木造迷宮

木造迷宮

元教師で今は三文小説家のシバタニコーイチと、彼の家で住み込みで働く女中のヤイとの使用人以上恋愛未満な生活を、ほのぼのとした雰囲気で描く。元は同人誌作品だが、登場人物は異なる。登場人物がほぼ同じのプロトタイプ作品『ネコとコロッケ』もあり、そちらのヤイは背中に虫の刺青があった。

概要

三文小説家として細々と暮らすシバタニコーイチには、よくできた女中がいる。彼女の名はヤイ。不摂生な生活を心配したいとこのサエコが連れてきた、若くて美しく、家事も得意な女性である。不慣れな生活にやや戸惑うヤイと、若い女性に戸惑うコーイチ。そんな二人だが、しだいに心が打ち解け、やがてそれぞれにとってかけがえのない間柄になっていく。

登場人物・キャラクター

主人公

名字は不明。シバタニ家で女中として住み込みで働く女性。主人のシバタニコーイチのことは「ダンナさん」と呼んでいる。髪型はセミショートで、顔立ちは子供のように幼い可愛らしい女性。着物と割烹着が普段着。性格... 関連ページ:ヤイ

主人公

ただし、『木造迷宮』のパイロット版とでもいうべき同人誌版の方である。長身でメガネをかけたキツい雰囲気の美女。クラタカロボット工学研究所に務めるダンナさんのもとで女中をしている。家事は有能だが、先代が和... 関連ページ:百目

世間の片隅で三文小説を書いている小説家。名前は漢字だと「柴谷広一」となる。お手伝いさんのヤイからは「ダンナさん」と、いとこのサエコからは「兄さん」と呼ばれている。大柄な体格で、度の強い丸くて小さなメガ... 関連ページ:シバタニ コーイチ

シバタニコーイチのいとこ。柴谷不動産で不動産の仕事をしている、ショートカットで眼鏡をかけた美人。プロポーションも抜群。性格は気が強く、普段は仕事一筋。コーイチのことは「コーイチ兄さん」または「兄さん」... 関連ページ:シバタニ サエコ

『木造迷宮』に登場する犬。マルカとチョメ坊が拾った捨て犬で、ヤイと3人で神社の境内の隅で育てていた。ダンナさんことシバタニコーイチは犬が大の苦手だったが、ヤイたちにほだされてシバタニ家で飼うことになっ... 関連ページ:ワンコ

柴谷不動産の従業員で、シバタニサエコ直属の部下。温厚な青年で、サエコの仕事にはいつもお供している。サエコがいとこのコーイチからもらったイヤリングを紛失したときは、有給休暇を使って探し回るほど、彼女に献... 関連ページ:キタムラ ケイゾウ

ヤイと一緒にワンコを拾った近所の子供。サイドに髪の毛をまとめている女の子がマルカで、ザンギリ頭の男の子がチョメ坊。ワンコを拾った後も、ヤイと一緒にツクシを摘んだり、駄菓子屋で遊んだりと、ヤイのいい友達... 関連ページ:マルカとチョメ坊

シバタニコーイチが小学校の先生だった頃の教え子。ボーイッシュな女の子で、今は学校を辞めて自転車で全国各地を放浪している。お屋敷でメイドとして働いていたこともあり、コーイチの家に1泊したときはメイド姿を... 関連ページ:ミカネ

学校にろくに行かず、ケンカばかりしている不良少年だが、出会い頭にぶつかったヤイに一目惚れしてしまう。ダンナさんことシバタニコーイチのことを勝手にヤイをいじめる悪い奴と思い込み、彼女の役に立とうと色々と... 関連ページ:リュウゾウ

シバタニコーイチが常連客として来ている喫茶「木もれ陽」の看板娘。ツインテールに丸メガネが特徴的な少女。図書委員もしており、周囲にはあまり理解されていないが柴谷広一の小説の大ファンである。だが作家柴谷広... 関連ページ:セッコ

ヤイが大旦那のもとで暮らしていた頃、近所に住んでいた少年。お使いの途中だったヤイに、けん玉やベーゴマといった遊びを教えていた。ヤイがお使いを忘れて遊んでいたため、罰として夕飯抜きになったときは、仲間と... 関連ページ:ゲンタロウ

捨て子だったヤイを拾って育てた人物。寡黙かつ厳格な雰囲気の大男でカイゼルひげが特徴的。7歳になったものの、学校に通っていないヤイのために本を与えて、読み書きそろばんといった初等的な教育を授けた。ヤイ以... 関連ページ:大旦那

ヤイたちが暮らす街にある杉崎写真館の女主人。三白眼だが長身でロングヘアな20代前半の美女。祖父から受け継いだ写真館のオープン前に、店で飾る写真を何にするか悩んでいたとき、通りがかりのヤイを見つけて彼女... 関連ページ:スギサキ トモヨ

シバタニコーイチとは同じ大学の同じ学科で、ともに教職を目指していた仲。本来は小説家希望だが親の意向で教員を目指していたコーイチが、教員になる意思を固めたのは彼女の存在があったからである。コーイチとはや... 関連ページ:マミコ

場所

シバタニ家

ヤイの住み込み先。昭和の雰囲気を残した木造2階建ての民家で、庭には柿の木が生えている。教師を辞めて小説家の道に進んだシバタニコーイチのため、いとこで不動産業のサエコが用意した。 関連ページ:シバタニ家

喫茶「木もれ陽」

セッコの祖父が経営する喫茶店。シバタニコーイチは昔からの常連客。かつて、この街に住んでいた頃のマミコも、この喫茶店を愛用していた。モーニングセットは「目覚ましプレンド(濃い目)」、「ベーコンエッグ&ウ... 関連ページ:喫茶「木もれ陽」

その他キーワード

遅咲きの桜

ヤイがダンナさんことシバタニコーイチと街のあちこちを散歩しているときに偶然見つけた、遅咲きの桜の木。ヤイはまた桜が咲いたら、ダンナさんやお友達と一緒にお花見がしたいと言っていた。コーイチと彼のかつての... 関連ページ:遅咲きの桜

柴谷広一の著作

『木造迷宮』の登場人物ダンナさんことシバタニコーイチが書いた小説。これまで「夕ぐれに…」「花の君」「雨音」「月明かり」「夢の夜」「潮騒」「枯れ葉の詩」などが刊行されている。いずれも著者名は漢字の「柴谷... 関連ページ:柴谷広一の著作

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