あらすじ
第1巻
不動産会社に勤務する沖平大作は、今日中に契約を取れなければノルマを達成できず、焦っていた。沖平は、不思議な雰囲気を漂わせた深沢さんという女性にアパートの物件を紹介する。ダボダボのTシャツを着ているだけの深沢さんはスキだらけで、すぐにお尻や胸元が見えそうになり、沖平はドギマギしてしまう。浴槽に体を入れてみたり、押し入れの中に入って横になってみたりと、不思議な内見を始める深沢さんだったが、押し入れで寝るのが夢だったと嬉しそうに語り、そのアパートを借りることを決める。深沢さんにすっかり魅せられた沖平は、頼まれてもいないのに、オーナーに家賃の値下げ交渉をしてみると、うっかり口にしてしまう。(第1話「スキだらけの女の子は好きですか」。ほか、8エピソード収録)
登場人物・キャラクター
深沢さん (ふかざわさん)
フリーターをしている20代の美女。ダボダボのTシャツを1枚だけ身につけていることが多い。スキだらけのため、何かとお尻や胸元が見えそうになり、周囲の人々をドギマギさせている。何事にも動じないマイペースな性格ののんびり屋ながら、礼儀正しく、常識もあり、接客業や事務職なども問題なくこなせる。また、ジョギングする男からプロのアスリートかと尋ねられたほど、身体能力が高い。趣味は秘湯巡り。
沖平 大作 (おきひら だいさく)
不動産会社に勤務する男性。年齢は28歳。住むところを探していた深沢さんにアパートの物件を紹介する。今日中に契約を取れなければノルマを達成できなくなるため、なんとしても深沢さんに契約してもらおうと意気込んでいる。反応の薄い深沢さんのことを冷やかしかと疑いつつも、丁寧に物件を説明して勧める。
内村 潤一 (うちむら じゅんいち)
会計事務所に勤務する男性。年齢は35歳。真夏の外回りから帰ってきて、うだるような暑さの社内で、アルバイトをしている深沢さんと二人きりになる。エアコンの壊れた事務所の暑さをしのぐため、足を冷やすための水を入れた大きなたらいを持ってきて、深沢さんといっしょに涼む。
滝川 健二 (たきがわ けんじ)
家電店に勤務する男性。年齢は26歳。洗濯機の回収と取り付けのために、深沢さんが住んでいるアパートへやって来る。涼しいからと玄関前の廊下で寝ている深沢さんに面食らいながら、お尻や胸元が見えそうな彼女に翻弄される。
ジョギングする男 (じょぎんぐするおとこ)
社会人になって落ちた体力を取り戻すため、早朝ジョギングを始めた男性。学生時代には卓球部のエースだった。ジョギングに飽きてきたところで、ジョギングをしていた深沢さんの肉感的な体に魅せられ、引き寄せられるようにジョギングを続けている。
恋ヶ崎 蘭 (こいがさき らん)
海の家でアルバイトをしている女性。深沢さんの同僚で、年齢は24歳。海の家ではビキニの水着の上にシャツとパレオを着用して接客するのだが、水着を持っていないからと、下着を水着代わりにして働く深沢さんをフォローするために奔走する。その後、秘湯巡りに向かう深沢さんと列車内で偶然再会し、共に旅を楽しむ。