機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

宇宙世紀0105年、シャアの反乱から12年が経ち、地球連邦政府の特権階級は、腐敗を極め地球を私物化していた。その事実を知ったハサウェイ・ノアは、秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン」に参加し、特権階級の粛清を開始する。富野由悠季による同名小説のコミカライズ作品。また同小説は、2021年6月11日に劇場アニメとしても公開された。KADOKAWA「ガンダムエース」2020年5月号より連載を開始。

正式名称
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
ふりがな
きどうせんしがんだむ せんこうのはさうぇい
原作者
富野 由悠季
原作者
矢立 肇
作者
ジャンル
ロボット
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

宇宙世紀0105年。第二次ネオ・ジオン抗争と呼ばれた、シャアの反乱から12年。地球連邦政府の特権階級は、ますます腐敗していた。彼らの地球私物化はとどまることを知らず、地球に居住資格のないものを宇宙へ強制連行したり、虐殺したりしていた。その事実を知ったハサウェイ・ノアは、反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」への参加を決意し、やがて組織のリーダーとなる。月から地球に向かう「ハウンゼン356便」は、軍用機以外で唯一の地球直行便であり、余程のコネか金がなければ乗ることができないシャトルである。ハサウェイは地球のマフティーの拠点に向かうため、植物監察官候補としてこのシャトルに搭乗していた。すると、大気圏突入後、マフティーを名乗るハイジャッカーがシャトルに乗り込んできた。ハイジャッカーがマフティーでないことを知るハサウェイは、ケネス・スレッグ大佐と協力して、これを退けることに成功する。皮肉にもケネスはマフティー討伐の尖兵だったが、もちろんケネスはハサウェイの正体に気づいていない。そして、シャトルではもう一つの出会いがあった。その相手は、不思議な雰囲気を持つ少女、ギギ・アンダルシアである。彼女はなぜか、ハサウェイこそがマフティーであることに気づいていたのだ。

登場人物・キャラクター

ハサウェイ・ノア

20代半ばの青年。父は地球連邦軍の英雄、ブライト・ノア大佐。植物監察官候補として地球に向かうが、実は反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン(マフティー)」のリーダー。マフティーを率いる架空人物「マフティー・ナビーユ・エリン」を名乗る。第二次ネオ・ジオン抗争時、13歳でモビルスーツのパイロットとして戦場へ出た経験を持つ。その際、好意を寄せていた少女、クェス・パラヤを自らの手で殺してしまったことで、心に深い傷を負っている。

ギギ・アンダルシア

ハイティーンの少女。長い金髪と白い肌が特徴。特権階級か金持ちしか乗れないとされる「ハウンゼン356便」に一人で搭乗しており、同乗する閣僚たちにちやほやされる。本人によれば「コネ」でハウンゼンに乗っていたらしい。洞察力と分析力に優れ、「マフティー」を名乗るハイジャッカーを偽物だと見抜き、ハサウェイ・ノアのことを「マフティー・ナビーユ・エリン」と推理する。

ケネス・スレッグ

地球連邦軍に所属する士官の男性。階級は大佐で、黒髪に褐色の肌が特徴。反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の討伐部隊である、キンバレー部隊の後任司令官として地球に向かう。その途中、「ハウンゼン356便」でハサウェイ・ノア、ギギ・アンダルシアと出会う。容姿に自信を持っており、女性を口説くことにためらいがない。

その他キーワード

マフティー・ナビーユ・エリン

架空の人物「マフティー・ナビーユ・エリン」が率いる、反地球連邦組織の秘密結社の名称。「正当な預言者の王」という意味を持つ。「マフティー」と略されることが多い。特権階級の地球私物化を問題視しており、地球をクリーンにするために、人類の宇宙移住などを主張。政府要人の暗殺などのテロ攻撃を行う。宇宙世紀0105年時点では、ハサウェイ・ノアが「マフティー・ナビーユ・エリン」を演じている。

クレジット

書誌情報

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 4巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉

第1巻

(2021-05-10発行、 978-4041097205)

第2巻

(2022-03-26発行、 978-4041123669)

第3巻

(2022-11-26発行、 978-4041133255)

第4巻

(2023-09-26発行、 978-4041139608)

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