栄一 ~渋沢栄一伝~

栄一 ~渋沢栄一伝~

1840年、現在の埼玉県深谷市血洗島の農家に生まれた渋沢栄治郎は、農民から武士となり、一橋慶喜に士官して活躍。その後、「日本資本主義の父」とまで呼ばれるようになる、偉人の渋沢栄一の生涯を描いた歴史大河ロマン。小学館「月刊!スピリッツ」2020年8月号より連載を開始。

正式名称
栄一 ~渋沢栄一伝~
ふりがな
えいいち しぶさわえいいちでん
作者
ジャンル
自伝・伝記
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊1巻
関連商品
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概要・あらすじ

1847年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市血洗島)。7歳になった渋沢栄治郎は、藍葉の買い付けに行く父の渋沢市郎右衛門に同行することを願い出る。渋沢家は藍作、藍玉製造を生業としており、ほかの農家が育てた藍葉の買い付けも積極的に行って財を成していた。父といっしょに隣村の丸岡家を訪れた栄治郎は、丸岡家の藍葉を「今まで見た中でも最低の品質」と正直に言ってしまう。実際、丸岡家では、増産ばかりを考え、品質は二の次だったのだ。怒った丸岡家の当主は、栄治郎に謝罪を要求。あやまらないと、隣村から渋沢家に藍葉は売らないようにすると脅しをかけてきた。栄治郎は謝罪を拒むが、父の市郎右衛門の説得で、近隣の藍農家の寄合であやまることになる。寄合当日、栄治郎は集まった藍農家全員に紙を配る。それは、近隣の藍農家の番付表だった。番付表で最下位の「序の口」にランクされた丸岡家当主は怒り狂うが、集まったほかの藍農家の人々は、番付表の正確さに感心しきりであった。栄治郎は、番付表があることで、みんなが横綱を目指して切磋琢磨するだろうと考えたのだ。幼い頃から未来を見る能力に長けていた栄治郎は、江戸、明治、大正、昭和という激動の時代を生き抜き、教育・社会事業、民間外交などに熱心に取り組んでいく。

登場人物・キャラクター

渋沢 栄治郎 (しぶさわ えいじろう)

1840年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市血洗島)の農家に生まれる。初登場時は7歳。幼い頃から家業である藍玉製造を手伝う。17歳の頃、いとこである尾高塾塾長の尾高惇忠のもとで尊皇攘夷思想と出会い、ある事件をきっかけに倒幕を志す。その後江戸に遊学し、北辰一刀流千葉道場に入門。1863年、尾高惇忠、いとこの渋沢喜作らと高崎城の乗っ取りを計画するが、惇忠の弟である尾高長七郎の説得で中止。翌年、京都に向かい、そこで一橋慶喜の側近である平岡円四郎と知り合い、慶喜に仕えることになる。実在人物である渋沢栄一がモデル。

書誌情報

栄一 ~渋沢栄一伝~ 1巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2021-01-29発行、 978-4098608379)

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