火星のココロ Hero come to Mars.

火星のココロ Hero come to Mars.

火星コロニーに移住した天真爛漫な少女ココロ・ドナーと、ノッカーズ能力を持つ子犬コロの物語を描いた『火星のココロ Beautiful Little Garden』の続編。火星コロニーと時空を超えた地球を舞台に、本来なら敵対するノッカーズたちとココロとの交流が連作短編形式で描かれるSF漫画。1999年9月26日に地球全土で突如同時発生した異形の能力者たち「ノッカーズ」が跳梁する架空の地球世界(オルタレイション・ワールド)を、複数の作家が作品の舞台として共有し、新たなヒーローコミックを作り出すというプロジェクト「ヒーロークロスライン(http://www.heroxline.com/)」参加作品であり、別の参加作品のキャラクターも登場する。

正式名称
火星のココロ Hero come to Mars.
ふりがな
かせいのこころ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

ココロ・ドナーは、2058年に家族とともに火星コロニーに移住するためにやって来た。火星で出会った飼い犬のコロとの生活も落ち着いてきたある日、ココロの友人ロミィが、野球少年のシュウと仲良くなったことから、学校の友達を集めて野球をすることを計画。しかし、場所取りに行ったカマノッカーズに憑依され、ココロの友人たちが人質に取られてしまう。

そこに突如、BEEというロボットのような戦士が出現。彼は野球のバットでノッカーズにとどめを指した後、忽然と姿を消す。この事件を皮切りに、ココロはさまざまな事情を抱えたノッカーズたちと出会うことになる。

登場人物・キャラクター

ココロ・ドナー (こころどなー)

火星コロニーに住む小学生の女子で、アレス・ドナーとマサコ・ドナーの娘。人類の敵と見なされているノッカーズが相手でも、持ち前の明るさと屈託のなさですぐに仲良くなることができる。のちに謎めいた少女レイヴァン・クロウと知り合い、彼女の恩人だというアベル・バスケスを一緒に探すうちに、彼女を姉のように慕うようになる。 常にそばにいるコロに守られているということもあり、火星コロニーで最も安全を担保された存在と見なされ、ヤコブの研究対象として時空を超えた地球に送られることがある。

コロ

ココロ・ドナーの飼い犬で、いつもココロと一緒にいる。普段は小型犬くらいの大きさだが、ノッカーズの能力犬であり、ココロのピンチには巨大な狼のような姿に変身し、強力なボディーガードとして活躍する。野球の球拾いが大の得意。

アレス・ドナー (あれすどなー)

ココロ・ドナーの父親で、マサコ・ドナーの夫。かつて月面コロニーにおけるノッカーズ独立運動を阻止した人物で、「宇宙英雄」とも呼ばれる。「火星BOOTS」の隊員だが、ココロを助けてくれたノッカーズに対しては頭を下げて誠心誠意礼を尽くすなど、ノッカーズに対する差別意識はない。

マサコ・ドナー (まさこどなー)

ココロ・ドナーの母親で、アレス・ドナーの妻。美人で明るく、ほめられると調子に乗りやすい性格。一方でアレスの扱いは上手く、やんわりと尻に敷いている。「棋」というボードゲームでファ・オリンに負けてから、地球にいた頃に親しんだ将棋に熱中するようになる。

シュウ

ココロ・ドナーと同じ小学校に通う男子。最近火星にやって来たようで、まだ友達があまりおらず、いつも1人で野球の練習に励んでいる。ココロの友達であるロミィと親しくなったことから、ココロの友人たちとともに野球をすることになる。BEEと何かしら関係がある様子。

ロミィ

ココロ・ドナーと同じ小学校に通う男子。コロと同じスピードで走れるほどに運動神経が良いが、野球をやったことがないため、ボールを上手く投げられない。シュウにキャッチボールを教えてもらったことから、野球を友達に広めることに一役買う。

カマ

ココロ・ドナーと同じ小学校に通う男子。同じ小学校の「マリナ」という少女に想いを寄せている。友人皆で野球をすることになった際、これをきっかけにマリナと仲良くなろうと張り切って、1人で場所を取りに行くが、そこでノッカーズに憑依され、BEEと戦うことになってしまう。

BEE

対ノッカーズの特殊部隊「BOOTS」の一員。昆虫のような小さな頭と4本指の大きな手が特徴のロボットのような戦士。カマに憑依したノッカーズと戦い、野球のバットでとどめを刺すが、すぐに姿を消してしまう。ノッカーズを偵察するため、ココロ・ドナーの家を見張ることもある。

VOID (ゔぉいど)

漆黒の鎧を身に着けた、ロボットのような戦士。「すべてのノッカーズに敵対するもの」を自称し、謎の巨大カラスに襲われていたココロ・ドナーを助け出した。ノッカーズの能力を抜き取ることが可能で、その際の決め台詞は「お前の罪もらい受ける」というもの。ちなみに鎧の中身は、黒ずくめの恰好をした謎の若い男性。

レイヴン・クロウ (れいゔんくろう)

ココロ・ドナーが住む町の隣町に住む女子中学生。実はノッカーズで、変身時は巨大なカラスの姿となるが、VOIDによりノッカーズ能力を抜かれてしまう。その後、ひょんなことからアベル・バスケスをココロ・ドナーと協力して探すことになり、姉妹のように親しくなる。ココロには「レイちゃん」と呼ばれている。

アベル・バスケス (あべるばすけす)

月面コロニーでノッカーズ独立運動を起こした謎の男性。それを阻止したアレス・ドナーとは事実上、敵対関係にある。実はココロ・ドナーとは以前からの知り合いであり、レイヴン・クロウからも恩人として慕われている。ココロと出会った時は貨物船の船長を務めていたため、彼女からは「船長」と呼ばれている。

千練 勇気 (ちねり ゆうき)

千練隼の双子の姉で、女子中学生。ココロ・ドナーがレイヴン・クロウと見間違えた女子中学生。周囲からは「ユウキ」と呼ばれている。能力覚醒剤「BEAT」を使ったノッカーズに襲われていたココロを助けたことで知り合った。実はノッカーズであり、戦闘時は猫の姿に変身する。ヤコブには研究対象として「ニードルアイ」と呼ばれている。 隼からは行方不明になったと思われており、現在は離れて暮らしている。

千練 隼 (ちねり じゅん)

千練勇気の双子の妹で、女子中学生。2006年の地球の日本に住んでいる。目の下にほくろがあり、乱暴な言葉遣いをする。周囲からは「ジュン」と呼ばれている。ヤコブの実験により、2006年の日本にワープさせられたココロ・ドナーに、まずはレイヴンクロウと、その後は千練勇気と勘違いされ、声を掛けられたことで知り合う。 行方不明になった勇気の行方を探している。勇気と同じくノッカーズであり、戦闘時は猫の姿に変身する。

ヤコブ

ノッカーズの研究者。現在は、過去のデータをもとに算出した、仮想世界を作り出す研究に没頭している。周囲からは「博士」と呼ばれている。研究のためであればある程度の無茶はいとわない。千練隼のいた世界の模擬試験(シミュレーション)を行うため、2006年の日本にココロ・ドナーを連れて行き、アレス・ドナーの怒りを買ってしまう。

積荷泥棒 (つみにどろぼう)

火星コロニーの中央塔に住み着いた脱獄囚のノッカーズで、人知れず孤独を抱えている。普段は人間の男性の姿をしているが、変身すると爬虫類のようになる。アレス・ドナーとともに中央塔でトレーニングをしていたココロ・ドナーが塔内部から落下した際、彼女を助けたことをきっかけに友達になる。

山田 一郎

ウサ探の探偵助手を務める男性で、年齢は23歳。ドジで間抜けだが、体力と根性だけは人一倍ある。迷子になっていたココロ・ドナーを助けようとしたところ、近隣住民に通報され警察に捕まってしまう。ボーダー柄のシャツにメガネがトレードマーク。

ウサ探 (うさたん)

ウサギのぬいぐるみだが、実は直感が鋭いクールな名探偵。火星から地球にワープして来たココロ・ドナーは再会を喜ぶのだが、時空の関係でウサ探本人はまったく覚えていない。コロがつけた鈴の中にいる何者かと話をし、事件解決の糸口をつかむ。

ファ・オリン (ふぁおりん)

ココロ・ドナーの同級生の女子。「棋」というボードゲームが天才的に強く、ルールを覚えて半年で大人を負かす腕前になった。「棋」のボードゲーム大会ではカイト・ホークとの熱戦を経て、会長と優勝戦を繰り広げることとなる。

会長 (かいちょう)

火星棋院会長を務める中年男性。「棋」のボードゲーム大会で、外部コンピューターに代打ちさせていたトーマを相手に勝利を収めた。そのため、ノッカーズ能力を持つ危険人物と見なされ、対ノッカーズの特殊部隊「火星BOOTS」にマークされる。

トーマ

ココロ・ドナーと同じ小学校に通う男子。「棋」のボードゲーム大会に出場した際には、友人たちとグルになり、端末を使って外部コンピューターに代打ちさせていたイタズラ坊主。だが、火星棋院の会長と対戦することになり、負かされてしまう。

カイト・ホーク (かいとほーく)

奈良時代の男性の着物のような装束に身を包んだロングヘアの謎の男性。レイヴァン・クロウの師匠でもあるノッカーズで、巨大な鷹の姿に変身する。火星コロニー内で開かれた「棋」のボードゲーム大会に出場し、ファ・オリンと対戦する。

集団・組織

BOOTS (ぶーつ)

1999年9月26日に発生した謎の時空変動「オルタレイション・バースト」により突如発生したノッカーズと彼らによる凶悪犯罪に対抗して、人間が設立した対能力者特殊部隊。火星コロニー内では、アレス・ドナーを中心とした「火星BOOTS」が、ノッカーズが出現した際に起こる量子変動の痕跡を追い、日々ノッカーズ偵察に励んでいる。

その他キーワード

能力覚醒剤 (のうりょくかくせいざい)

人間が持つ可能性の扉を人為的にこじ開ける薬剤。その中の1つである「BEAT」は、人間をノッカーズに変えることができる。こうして薬剤によりノッカーズが人為的に生み出されることになり、対ノッカーズの特殊部隊「火星BOOTS」も対応に追われている。なお、謎の時空変動「オルタレイション・バースト」が発生した1999年9月26日以降に研究開発された能力覚醒剤は、すべて違法薬物に指定されている。

ノッカーズ

1999年9月26日に発生した謎の時空変動「オルタレイション・バースト」により、突如地球上に同時発生した普通の人類とは異なる容姿や能力を得た者。のちに、薬剤「能力覚醒剤」によって人為的に生み出されたノッカーズも存在することが明らかとなった。人間の優れた能力とノッカーズ能力の境界線に判断がつけられなくなり、火星コロニーで開催されたボードゲーム大会にも対ノッカーズの特殊部隊「火星BOOTS」が動員されることとなった。

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