概要・あらすじ
じーさんは、一見厳しく気合の入った風貌。小学生の男の子・孫を相手に「世の中の危険から生き抜く方法を教える」という。最初は感心する孫だったが、じーさんのやることはすべて人間離れ。ついには突如放り出すなど、まったくついていけない。厳しくツッコミを入れる孫だったが結局巻き込まれ、自分も一緒に最強さんやゲベの犠牲になるのだった。
登場人物・キャラクター
じーさん
禿げ頭に口髭を生やした老人。年中ランニングシャツに腹巻姿。孫を相手に「世の中の危険から生き抜く方法を教える」というものの、その内容は理不尽なものばかり。普段は2頭身だが時々リアル化する。孫爺砲(まごじいほう)など、奇妙な技を数多く持っている。ほとんどボケ役で年齢の割にはわがままで適当だが、「大長編」シリーズでは、道を踏み間違えたときに教え諭す役割になる。
洋助 (ようすけ)
小学5年生の男子。じーさんの孫。勉強はあまり得意な方ではなく、特技は工作で体育が苦手。将来の夢はプロ野球選手。じーさんなどボケ役たちに対するツッコミ役。じーさんに「世の中の危険から生き抜く方法を教える」といわれては酷い目に遭っている。オチではじーさんと共にリアル化することもある。 もっぱら「孫」と呼ばれている。普段はじーさんを「おじいちゃん」と呼ぶが、キレた時はジジイ、クソジジイと呼ぶ。
校長 (こうちょう)
とがった頭と、先の巻かれたどじょう髭が特徴の男性。孫(洋助)の通っている小学校の校長。じーさんを一方的にライバル視している。自分が一番でないと気がすまない性格で、気に入らない者や自分より偉い者は痛めつけたり殺そうとしたりするが、大概は調子に乗ってやられている。 一人称は「我輩」で、語尾に「じゃい」とつける。読者アンケートによって、一時ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシンという名前になるが、その後元・校長と呼ばれるようになった。
ゲベ
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』に登場する動物。じーさんに飼われている。外見は猫だが、時々逞しい肉体に変化する謎の動物。また、戦車をつかったり口からビームをはいたりと恐ろしい戦闘能力を持つ。「ゲベ」という鳴き声からゲベと呼ばれているが人間語をしゃべる時がある。友情を大切にする一方で、よくじーさんや孫、校長をひどい目にあわせている。
最強さん (さいきょうさん)
巨体で全身が黒で表現される。じーさんの近所に潜んでいる史上最強のおじさん。登場するとかならず他の登場人物が最低1名は死亡する。じーさんや孫もよく犠牲になっている。
ちゃむらい
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』に登場するキャラクター。ひょうたん型の身体にちょんまげのついた姿をしている。腰に刀を下げており名前の由来は「侍」だが、とにかく弱虫で泣き虫。じーさん達を相手に耳元でこそこそと話す。腕を上下させるだけで飛行できる。
りゅぬぁってゃ
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』に登場する動物。凛々しい眉毛に長い下睫毛をしている。首の長い謎の珍獣。よく葉巻をくゆらし、自分のことを人間だと思い込んでいる。口からレーザービームのような光線を出したり、暗黒魔導砲という必殺技を持つ。動物園や水族館の園長をしている。後にじーさんや孫の友人となる。
コウテイ
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』に登場する動物。孫が通う小学校の校長が飼っている犬。校長にそっくりの髭と一本毛が生えている。
ソヤマ
作者の曽山一寿がモデル。じーさんや孫、校長に作者の権威を利用して威張ろうとするが、いつも邪険にされている。
セルフワン
「大長編」第1弾に登場する。黒色の長髪で、頭からアンテナを生やしている。ある惑星の宇宙人。校長やちゃむらいなどを操って闇の大魔王を復活させ、全宇宙を征服しようと企み、じーさんと闘う。
ドクタージョウ
肩に棘のような突起のある白衣を着て、眼鏡をかけている。「大長編」第2弾に登場する。病死した親友のユウの、「世界一強い男になる」という夢を叶えさせることを決意。最強さんを使ってユウを復活させ、じーさん達と対決する。
夢見関 (ゆめみぜき)
年老いた力士の姿をしている。「大長編」第3弾に登場。じーさんに2秒で負ける程弱いが、人生をやり直すために若返る。
ドルマネー
金持ちばかりが住まう惑星・カネー星からやって来た宇宙人。「大長編」第4弾に登場する。カネー星で唯一貧乏だったため周りからいじめを受け、「世の中は金」と考えるようになった。孫を誘拐し、じーさんに身代金を要求する。
ステイル
おかっぱで眼鏡をかけた男性。「大長編」第5弾に登場する。ペットショップステイルの店長。じーさんや孫には当初明るく振る舞っていたが、売れなくなった動物を容赦なく殺す冷酷で残忍な裏の顔を持つ。
続編
でんぢゃらすじーさん邪 (でんぢゃらすじーさんじゃ)
曽山一寿の代表作『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の続編。世の中の「キケン」をテーマに、老人のじーさんがあらゆる常識を無視して暴れまくるギャグ漫画。「月刊コロコロコミック」2010年4月号から2017年... 関連ページ:でんぢゃらすじーさん邪
なんと! でんぢゃらすじーさん (なんと でんぢゃらすじーさん)
曽山一寿の代表作『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』『でんぢゃらすじーさん邪』の続編にあたるシリーズ3作目。単行本1巻には『でんぢゃらすじーさん邪』のコミックス未収録分も掲載されている。世の中の安全のため... 関連ページ:なんと! でんぢゃらすじーさん
関連
でんぢゃらすリーマン
曽山一寿の代表作「でんぢゃらすじーさん」シリーズのサラリーマン編。現代の日本が舞台。サラリーマンになった「でんぢゃらすじーさん」が、大人の世界では許されないギャグで、上司や現代社会相手に奮闘する姿を描... 関連ページ:でんぢゃらすリーマン
でんぢゃらすじーさん特別編 でんぢゃらす王国 (でんぢゃらすじーさんとくべつへん でんぢゃらすおうこく)
曽山一寿の代表作「でんぢゃらすじーさん」シリーズのスピンオフ作品。デンジャラスな国民ばかりがいるでんぢゃらす王国を舞台にしたギャグファンタジー漫画。「月刊コロコロコミック」2016年2月号と9月号、「... 関連ページ:でんぢゃらすじーさん特別編 でんぢゃらす王国
アニメ
絶体絶命でんぢゃらすじーさん (第2期)
「世の中の危険から助かる方法」を孫に伝授するために、日々孫を鍛えぬく老人と孫のハイテンションかつハードな日常生活ストーリー。登場人物が増え、危険度・変態度もパワーアップした。 関連ページ:絶体絶命でんぢゃらすじーさん (第2期)
絶体絶命でんぢゃらすじーさん(第1期)
「世の中の危険から助かる方法」を孫に伝授するために、日々孫を鍛えぬく老人と孫のハイテンションかつハードな日常生活ストーリー。 関連ページ:絶体絶命でんぢゃらすじーさん(第1期)
書誌情報
絶体絶命 でんぢゃらすじーさん 20巻 小学館〈コロコロコミックス〉
第1巻
(2002-08-28発行、 978-4091430519)
第2巻
(2003-03-28発行、 978-4091430526)
第3巻
(2003-10-28発行、 978-4091430533)
第4巻
(2004-04-27発行、 978-4091430540)
第5巻
(2004-11-26発行、 978-4091430557)
第6巻
(2005-03-25発行、 978-4091430564)
第7巻
(2005-08-26発行、 978-4091430571)
第8巻
(2006-03-28発行、 978-4091401199)
第9巻
(2006-07-28発行、 978-4091401762)
第10巻
(2006-12-25発行、 978-4091402752)
第11巻
(2007-05-28発行、 978-4091403278)
第12巻
(2007-09-28発行、 978-4091403889)
第13巻
(2008-01-25発行、 978-4091404398)
第14巻
(2008-07-28発行、 978-4091406583)
第15巻
(2008-12-25発行、 978-4091407467)
第16巻
(2009-03-27発行、 978-4091407849)
第17巻
(2009-07-28発行、 978-4091408242)
第18巻
(2009-10-28発行、 978-4091408549)
第19巻
(2010-02-26発行、 978-4091408976)
第20巻
(2010-06-28発行、 978-4091410672)