勇者のひざには猫がいる

勇者のひざには猫がいる

大魔王討伐のために旅立つ、勇者のレド一行。しかし、肝心な時になると茶トラ猫がひざに乗っかり、勇者は身動きができなくなってしまう。おじゃま猫と勇者一行の交流を描いた、ほのぼのファンタジーコメディ。小学館「マンガワン」にて、2021年6月26日より配信を開始。

正式名称
勇者のひざには猫がいる
ふりがな
ゆうしゃのひざにはねこがいる
原作者
飯島 浩介
作画
ジャンル
ファンタジー
 
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

大魔王討伐のために、ファーストニアの街を旅立った勇者のレド、武闘家のアイナ、魔法使いのグレイスの三人は、街を出たところでゴブリンたちに遭遇。アイナとグレイスは敵に攻撃を仕掛けるが、レドは戦闘に参加することができない。なぜなら、いつの間にか膝の上に、茶トラの「猫氏」が乗っているからだ。こうして勇者を欠いたパーティーは全滅。ファーストニア城で、治癒の魔法を施される。「次こそは魔王討伐を頼む」と王様に念押しされるレド一行。もちろん彼らもさっさと先に進みたい。しかし、数週間前、どこからか現れた猫氏が肝心なところでレドのひざに乗り、戦いのじゃまをするため、なかなかファーストニアの街を出られないのだ。ある意味、魔王よりも厄介な猫氏に見込まれたレドたち一行。彼らの苦悩と癒やしの旅が始まるのであった。

登場人物・キャラクター

レド

勇者の男性。100年前、魔王征伐に成功し、この世に平和をもたらした勇者アルフレドの血を継ぐ。初登場時のレベルは3で、身長176センチメートル。好きな食べ物は「おこめ」。王の命令で大魔王討伐を目指し、「ブレイブエクレール」などの剣技を放つ。ファーストニアの街で猫氏と出会う。肝心なときに、猫氏がひざの上に乗ってくるため、戦闘に参加できず、パーティーが全滅することもしばしば。なんとか猫氏をどけようとするが、その表情を見ていると強気に出ることができない。

アイナ

武闘家の女性。勇者レドのパーティーの一員で、王の命令で大魔王討伐を目指す。初登場時のレベルは10で、身長164センチメートル。好きな食べ物は「おにく」。「百裂脚」「ブーメランサルト」などの技を持つ。猫氏に甘すぎるレドとグレイスに批判的な姿勢を見せる。

グレイス

魔法使いの男性。勇者レドのパーティーの一員で、王の命令で大魔王討伐を目指す。初登場時のレベルは12で、身長182センチメートル。好きな食べ物は「いちご」。「ファイヤーウェーブ」「アイスウォール」などの魔法を放つ。レド同様、猫氏に甘い。「ひざの上に猫がいるなら仕方ない」と、猫氏のためにレドが戦闘に参加できない状況をあっさり受け入れる。

グリーンウェル

脱獄兵の男性。背任罪で投獄されていた元将官で、巨大な斧を武器に戦う、レベルが24の強者。身長193センチメートルで、好きな食べ物は「さかな」。幾千もの切り傷、浅黒い肌が特徴。大の猫好きで、山中で大勢の野良猫の世話をしている。レドと遭遇し、戦闘になりそうになるが、お互いに猫好きであることがわかり「猫仲間」になる。

猫氏 (ねこし)

まるまると太った茶トラ猫のオス。年齢は5歳程度で、体重7キログラム。もふもふの体毛、ピンクの肉球、かぎしっぽが特徴。ファーストニアの街の酒場にふらりと現れ、レドのひざの上に乗る。以来、レドのひざがお気に入り。

黒猫氏 (くろねこし)

ハチワレの黒猫のオス。体重7キログラムで、ごわごわの体毛が特徴。猫氏よりケンカが強く、居場所を奪ったりエサを奪ったりするが、レドのひざだけは奪えなかった。いつの間にか猫氏と一緒に、レド一行と行動をともにするようになる。

白猫妃 (しろねこひ)

全身が真っ白な猫のメス。体重4キログラムで、つやつやの体毛、長いまつげ、赤いリボンが特徴。フェロモンを発し、黒猫氏と猫氏をメロメロにするが、オス猫を嫌っている。サードンの街に出没する、姿の見えないモンスター「ゴースト」を視(み)る能力がある。

クレジット

原作

書誌情報

勇者のひざには猫がいる 4巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2022-02-18発行、 978-4098510115)

第2巻

(2022-06-10発行、 978-4098511723)

第3巻

(2022-10-12発行、 978-4098513710)

第4巻

(2023-02-10発行、 978-4098516452)

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