江戸前鮨職人きららの仕事

江戸前鮨職人きららの仕事

江戸前の伝統的な握りの技術を受け継ぐ若き女性鮨職人の海棠きらら。祖父の店を守るため、海棠きららはライバルの鮨職人との料理バトルに挑む。女性鮨職人の修業と成長を描いた作品。原作は早川光、作画は橋本孤蔵。

正式名称
江戸前鮨職人きららの仕事
ふりがな
えどまえすししょくにんきららのしごと
漫画
原作
ジャンル
グルメ
 
料理バトル
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概要・あらすじ

江戸前鮨の伝統を受け継いだ若き鮨職人、海棠きらら。店の主人であった祖父が倒れたため、一人で店を守りつつ修業に励むことになった。しかし経験不足もあって経営は立ち行かなくなってしまう。そんな状況を打開するため、ライバル店たちとの鮨バトルの大会へ出場することになる。

登場人物・キャラクター

海棠 きらら (かいどう きらら)

鮨屋鮨 藤重に生まれ、江戸前の伝統技術を持つ。祖父である藤原重光のお店を立て直すために修業を始める。握りの技法は本手返しが得意。批評じみた褒め言葉よりも、美味しいの一言と美味しく食べる笑顔があれば十分と考えている。

坂巻 慶太 (さかまき けいた)

30代という若さで九州の回転寿司王となるほどの革命児であり、職人でもある。筋肉豊かな体格をしており、石塔返しという握りの技法を得意とする。

高野 有樹 (たかの ゆうき)

グルメ情報誌グルマンの編集者で、鮨バトルの解説を務めることが多い。子供の頃から鮨好きであったためグルメ雑誌編集者になり、鮨にこだわり続ける。回転寿司の大トロ大王で食べた鮨を握った職人、海棠きららに興味を持ち、以後取材と称して追いかけ続ける。

亀山 忠 (かめやま ただし)

海棠きららの助手を務める、鮨職人見習い。元は九州にある辰巳ずしで修業していたが、海棠きららがスシバトル21に参加すると聞いて上京。職人としての腕は半人前以下。

藤原 重光 (ふじわら しげみつ)

「鮨 藤重」を経営する鮨職人。修業時代から他の人の3倍も働く努力家だが、博奕と女好きでもある。かつては有名な鮨職人だったが、心臓を悪くしてからは板場を離れ引退。

和久井 甚五郎 (わくい じんごろう)

銀座「甚五郎」の経営者であり鮨職人。銀座一で鮨ネタも良質なものが入ってくる名店の親方で、日本一の職人としても知れ渡っているが、傲慢で客を選ぶなど性格は悪い。海棠きららに影響を受けてからは職人としての心を取り戻すこととなる。

北山 翠峰 (きたやま すいほう)

有名な絵師だが、銀座に日本一の鮨屋を出すという夢を持っている。そのお店で海棠きららに握ってもらおうと勧誘するが断られる。後に松葉鮨を銀座にオープンさせ、神原朱雀をつけ場に立たせる。

神原 朱雀 (かんばら すざく)

北山翠峰のオープンさせた松葉鮨のつけ場に立つ職人。かつて名店と謳われた松葉鮨の親方である神原彦三の孫であり、魚を舌に乗せただけでその産地を瞬時に言い当てることができるという絶対味覚の持ち主。普段はクールだが、鮨に関しては熱くなる。

篁 舜光 (たかむら しゅんこう)

人間国宝の陶芸家であり、優秀な舌の持ち主。九州の市場で初めて海棠きららと出会い、辰巳ずしで彼女の握る鮨を食べてからファンとなる。スシバトル21の審査員も務める。

ミッシェル・マシュラン (みっしぇるましゅらん)

フランスのマシュラン社の代表で、世界で最も権威あるグルメガイドのマシュランガイドを手掛けており、日本版のマシュランガイドを出すことを発表。スシバトル21の審査員の一人でもある。

秤屋 小平治 (はかりや こへいじ)

銀座の鮨屋きなりのご意見番で、元は伝説の渡り職人でもある。「鮨の鬼神」とよばれていた頃もあり、年は百歳に近い。本手返しを得意とし、今でもプロ顔負けの仕事をする。海棠きららを見込み、修業をつけることになる。

タッド松岡 (たっどまつおか)

ニューヨークの三ツ星レストラン、モンド・アベニューのオーナー兼シェフ。ロールの魔術師と呼ばれるほど巻き鮨の評価が高い。かつては甚五郎で修業していたこともあり、江戸前の心と浪速の魂を持ち合わせている。

錦織 サトル (にしごり さとる)

錦織の三代目で、後にお店はNISHIKIへと改名。かつては坂巻慶太と修業していた時期もあった。20歳を過ぎてから修業を始め、父親に着せられた汚名を晴らすことが目的。

北邑 美和 (きたむら みわ)

金沢の歴史ある名店兼六寿司で初めて採用されたといわれている女性鮨職人。十年余りの厳しい修業を耐え抜き、その卓抜した技量が認められ、東京支店店長の座を勝ち取った。「百万石の華」という異名を持っており、長い指を駆使した、小鳥が羽ばたくような握りを得意とする。

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