江の島ワイキキ食堂

江の島ワイキキ食堂

江の島のワイキキ食堂で飼われている猫、オードリー。オードリーは人間の言葉が喋れる不思議な猫。飼い主の片瀬頼や周囲の人達を見守り、手助けする様子を描いたハートフルストーリー。基本的に1話完結で、猫のオードリーの視点でストーリーが展開する。

正式名称
江の島ワイキキ食堂
ふりがな
えのしまわいききしょくどう
作者
ジャンル
 
ヒューマンドラマ
関連商品
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概要・あらすじ

江の島にあるワイキキ食堂の看板ネコ、オードリー。飼い主であり、食堂の店主でもある片瀬頼と共に生活している。なぜか人間の言葉が喋れるのだが、そのことは黙っている。片瀬頼や周辺の人々を陰ながら見守り、貧乏神を追い払ったり、恋の手助けしたりと忙しい毎日を送っている。

登場人物・キャラクター

オードリー

江の島にあるワイキキ食堂で飼われているネコ。百年以上生きており、人の言葉を話せるのだが、ネコゆえにめっぽう記憶力が弱い。人の言葉を話せることがばれないように生活しているが、おっちょこちょいで、喋っている姿を何度か目撃されている。

片瀬 頼 (かたせ より)

ワイキキ食堂の店主で、料理の腕はかなりのもの。お店は基本的に一人できりもりしているが、土産物屋の娘である浦島ヒカリと付き合っており、たまにお店を手伝ってもらうこともある。

浦島 ヒカリ (うらしま ひかり)

江の島の参道にある土産物屋の娘。一途で純情な女の子。片瀬頼の幼馴染であり彼女でもある。オードリーからあまり好かれていないことを気にしている。雷と幽霊が苦手。

貧乏神 (びんぼうがみ)

『江の島ワイキキ食堂』に登場するキャラクター。ワイキキ食堂にお客が入らない原因を作っていた張本人。黒い影のような姿をしており、オードリーと話すことが出来る。じめじめした場所や季節を好み、毎年ワイキキ食堂に訪れているが、オードリーは毎回覚えていない。

原田 浩子 (はらだ ひろこ)

二十歳の苦学生であるため、アルバイトをしながら暮らしている。サークルには所属しているが、アルバイトが忙しくほとんど顔を出していない。チビ猫を助けた恩返しでワイキキ食堂と出会い、たらふくご飯を食べさせてもらうことになる。

サエ

バレンタインで片瀬頼にチョコレートを渡すため、わざわざ江の島までやってきた女の子。お祭りの夜に迷子になったところ、片瀬頼に助けてもらったことから好意を抱くのだが、浦島ヒカリと一緒にいるところを目撃し、一瞬で失恋してしまう。

カズエ

桜の咲く季節にオードリーと出会った女性。別れたがっていた男性からカギを返すように迫られたときに崖から転落してしまい、生霊となってしまう。無くしたカギを無事発見した後、何故だか生霊の見える片瀬頼に招き入れられ、ワイキキ食堂に入店。一年後の予約をして生き返ることとなる。

ミラノ

江の島にある御菓子屋、東松堂の姉妹の姉。女優をやっており、美人で人気もある。幼い頃からカリスマで、変わり者だが人気者だった。仕事がうまくいき始めた頃に妊娠するが、流産してしまったことから子供が苦手になってしまう。

優子 (ゆうこ)

江の島にある御菓子屋、東松堂の姉妹の妹。自分のことをパッとしない女性だと思い込んでおり、残念な出来だとしている。その劣等感からか、姉の邪魔にならないよう、姉妹とバレまいと生きてきた。

相沢 ノリコ (あいざわ のりこ)

人付き合いの苦手さを克服するため、無理して大学のサークルに入るが、性格を変えることも出来ず、東京のオシャレな子に気後れするばかりで孤立してしまう。サークルの旅行で江の島を訪れ、寝ぼけて喋るオードリーと出会う。

東雲 (しののめ)

オードリーを江戸時代にカタバミと名付けた、元飼い主。吉原の花魁で、人魚の肉を食わされそうになった時、カタバミに助けてもらう。それからはいくつもの時代を共に過ごし、90歳になるまでカタバミと共に過ごすことになる。

片瀬 正助 (かたせ しょうすけ)

ワイキキ食堂の元経営者で、片瀬頼の祖父。オードリーに先祖の仇を討たれそうになるが、オードリーに祟る力が残っていなかったため、共に生活することになってしまう。

場所

ワイキキ食堂 (わいききしょくどう)

湘南は江の島、辺津宮近くにある食堂で、腕の良い料理人・片瀬頼がきりもりしており、ネコのオードリーと共に暮らしている。最初は客の入りが悪かったが、突如として大繁盛店へと変貌する。

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