概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
エイギル
元剣闘奴隷の男性。出身地はおろか自分の年齢すらも知らず、幼い頃から闘技場で奴隷として育った。恵まれた膂力(りょりょく)と動体視力を持ち、その類い希(まれ)な力をもって百戦無敗の「迅雷のエイギル」として名を馳(は)せていたが、主人たちを惨殺して闘技場を脱出する。その後、盗賊まがいの傭兵(ようへい)団に所属していたものの、吸血鬼のルーシィ=ユークトヴァニアに壊滅させられ、自分だけが生き残った。その際、彼女に気に入れられて恋人として遇され、世界のさまざまな常識と女性を学ぶ日々を2年あまり送ることとなる。ルーシィのことを特別視しており、旅立ちの際に約束した、彼女の住むエルグの森を自分の領地とする王となった時には、ルーシィを自分のものにしてよいとの約束を胸に、世界中を旅しながら王を目指している。ルーシィに受けた教育がもとで、情に厚く女好きなところがある。一方で、闘技場時代に培った経験則からのドライな一面もあり、敵の強さを正確に推し量る能力や、女性以外の敵には容赦しない冷酷さを持つ。
ルーシィ=ユークトヴァニア
「悪魔の森」と称されるエルグの森に隠遁する吸血鬼の女性。かつてエルグの森の地に存在したとされる古代の王国「ユークトヴァニア」の姓を持つ謎多き絶世の美女であり、エルグの森を抜けようとしたエイギルの所属する傭兵団を滅ぼした。その際、エイギルのことを気に入ると、自分の恋人兼使用人として2年にわたって、知識のないエイギルに、この世界の常識と女性について教えて導いた。高貴な女性としての教育を受けたため、気品あふれた言葉遣いの淑女然とした人物ながら、エイギルのような親しい人物にはより柔和な口調で、どこか童女のような振る舞いを見せる。エイギルから恋人以上に母性を求められていることを察しており、ルーシィ=ユークトヴァニア自身も嫌な素振りは見せていない。別れ際にはもしもエルグの森を領地とする王となったならば、エイギルの望むように寄りそうという約束を交わしている。
クレジット
- 原作
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湯水 快
- キャラクター原案
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日陰 影次
書誌情報
王国へ続く道 奴隷剣士の成り上がり英雄譚 15巻 KADOKAWA〈ヒューコミックス〉
第1巻
(2020-06-04発行、 978-4040646732)
第2巻
(2020-09-04発行、 978-4040649078)
第3巻
(2020-12-28発行、 978-4046802002)
第4巻
(2021-05-01発行、 978-4046804174)
第5巻
(2021-09-03発行、 978-4046807212)
第6巻
(2021-12-03発行、 978-4046810359)
第7巻
(2022-03-04発行、 978-4046813312)
第8巻
(2022-07-04発行、 978-4046816481)
第9巻
(2022-10-04発行、 978-4046818935)
第10巻
(2023-02-03発行、 978-4046820747)
第11巻
(2023-06-02発行、 978-4046824264)
第12巻
(2023-10-04発行、 978-4046828569)
第13巻
(2024-02-02発行、 978-4046832856)
第14巻
(2024-06-04発行、 978-4046837325)
第15巻
(2024-10-04発行、 978-4046842046)