桃組プラス戦記

日本童話から日本昔ばなしまで、さまざまな登場人物が織りなす学園アクションコメディ。「月刊Asuka」2005年5月号から連載中。

正式名称
桃組プラス戦記
ふりがな
ももぐみぷらすせんき
作者
ジャンル
アクション
 
ギャグ・コメディ
 
青春
レーベル
あすかコミックス(KADOKAWA)
巻数
既刊22巻
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概要・あらすじ

愛譚学園に転校してきた桃園祐喜は、転校初日に日本昔ばなしの「桃太郎」の生まれ変わりであることを告げられる。桃太郎のお供であった獣たちも祐喜同様に人間に生まれ変わっており、祐喜は3人の仲間と共に前世で退治したの呪いを解くために奔走する。他の日本昔ばなしの登場人物の生まれ変わりたちも加わって、ハイテンションな学園生活が展開されていく。

登場人物・キャラクター

桃園 祐喜 (ももぞの ゆうき)

愛譚学園普通科1年生で、「桃太郎」の生まれ変わりの男子。桃太郎として退治した鬼から呪いを受け、トラブル吸引体質になってしまった。雉乃木雪代、高猿寺咲羽、犬飼雅彦の協力のもと、トラブル吸引体質を改善するために現代に生まれ変わった鬼の課題をクリアすることに挑んでいる。椀野針也とは同じ鬼の課題をクリアするために、共同戦線を張っている。 覚醒具は「鬼美弾護(きびだんご)」。

雉乃木 雪代 (きじのぎ ゆきしろ)

愛譚学園国文科1年生の女子。雉の家に60年ぶりに生まれた由緒正しい獣基。雉なので鳥目である。お供の3人の中では獣基の血を一番濃く受け継ぎ、幼い頃覚醒したあとは桃太郎を見つけることに熱心だった。覚醒具は「螺鈿(らでん)」で、普段は頭の後ろに付けている。

高猿寺 咲羽 (こうえんじ さわ)

愛譚学園体育科1年生の男子。猿の家に生まれ、桃園祐喜とは従兄弟同士。祐喜のお供の3人の中では、一番攻撃力が高く、一番喧嘩っ早い。お供の中で一番最初に祐喜と仲良くなり、呪いの解除のクリア方法を検討したり強化合宿に連れて行くなど、鬼の課題をクリアするために積極的に行動している。覚醒具は「紅蓮(ぐれん)」で、普段は腕に付けている。

犬飼 雅彦 (いぬかい まさひこ)

愛譚学園理数科1年生の男子。戌の家に生まれ、猿の次に獣基が生まれやすい家系に育った。基本は丁寧な物腰だが、桃園祐喜のことになると異常なまでにハイテンションになる。祐喜がいる寮に入りたいと思っているが、実家を出るに出られず葛藤している。覚醒具は「牙厳(がげん)」で、普段は腕に付けている。

川原 涼一 (かわはら りょういち)

愛譚学園家政科2年生の男子。「桃太郎」のおばあさんの生まれ変わりで、男女逆転組。そのため、男性ながら物腰が非常に柔らかい。家政科の機美鶴の一番弟子であり、現代最高峰の縫い物のプロの称号「細工縫術師」を持つ。京野桜子が尊敬している先輩。

柴浦 清子 (しばうら きよこ)

愛譚学園農業科2年生の女子。「桃太郎」のおじいさんの生まれ変わりで、川原涼一と同じく男女逆転組。見た目は美少女だが男らしく、男子の多い農業科のリーダー的存在。涼一とは恋人を通り越して夫婦のような関係で、彼と同じく京野桜子が尊敬している先輩。

鬼美 (きび)

覚醒具「鬼美弾護」の人格を持つ男性。具現化すると、その時の「鬼美弾護」の形態によって衣装が変わる。口調は京都弁で、常に桃園祐喜のことを心配している。なお「鬼美弾護」の形態はシャープペン、こうもり傘、ステッキ、立方体、巨大な鋏など、多種多様。

椀野 針也 (わんの しんや)

愛譚学園国文科1年生の男子。「一寸法師」の生まれ変わり。20歳までに3人の鬼を倒さないと、この先一生背が伸びないという呪いを受けている。桃園祐喜のようにお供はいないが、祐喜と共同戦線を張って鬼の呪いを解くことに挑んでいる。覚醒具は「針印刃(しんいんじん)」の他に「天印椀(てんいんわん)」「天印箸(てんいんばし)」がある。

京野 桜子 (きょうの さくらこ)

愛譚学園家政科1年生の女子。「一寸法師」に登場する姫の生まれ変わりだが、身長182センチと大柄でヤンキー顔の残念な人。家政科に在籍していることもあって料理は得意なのだが、裁縫は苦手。覚醒具は「打出の大槌(うちでのおおづち)」。

暮内 紅 (くれうち こう)

愛譚学園芸能学科1年生の男子。「泣いた赤鬼」に出てくる赤鬼の生まれ変わり。一見クールな雰囲気ながらとても優しく、社交的な性格のため芸能学科に入り、友達作りに勤しんでいる。だが、友達作りはことごとく竜胆宵藍に邪魔をされており、桃園祐喜に会うまでは人間の友達ができなかった。

竜胆 宵藍 (りんどう しゃおらん)

愛譚学園商業科1年生の女子。「泣いた赤鬼」に出てくる青鬼の生まれ変わり。一見優しそうな外見だが、幼馴染の暮内紅に理不尽なことをよく要求している。紅に対する理不尽な行動は単なるツンデレの反動であり、紅が出ているポスターやグッズを密かに集めている。

柳 裏葉 (やなぎ うらは)

愛譚学園声楽科1年生の男子。「鬼のパンツ」の歌のモデルになったとされる、緑鬼の生まれ変わり。本業は最年少のボーイ・ソプラノのソリストで、声楽界の売れっ子。獣基の3人が「鬼のパンツ」を覚えてからは毎日下校時に歌うようになったため、柳裏葉の心象を逆なでしていたが、桃園祐喜が曲名と歌詞を「鬼のスーツ」に変えたことで機嫌をなおし、鬼の呪いを解いた。

白峰 涅人 (はくほう くりひと)

愛譚学園高等部生徒会長。学科学年は不明の男性。鬼のリーダーであり、撫子鴇羽の兄。学園に関わる人間の顔と名前、学科まで暗記している凄い人物だが、あわて者でよく転んでいる。鬼としての冷酷な部分と生徒会長としての学園を愛する部分の両面を持っているが、どちらが本性なのかは不明。

樗 桔梗 (おうち ききょう)

愛譚学園芸術学科漫画専攻の1年生の男子。「こぶとりじいさん」に出てくる紫鬼の生まれ変わりの牛鬼。牛鬼は武闘派の鬼で、椀野針也と京野桜子を一瞬で倒したほどの力を持つ。武術での戦いでは、桃園祐喜と獣基の3人が最も苦戦した相手でもある。重度のオタクでヒロインアニメに夢中。

撫子 鴇羽 (なでしこ ときは)

愛譚学園専門知識修得科1年生の女性。「大工と鬼六」に出てくる桜鬼の生まれ変わり。武闘系の力はないが、言霊使いであるため、言霊で相手を縛ることができる。反面、口を塞がれるとなにもできなくなるという弱点も持つ。普段はかなりのビビリ屋で、桃園祐喜が近づくだけでも萎縮する。

羊原 こうじ (ひつじはら こうじ)

愛譚学園普通科1年生の男性。干支の未の生まれ変わり。歴代の未の中でも超レアな「黄金福禄獣」で、レア度は数百年に一度生まれるかどうかといわれている。具体的な特殊効果としては、普通の人なら宝くじの一等賞が当たったり、ハリウット俳優が恋人になったりするなど、ありえない効果がある。しかし、桃園祐喜の場合のその効果はトラブル吸引体質を、それ以前のちょっとトラブルに遭いやすいトラブル吸引体質にまで戻す程度のものである。

高円寺先生 (こうえんじせんせい)

桃園祐喜のクラス担任の男性。祐喜と高猿寺咲羽の叔父で、高猿寺家の長男でもある。生まれ変わりについてもある程度は知っているが、本人はなんの力もない一般教職員なので、祐喜と獣基の3人を陰から見守っている。お金に対しては強欲でボーナスが関わると人が変わる。

機 美鶴 (はた みつる)

愛譚学園の家政科の先生。「鶴の恩返し」に出てくる鶴の生まれ変わり。川原涼一の裁縫の師匠であり、涼一と共に現代最高の縫術師の称号である「細工縫術師」を所持している。凄まじいスピードで縫い物を作成するため、生徒からは授業がわかりにくいと酷評されている。

集団・組織

専門知識修得科 (せんもんちしきしゅうとくか)

呪術師などの血を引く一族の生まれ変わりや末裔がいる学科。普段の授業で何をしているのかは謎に包まれている。生徒は全員黒いとんがりマスクを着用しており、教室の内装も普通科とはまったく違う。この学科に所属しているのは、撫子鴇羽のみ。

民俗学伝承学科 (みんぞくがくでんしょうがっか)

幻の学科であり、古い時代に妖怪と呼ばれたものたちの子孫が在籍している。在籍している生徒の年齢はさまざまで、見た目では年齢を判断しにくく、猫耳など普通の人間とは少々違う外見をしている。

帝王学科 (ていおうがっか)

大会社の息子、華族の令嬢が在籍する学科で、お金持ち特有の帝王学を学ぶための学科。上流階級のすべてを学ぶため、ワルツやテーブルマナーも学ぶ。そのカリキュラムは独特で、奇抜な学科の多い愛譚学園でも群を抜いている。

国際科 (こくさいか)

日本昔ばなしが中心の他の学科とは違い、生徒全員が西洋昔ばなしの生まれ変わりの学科。西洋昔ばなしの王道である「姫や王子に出会って幸せになる」ということが固定観念としてあるため、在籍している生徒全員が恐ろしく惚れっぽい性格という特徴を持つ。

(おに)

「桃太郎」や「一寸法師」に出てきた鬼やそのモデルのこと。鬼の呪いの解き方には、その鬼を殺すか、鬼ごとに決まった課題をクリアするかの2通りがある。桃園祐喜は現時点で、5人の鬼の条件をクリアして呪いを解いている。

生徒会 (せいとかい)

愛譚学園の生徒会は、鬼の生まれ変わりが委員を務めている。呪いを解いていない鬼たちが集まる集会場と化していたが、今は5人もクリアされてしまったため、訪れるのは白峰涅人や羊原こうじなど数名になってしまった。集会の際には白い生徒会専用制服を着ている。

場所

愛譚学園 (あいたんがくえん)

広大な面積の敷地があり、娯楽施設や寮も完備している。学科のための施設も学園内に備えられており、農業科のために農地もある。

その他キーワード

生まれ変わり (うまれかわり)

巴御前など歴史的な有名人や、日本の昔ばなし、西洋の昔ばなしなどに出てくるか架空の人物、または動物たちを前世に持ち、生まれ変わりとして生まれてきた人物のこと。「人間組」と「動物組」があり、桃園祐喜のようなもとが人間だった者は「人間組」、雉乃木雪代ら獣基のようにもとが動物だった者は「動物組」とされる。 また、もとの人物と性別が逆転してしまう例もあり、そういった人たちのことを「男女逆転組」と呼ぶ。

獣基 (じゅうき)

生まれ変わった「動物組」の中でも、主人がいて戦うことができる生まれ変わりのことを獣基と呼ぶ。獣基は世襲制で、生まれ変わりとして覚醒した際は自分たちの主を探すが、見つけることができずに一生を終えることがほとんどである。獣基の出生率は低く、一家に対して1人生まれればいい方だが、猿とねずみは例外。

覚醒具 (かくせいぐ)

生まれ変わりとして覚醒したあとに、愛譚学園購買部で購入できる特別な武具のこと。雉乃木雪代ら3人の獣基たちの覚醒具は仮面の形をしているが、桃園祐喜の覚醒具は彼の力に応じて形が変わっていく特殊なものとなっている。

書誌情報

桃組プラス戦記 22巻 KADOKAWA〈あすかコミックス〉

第22巻

(2022-09-24発行、 978-4041131541)

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