概要・あらすじ
同じ職場で働いていた主人公の片桐亮とその妻となる美穂子は、結婚を機に亮は転職、美穂子は退職の道を選ぶ。そんな折、亮の新たな職場がある神奈川県鎌倉市の親戚の家に空きが出るとの知らせが届き、鎌倉への引っ越しを決意する。そんな夫婦2人と愛猫5匹の新生活には、ほのぼのとした日常と素敵な出会い、そしてほんの少しのトラブルが待ち受けていた。
登場人物・キャラクター
片桐 亮 (かたぎり りょう)
美穂子の夫であり、無類の猫好き。ハツ、ぎあら、ミノ、ユッケ、サンチュの5匹の猫は彼が結婚前から飼っていた。脳天気でだらりとした雰囲気の青年だが、男らしい部分もたまに垣間見える。
片桐 美穂子
亮の妻で、亮とは職場で出会い結婚。美穂子は退職し専業主婦に。基本的にはしっかり者で、家事もちゃんとこなす。凝り性だが飽きっぽいところがあり、しかも形から入るタイプで、部屋はトレーニングマシンやDVDなどで溢れている。
ハツ
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。片桐家の飼い猫の1匹。大きな目が特徴で天真爛漫な性格。好奇心も旺盛。人の顔をじっと見たり、足にじゃれついたりと、人と遊ぶのが好き。
ぎあら
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。ちょっと目付きの悪い片桐家の飼い猫の1匹。男らしい性格で、猫同士の会話シーンでも男っぽいしゃべり方をする。紙袋で遊ぼうとして突撃するが、持ち手が首にハマり、パニックになるなど後先を考えていないところも。ビニール袋を食べようとしてしまう悪癖がある。
ミノ
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。片桐家の飼い猫の1匹。気難しく、警戒心が強い猫。引っ越しの後も、一番長く警戒心を解かなかった。ネコ同士での会話シーンでは女性的な猫として描かれている。
ユッケ
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。片桐家の飼い猫の1匹。サンチュと並んでまだ子供。そして2匹揃って好奇心旺盛。首に大きなリボンを巻いている。ペットボトルのキャップなどを弾いて遊ぶ癖があり、壁の隙間に入れてしまっては取れなくなり、そこに色々なものをためてしまう。
サンチュ
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。片桐家の飼い猫の1匹で、ユッケと並んでまだ子供。好奇心旺盛だが、のほほんとしたところがあり、脱力してダラっとしていることもままある。作中で脱走を謀るも、家のすぐそばで不安そうにうずくまっていた。
みつまめ
『猫とふたりの鎌倉手帖』に登場する動物。お隣さんの飼い猫で、かなりの美形猫。お隣さんの家とお隣さんがやっているカフェとの間をたまに移動している。そこに居合わせた片桐夫婦は、誘導されるようにカフェを見つけることが出来た。
お隣さん (おとなりさん)
近所でカフェのオーナーをしている初老の紳士的な男性。数匹の猫を飼っている。片桐夫婦が出会った、みつまめと言う猫も彼の家の飼い猫。
場所
鎌倉 (かまくら)
神奈川県鎌倉市。本作の舞台であり、多くの神社や仏閣があり、サーフィンや海水浴場として有名な海に面しており、幅広い層に人気の観光地。本作で描かれている、片桐夫婦の住んでいる辺りのような、閑静な住宅街としての顔も持っている。