あらすじ
レバーテンが持ってくるタラレバ相談者のドブレターは、今日も心をえぐるような過激で辛辣な体験談であふれていた。不毛な不倫を終わらせて前を向く方法、10年以上の交際期間をものともせずに、ほかの女性とあっさり入籍する男性の心理、突然離婚を言い渡された熟年女性の悩みなど、15歳から40代までの幅広い年齢層の女性からの相談を分析し、今日もタラマスターは辛辣ながらも温かい回答を寄せていく。それらはすべて、タラレバ相談者がきちんとつらい過去と向き合い、乗り越え、後悔のない未来へと進んでほしい気持ちからだった。
登場人物・キャラクター
タラマスター
「タラレBar」で悩めるタラレバ相談者の相談に乗っている、タラの白子が擬人化した存在。語尾に「タラ」を付けてしゃべることが多い。レバーテンが持ってきたタラレバ相談者のドブレターに親身に寄り添い回答する。
レバーテン
「タラレBar」で悩めるタラレバ相談者の相談に乗っている、レバ刺しが擬人化した存在。語尾に「レバ」を付けてしゃべることが多い。タラレBarに寄せられた多数のタラレバ相談者からのドブレターを選り分けてタラマスターに届ける役割を担っている。タラマスターと共にタラレバ相談者に親身に寄り添っていっしょに泣き、いっしょに怒るタラマスターの右腕的な立場となっている。
タラレバ相談者 (たらればそうだんしゃ)
「タラレBar」に恋愛や結婚に関する相談事を投函する悩める女子たち。彼女らが熱心に書き上げた手紙にはタラレバの怨念が籠り、どんなにかわいい柄のレターセットでもドブ色に変色してしまう。「ドブレター」の通称で呼ばれるその手紙の内容に、タラマスターとレバーテンは恐怖しながらも的確で辛辣ながら愛のある回答をしていく。
その他キーワード
ドブレター
「タラレBar」に届くタラレバ相談者からの手紙。手紙の内容は結婚を視野に入れた恋愛に関する女性の悩みがほとんどである。そのためタラレバの怨念が籠り、どんなにかわいいレターセットでもドブ色に変色してしまうため、タラマスターとレバーテンにより「ドブレター」と命名された。もともと「タラレBar」は『東京タラレバ娘』の一コーナーだったが、連載終了後も講談社「Kiss」編集部にドブレターが届き続けたため、『東京タラレバ娘』の番外編として『東京タラレバ娘番外編 タラレBar』が描き下ろされ、コミックス化された経緯がある。
ベース
東京タラレバ娘 (とうきょうたらればむすめ)
33歳の独身女性3人組が、「結婚していない」という事実に悩みながらも、それぞれの幸せを模索して恋と仕事に生きる大人のラブストーリー。「Kiss」'14年5月号から連載の作品。 関連ページ：東京タラレバ娘
関連
東京タラレバ娘 リターンズ (とうきょうたらればむすめ りたーんず)
東村アキコの『東京タラレバ娘』の続編。ある日、自身の幸せの形に悩みながらも仕事に邁進する鎌田倫子のもとに、親友の香から電撃結婚するとの報告が入る。30代女性の仕事や恋愛、結婚に対する葛藤をリアルに描い... 関連ページ：東京タラレバ娘 リターンズ
東京タラレバ娘 シーズン2 (とうきょうたらればむすめ しーずんつー)
東村アキコの『東京タラレバ娘』シリーズの一つ。『東京タラレバ娘』とは異なる新たな主人公、廣田令菜が恋愛や将来の夢に悩みながら人生を模索し、最終的に結婚して楽しい家庭を持つことを目指す姿を描いたラブコメ... 関連ページ：東京タラレバ娘 シーズン2
書誌情報
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