概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
村井 (むらい)
私立建部学園高等学校の特進クラスに在籍する2年生の男子。年齢は17歳。特進クラスでもトップレベルの学力を誇る。ふだんは温厚な性格ながら、あきらめが悪く、人の話を聞かずに自分のペースで奇妙な行動を起こす傾向があるため、変人と認識され、同じ変人の桐山や平井と仲がいい。しかし、桐山の本心を言い当てるなど、決して他者の気持ちに鈍感なわけではない。担任教師の田中彩乃に好意を寄せており、進路相談で「田中先生と結婚する」と言い切って田中を呆(あき)れさせたことがある。当初は天才ベーシストであるTenTenの影響で黒髪ロングヘアにしていたが、田中から「その髪型は気に入らない」と言われたことで、金髪ショートヘアにイメージチェンジした。その結果、田中が入れ込んでいるゲームキャラクターの春夏秋冬とそっくりの姿になり、彼女を大いにうろたえさせる。クラスメイトからは田中への恋路を応援されており、彼らのアドバイスをもとに田中への思いを成就させようと行動を起こす。だが、肝心の村井自身と田中が互いにカンちがいしているため、なかなか関係は進展しない。「太男」と呼ばれる猫を飼っており、かわいがっている。
田中 彩乃 (たなか あやの)
私立建部学園高等学校の女性教師。特進クラスに在籍する村井の担任を務めている。年齢は24歳。ふだんは生真面目で厳格に見えることから、一部の生徒たちから「鉄仮面の鉄子」というあだ名で呼ばれている。しかし実際は、乙女ゲームとその関連イベント以外にいっさいの興味を持たない隠れオタク。忠実に職務を果たしているように見えるが、単純に早く仕事を切り上げてゲームをしたいだけである。さらに、感情が極限まで高まると想像を絶する怪力を発揮したり、心の中で俳句を詠(よ)むクセがあるなど、村井同様に変人ぽい性質を持つ。現実の人間は嫌いで、なんの関心も持っておらず、村井のことは当初からただの生徒の一人としか思っていなかった。好きと言われても何一つ心を動かされることはなかったが、散髪した彼が、入れ込んでいるゲームキャラクターの春夏秋冬とそっくりだったため、彼を直視できなくなる。それからは、村井に春夏秋冬の姿を重ねることでたびたび混乱に陥り、その影響から村井に負けず劣らずの暴走を繰り広げる。
書誌情報
村井の恋 7巻 KADOKAWA〈ジーンLINEコミックス〉
第1巻
(2018-12-15発行、 978-4040653334)
第2巻
(2019-05-15発行、 978-4040657004)
第3巻
(2019-11-15発行、 978-4040641492)
第4巻
(2020-08-12発行、 978-4040646213)
第5巻
(2021-03-15発行、 978-4046801081)
第6巻
(2021-10-15発行、 978-4046806307)
第7巻
(2022-06-15発行、 978-4046813824)