死ぬときはまばゆく

死ぬときはまばゆく

容姿にコンプレックスがあり、そんな自分を変えようと誰も知らない土地でやり直そうと決意した少女と、そんな彼女を幼い頃から思い続けてきた少年のラブストーリー。九州を舞台に、互いのことを純粋に思いながらもすれ違う二人の様子が描かれる。「マンガUP!」2018年9月号から連載の作品。

正式名称
死ぬときはまばゆく
ふりがな
しぬときはまばゆく
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あらすじ

第1巻

自分の容姿に自信のない鳳龍寺美麗は、教育実習生を好きになったことが学校中に知られてしまい、恥ずかしい気持ちを抱えたまま高校を卒業した。美麗は自分の容姿にすべての原因があると考え、ダイエットと美容整形によって美しい容姿へと生まれ変わるが、母親の鳳龍寺麗花はそんな彼女を非難し、美麗は誰も自分のことを知らない土地で人生をやり直そうと決意する。福岡の大学へと進学した美麗は、サークルで森亜紀と出会う。亜紀は美麗に対し「かわいい」と言葉を掛け、美麗はそんな亜紀の優しさに惹かれていく。やがて亜紀と付き合うようになった美麗だったが、亜紀に釣り合う女性になろうと無理なダイエットを続け、貧血で倒れてしまう。そんな彼女を助けたのは、美麗の幼なじみである深山光晴だった。

第2巻

貧血で倒れたところを深山光晴に助けられた鳳龍寺美麗だったが、病院で目を覚ました美麗を看病していたのは森亜紀だった。美麗が眠っているあいだに光晴と話をした亜紀は、今は自分が美麗の彼氏だからと告げて光晴と代わっていたのだ。それでも美麗のことが心配な光晴は病院へと見舞いに来るが、亜紀と楽しそうに話している美麗の顔を見て、彼女に会わずに地元へと帰っていく。光晴が見舞いに来ていたことを知りながらも、美麗は亜紀との生活が終わることを恐れ、光晴のことを忘れようと決意する。地元へ戻った光晴は、彼を待っていた美麗の妹の鳳龍寺花呼と再会し、美麗は元気で過ごしていることを伝える。光晴の美麗への気持ちを知っている花呼は光晴のことを心配するが、光晴は美麗が幸せならそれが一番と笑って答えるのだった。

登場人物・キャラクター

鳳龍寺 美麗 (ほうりゅうじ みれい)

福岡の大学に通う女子大学生で、高校時代は太めの体型をしていた。地味で消極的な性格にコンプレックスを抱いており、そんな自分を変えるために自分のことを誰も知らない土地でやり直すことを決意。ダイエットや美容整形を行った末に美しい容姿を手に入れ、大学に進学してからは高校時代と異なり、周囲から注目される存在へと変わった。大学のサークルで代表を務める森亜紀と出会い、彼と付き合うようになってからは、さらに亜紀に釣り合う女性になろうと自分磨きを始める。その一方で、現在の自分は虚像の姿であり、整形したという事実が亜紀に知られるのではないかと不安を抱いている。

深山 光晴 (みやま こうせい)

鳳龍寺美麗と幼なじみの男性。小学生の頃に東京から美麗の住む町へと引っ越してきた。引っ越した当初は地元の人間ではないという理由で学校でも孤立していたが、美麗が自分の味方をしてくれたことから、彼女となかよくなった。高校に進学してからは、スポーツ万能で爽やかな容姿から女子生徒の人気を集めるようになったが、深山光晴本人は幼い頃からずっと美麗に思いを寄せていた。美麗が整形したことを誰よりも悲しみ、美麗が福岡に進学してからも彼女のことを気にかけていた。しかし、美麗が森亜紀と付き合っていることを知り、身を引こうと決意する。

森 亜紀 (もり あき)

鳳龍寺美麗と同じ大学に通う男子大学生。サークルでは代表を務めるなど人望があり、新入生として入ってきた美麗と出会う。美麗が美しい容姿を持ちながらも、消極的な性格で地味な服装をしていることを不思議に思いつつ、これまで経験したことがない新鮮な魅力を彼女に見いだす。やがて美麗と付き合うようになり、美麗に合った服を選んだりするようになるが、幼なじみの深山光晴に対して美麗が未練を残していることを知り、不安な気持ちになる。

鳳龍寺 花呼 (ほうりゅうじ はなこ)

鳳龍寺美麗の妹。姉の美麗とは対照的にかわいらしいルックスで、学校でも美少女として知られている。地味な容姿のために学校や家庭でつらい思いをしている美麗のことを、つねに心配して励ましていた。深山光晴とも幼い頃からの友人であり、美麗に思いを寄せている光晴に対して好感を抱いていた。美麗が福岡の大学に進学してからも彼女のことを心配しており、光晴が美麗の様子を見に行ってくれたことに感謝している。

鳳龍寺 麗花 (ほうりゅうじ れいか)

鳳龍寺美麗の母親。美しい容姿の自分とは似ても似つかない美麗を見下し、美麗の妹の鳳龍寺花呼のことを溺愛していた。自分を変えるために整形をした美麗を激しく非難し、福岡へ進学すると告げた美麗に対して二度と戻ってこなくていいと言い放つ。

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