結成。同好会の会長として、活動に打ち込むようになる。

明内 ユウ (あけうち ゆう)

藤野岬高等学校の普通科1年A組に在籍する少女。宇宙人を自称している。桃色のロングヘアを二つに分け、一部を両側頭部でシニヨンにしている。頭頂部のアホ毛は感情に応じて形が変わる。宇宙語が堪能で、額をくっ付けて思考を読む「おでこぱしー」、探知能力「宇宙人レーダー」、瞬間移動能力「テレポーテーション」なども使用できる。また、あくまで自己申告ながら、「宇宙から降り注ぐ無限のエネルギー」がパワー源で、娯楽としての食事しかしない。灯台で暮らしており、宇宙語で記された航海日誌から、航路変更して地球に来たこと、宇宙船が故障したことを知るが、使命を思い出せずに苦悩している。灯台で目覚めた時ににぎっていた「明内ユウ」の学生証を頼りに入学式に参加し、現在に至る。勉強は苦手ながら、運動は得意。明るい性格で、クラスのムードメーカー的存在として人気を集めている。「宇宙語辞典」を所持していた小ノ星海果に興味を持ち、彼女の孤独と宇宙へのあこがれに触れ、いっしょに宇宙を目指す盟友となる。

書誌情報

星屑テレパス 4巻 芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉

第1巻

(2020-07-27発行、 978-4832272057)

第2巻

(2021-09-27発行、 978-4832273085)

第3巻

(2022-10-27発行、 978-4832274099)

第4巻

(2023-09-27発行、 978-4832274860)

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