東京BONごはん~おウチで作る名店の味~

あこがれの街、東京は日本橋へと引っ越して来た一組の夫婦が、街で見つけた名店の美味しい料理を、家庭で再現するためのアレンジレシピを添えて紹介していく日常系のグルメ漫画。「おとなの週末」の2014年4月号から2015年7月号までと、「漫画ゴラク増刊酒楽」の2013年9月号と2014年1月号に掲載された。

正式名称
東京BONごはん~おウチで作る名店の味~
ふりがな
とうきょうぼんごはん おうちでつくるめいてんのあじ
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

あこがれの日本橋へ引っ越し、晴れて中央区民となった妻・こまこと夫・いさくの夫婦。荷ほどきもほどほどに、腹ごしらえに出かけた二人は、日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」を訪問。しかし、いさくはオムライスかカツカレーかで悩み抜いた末、なぜか魚介ミックスフライを注文し、心残りしたまま退店する事になってしまう。その週末、いさくは特製のオムライスを作って心残りを解消し、妻のこまこに振る舞うのだった。(第1話「日本橋「たいめいけん」のオムライス」)

こまこといさくは、噂のイタリアンを食すために銀座にある「俺のイタリアンTOKYO」までやって来た。人混みが苦手ないさくは、アトラクション並みの行列と、お客でぎゅうぎゅうになった狭い店内に辟易するが、安くて美味しい食事と、店員の細やかな気配りに感動し、心の中で自分の敗北を悟る。翌週末、イタリアンが好きなこまこのために、自宅でパスタ料理を作っていたいさくのもとに、こまこが職場の同僚や後輩を引き連れて帰宅する。(第2話「銀座「俺のイタリアンTOKYO」のズッパとパスタ」)

とある夜、やたらと不機嫌なこまこに対し、その理由を問ういさく。こまこは、日中に訪れた「日本橋だし場 はなれ」で、数量限定のメニュー「だし炊き込み御前」が食べられなかった事を明かす。それに触発されたいさくは、さっそく翌日に「日本橋だし場 はなれ」を訪問するが、すでに店の前は行列でいっぱいだった。隣接する姉妹店の「だいBAR」で一杯ひっかけたいさくは、帰宅後に炊き込みご飯を作り、こまこを大いに喜ばせる。(第3話「COREDO室町2「日本橋だし場 はなれ」のだし炊き込みごはん」)

こまこといさくは、いさくの両親と妹の家族を連れ、日本橋・COREDO室町の地下1階にあるタワーダイニングまでやって来た。6店舗のメニューを自由にシェアして出前できるという、フードコートと普通のお店のいいとこ取りなシステムに大満足する一行だったが、いさくだけはメニューをみんなで小分けにし、料理を一口ずつしか食べられなかった事を不満に思っていた。いさくは翌日、こまこの作ってくれた焼き塩親子丼を食し、その不満を晴らす。(第4話「COREDO室町「タワーダイニング」でいろいろごはん」)

こまこといさくは、東京駅の地下に広がる八重洲地下街の南インドカレーの専門店「エリックサウス」を訪れる。そこでランチミールスを注文した二人は、さまざまな味の本格派のカレーを堪能する。数日後、バターチキンカレーを食べたくなってしまったいさくは、工夫をこらした特製のチキンカレーを調理する。(第5話「「八重洲地下街」で本格派南インドカレー」)

いさくは、冷房に当たりすぎて体調不良になり、何もやる気が起きなくなってしまった。そんな時、こまこがネットで注文していた「ぎょうざの丸岡」の手作り生餃子が家に届く。30個を焼き餃子、10個を水餃子にして食す事に決めた二人は、ジューシーな餃子をビールでひたすら流し込み、夏場を乗り切る英気を養うのだった。(第6話「「ぎょうざの丸岡」で人気の餃子をお取り寄せ」)

猛烈にカツレツが食べたくなったこまこの要望に応え、いさくは苦心して重ねビーフカツレツを作り、こまこに振る舞う。それはそれで美味しかったが、もっとカツレツの真髄に迫りたくなったいさくは、勉強のため単身で銀座にあるカツレツ発祥の店「煉瓦亭」を訪れる。洋食店の懐かしいカツレツやハヤシライスを堪能したいさくは、店のレトロな雰囲気にも影響され、帰宅後もしばらくノルタルジーな気分に浸るのだった。(第7話「銀座「洋食煉瓦亭」の伝統カツレツ」)

こまこは鳥料理の老舗「都鳥」で、友人と共に女子会をする事になった。大失恋したばかりの友人に気を使い、大好物のせせりやささみわさび和えを十分に食べられなかったこまこは、翌日もそれらの食べ物を思い起こしてはもやもやしていた。そんな彼女を見かねたいさくは、特製の鳥わさを作って、こまこを大喜びさせる。(第8話「京橋「都鳥」で“ふんわり”鳥わさ」)

ここのところ仕事が立て込んで忙しかったいさくは、ありあわせの食材でカレーうどんを作って食べていた。ところが、帰宅後にその姿を見たこまこに、抜け駆けした事を責められてしまう。いさくは、埋め合わせとして仕事前のこまこを築地市場に連れて行き、「虎杖 裏店」で存分に小えび天ぷらカレーうどんを食べさせる。(第9話「築地「虎杖 裏店」の小えび天ぷらカレーうどん」)

こまこといさくは、もつ鍋の専門店「築地ふく竹 本店」で晩餐をする事になった。巨大な明太子が乗った明太もつ鍋を見て、テンションが上がりっぱなしのこまことは対照的に、モツを苦手にしているいさくは、恐る恐る料理に箸をつけていく。そこでもつ鍋の美味しさを堪能したいさくは、後日自宅で行われたな鍋パーティーで、もつ鍋のエッセンスを取り入れた野菜たっぷりのソース鍋を披露する。(第10話「築地「築地ふく竹 本店」の明太もつ鍋」)

鯨の特集番組を観ていたこまこから、昔はどうやって鯨を食べていたのかを聞かれたいさく。給食の話をしているうちに郷愁に駆られ、久しぶりに鯨が食べたくなったいさくは、鯨専門「東京海洋資源研究所」から鯨肉を取り寄せる。ミンククジラとイワシクジラを刺身と竜田揚げでいただいた二人は、予想を大きく超える美味しさに驚くのだった。(第11話「鯨専門卸「東研」のお取り寄せ鯨セットで竜田揚げ」)

こまこといさくは、こまこの母親と妹といっしょに、両国のちゃんこ料理屋「ちゃんこ川崎」で食事をする事になった。いさくは、相撲の専門用語に詳しいこまこの妹の解説と、こまこの母親の素朴な食レポを聞きながら、美味しいちゃんこを堪能する。後日、いさくはちゃんこに入っていた美味しいつくねを思い出しながら、つくね鍋とつくねバーグを作る。(第12話「両国「ちゃんこ川崎」のつくね&つくねバーグ」)

ホワイトデーの2日前、いさくはバレンタインデーにこまこからもらったチョコレートのお返しの品を探すため、上野のアメ横までやって来た。センタービルの地下食品街を冷やかしたあと、毛ガニを購入して帰宅したいさくは、ホワイトデー当日にカニの身をふんだんに使ったカニボールとフォーを作り、こまこをいたく喜ばせる。(第13話「上野「アメ横」巡りで贅沢カニボール&簡単フォー」)

こまこといさくは、映画を鑑賞した帰りに食事をするため、日本橋にある三重県のアンテナショップ「三重テラス」に立ち寄る。いさくは、先ほど観た映画が「王道」過ぎてつまらなかったというこまこの不満を汲み、松阪牛や伊勢海老をはじめとする三重県の「王道」をあえて外したメニューをチョイス。後日、いさくは三重の菜の花を使ったペペロンチーノを作り、「王道」以外の地味な料理をさらに研究する。(第14話「「三重テラス」で菜の花とベーコンの春のペペロンチーノ」)

いさくは、仕事の打ち合わせを済ませた帰りに秋葉原を探索する事になった。そこでランチパックの専門店「ランチパックSHOP」に立ち寄ったいさくは、うどんや梅じゃが&チーズなど、一風変わったランチパックをまとめて購入し、さまざまな味を堪能する。いさくは、それらのマイナーなランチパックに遊び心をくすぐられ、ちょっと変わった大人のサンドイッチの調理に取り組む。(第15話「秋葉原「ランチパックSHOP」風おとなの遊びサンド」)

こまこといさくは、銀座にある魚河岸料理「佃喜知」にやって来た。美味しい煮物に舌鼓を打っていたいさくは、和食料理人だった祖父の事を思い出す。半月後、質のいいかれいの切り身を手に入れたいさくは、かれいとごぼうの煮物を作り、こまこといっしょに再び煮物を楽しむのだった。(第16話「銀座「佃喜知」老舗の煮物2種」)

登場人物・キャラクター

こまこ

つねに明るく、テンションが高めなかわいらしい女性。年齢は38歳。大手出版社に勤務しており、食べる事がなにより好き。夫のいさくと共にあこがれの日本橋へと引っ越し、周辺にある数々の名店を訪問しては、さまざまな料理に舌鼓を打っていた。美味しい料理を食べるためなら、数時間行列に並ぶ事もいとわない根っからの食いしん坊。そのぶん、食べ物に関する執着心がかなり強く、数量限定のメニューが品切れだったり、女子会で目当ての料理を友人に食べられると、帰宅後に悶々としてしまう。 食べ方はあまり綺麗な方ではない。

いさく

長身で無口な男性。年齢は46歳。彫りの深い整った顔立ちをしているのが特徴。職業はイラストレーター兼主夫で、妻であるこまこといっしょに日本橋に引っ越した。料理上手で、名店を巡った際に得たインスピレーションをもとに、いろんな料理を作っては、こまこに振る舞っていた。腰痛持ちなため、長時間立ったり並んで待つのを苦手としている。 祖父は和食の料理人で、本人も料理人にあこがれを抱いていたが、口下手で客とロクに交流できないという理由により、その道を断念した。

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