月とサンダル

月とサンダル

小林弘一と鳴海東洋、井田良と橋爪秀という2組の同性愛カップルの日常を描いたボーイズ・ラブ漫画。さまざまな出来事を経て関係を深めていく4人の姿を、周りで見守る人々の心情も絡めて描く。2巻完結で、1巻には「花音」1994年10月号から1996年2月号にかけて掲載された作品を収録。2巻には1996年8月から1999年5月にかけて同人誌で発表された作品が収録されている。

正式名称
月とサンダル
ふりがな
つきとさんだる
作者
ジャンル
同性愛
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概要・あらすじ

高校2年生の小林弘一は、世界史の教師である井田良に密かに想いを寄せている。ある日、小林は気持ちを伝えようと井田のアパートを訪ねるが、井田が恋人の橋爪秀とキスしているところを目撃し、身を引くのだった。その後、小林は友人の鳴海陸子から、兄の鳴海東洋を紹介される。当初は彼のわがままな言動に反発していた小林だったが、東洋の優しく素直な一面を知り、次第に心惹かれていく。

登場人物・キャラクター

小林 弘一 (こばやし こういち)

地元の公立高校に通う2年生の男子で、年齢は16歳。料理が趣味で、毎日自分で弁当を作っている。同じく料理が得意な鳴海陸子と昼休みにおかずの交換をしており、その延長で苦手な英語の試験対策も陸子に頼っている。世界史の教師である井田良に想いを寄せていたがあえなく失恋。その後、陸子の兄である鳴海東洋に心惹かれ、熱烈なアプローチを繰り返す。 群を抜いた長身から周りに近寄りがたい印象を与えるが、性格は気さくで男女共に好かれる好青年である。

鳴海 東洋 (なるみ とうよう)

小林弘一が通う高校の1年先輩で、鳴海陸子の兄。年齢は17歳。陸子が交通事故で入院したのをきっかけに、試験対策として小林に英語を教える。交換条件として、妹が作れなくなった昼休みの弁当を、小林に作ってもらうことになった。成績優秀だが傲慢な性格で、弁当のおかずに文句をつけるなど高圧的に接する。だが、料理上手で勉強の飲み込みも早い小林に一目置くようになり、心を開いていく。 性格の悪さから、小林からは「ジャイアン」と呼ばれている。

井田 良 (いだ りょう)

小林弘一が通う高校の新任男性教師。教科は世界史を担当している。高校時代のクラスメイトである橋爪秀と交際中で、付き合い始めて8年の間柄。そろそろ同居をと考えて部屋を探しているが、親族ではない男性2人の入居は歓迎されず、難航している。温厚な性格で物腰が柔らかい一方、気持ちが高ぶると激しく感情をぶつける一面もある。

橋爪 秀 (はしづめ しゅう)

井田良の恋人の男性。井田とは高校時代からの付き合いで、交際を始めて8年目になる。現在は板前をしており、京都の有名な料亭から引き抜きの声がかかるほどの腕前。誠実な青年で井田を心から愛しているが、寡黙な性格が災いして、時おり彼を不安にさせることもある。

鳴海 陸子 (なるみ りくこ)

小林弘一のクラスメイトで、鳴海東洋の妹。小林に恋心を抱いており、弁当のおかずを交換したり、英語の試験対策に協力したりと親しく接している。小林が井田良に想いを寄せていることを知りながらも、正面から気持ちを伝える真っ直ぐで芯の強い少女。結果として失恋することになるが、小林の「これからもずっと友達でいてほしい」という願いを聞き入れ、交友関係を継続。 交際を始めた小林と東洋の良き理解者となる。

杉田 かおり (すぎた かおり)

橋爪秀が開店した和風料理屋で板前として働く女性。年齢は28歳。橋爪の料理に惚れ込み、頼み込んで雇われた。腕のいい板前で、橋爪とは互いに料理の腕を学び合う良い関係を築いている。井田良との関係は橋爪から聞かされており、セクハラのない職場という意味でも居心地の良さを感じている。

大河内 (おおこうち)

鳴海東洋が大蔵省に就職した際に上司となった女性。東洋が食べていた小林弘一のお手製弁当を見て、彼女の手作りかと勘ぐっていた。恋人が男性であることを東洋からカミングアウトされた後も、彼らの恋を応援するおおらかな人物。

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