生活保護特区を出よ。

生活保護特区を出よ。

作者、まどめクレテックのデビュー作。高校2年生の冬に書き上げた、100ページ超のネームが原案。舞台は2018年の日本。1945年の大きな戦争の後、被災した東京が復興された「新都トーキョー」と、生活困難者に衣食住を保障する「生活保護特区(俗称マントラアーヤ)」が存在する世界。トーキョーの中流家庭で育った高校生の古田風花(フーカ)は、国勢調査で「能力不振」と判断され、保護特区への移住を強制される。なんとなく幸せに生きていけると思っていた少女が、保護特区という貧困地帯での生活に戸惑いながらも、初めて国や社会の仕組みを知り、考え方や行動を変えていく姿を描く。貧困や格差に関心を持つ作者は、ホームレスや生活保護受給者など「社会的弱者」と呼ばれる人々との交流を行っており、作中の保護特区の廃れ具合や、そこに住む人々の貧困描写を細かくリアルに描いている。リイド社「トーチweb」にて、2020年6月3日より連載を開始。宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編の11位に選ばれた。

正式名称
生活保護特区を出よ。
ふりがな
せいかつほごとっくをでよ
作者
ジャンル
社会問題
 
歴史IFもの
レーベル
トーチコミックス(リイド社)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

古田 風花 (ふるた ふうか)

トーキョーの中流家庭に生まれ育った女子高生。愛称は「フーカ」。小柄で眼鏡をかけている。怠惰な性格で、勉強嫌いだが本は好きで、特に学者だったという祖父の著書がお気に入り。2年に1度行われる国勢調査で「能力不振」と判断され、生活能力が乏しい人間を保護する区画「生活保護特区(俗称マントラアーヤ)」へ強制移住させられる。いきなり始まった、汚く不便で治安も悪い保護特区での生活に戸惑い、落ち込んでしまう。与えられた仕事も満足にできずにいたが、様々な出来事をきっかけに、自分から行動を起こそうと考えるようになる。

書誌情報

生活保護特区を出よ。 4巻 リイド社〈トーチコミックス〉

第1巻

(2022-07-23発行、 978-4845861316)

第2巻

(2022-07-23発行、 978-4845861323)

第3巻

(2023-10-27発行、 978-4845866045)

第4巻

(2024-11-21発行、 978-4845867721)

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