漫喫漫玉日記 深夜便

漫喫漫玉日記 深夜便

2011年3月11日の東日本大震災後の漫画喫茶を主な舞台として、作者・桜玉吉の視線から見た日常と自分自身のメンタルと過去が描かれた自伝的・私小説的エッセイ短編連作。

正式名称
漫喫漫玉日記 深夜便
ふりがな
まんきつまんたまにっき しんやびん
作者
ジャンル
エッセイ
 
自伝・伝記
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概要・あらすじ

作者・桜玉吉は、仕事が減り、漫画喫茶が仕事や生活の場となるなど、生活が破綻しつつあった。2011年3月11日、漫画喫茶で東日本大震災の地震を体験し、自分自身の過去などを思い起こしながら、漫画喫茶での一風変わった生活が続いていく。

登場人物・キャラクター

桜 玉吉 (さくら たまきち)

『漫喫漫玉日記深夜便』の語り手(主人公)で、作中では「私」。50歳喫煙者。かつては売れっ子漫画家だったが仕事が減り、自宅のネット回線を解約するほど生活は困窮し、漫画喫茶が仕事や生活の場となっていた。漫画喫茶で東日本大震災を体験し、さまざまなことに想いを馳せる。

(ちち)

「私」(桜玉吉)の父。作者の家から二駅離れた場所に住んでいる。役所(都庁)を定年退職しており、作者は「根っからの文系」であり、「大変常識人」であると評している。作者の「ゴジラげたはかせ」の持論を聞いてそれにコメントをする。

(はは)

「私」(桜玉吉)の母。作者の家から二駅離れた場所に住んでいる。元教師で、作者は「根っからの文系」であり、「大変常識人」であると評している。作者の「ゴジラげたはかせ」の持論を夫とともに聞く。

(おんな)

『漫喫漫玉日記深夜便』の登場人物で、表題作『深夜便』のカギとなる若い女性。深夜、親子丼屋に行った「私」(桜玉吉)が店内の「いつもは何もない空間」で見かけた人影(若い女性)。その不可思議な行動に、「私」はさまざまな推理・妄想を繰り広げることになる。

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