異なる次元の管理人さん

幾つかの並行世界から異世界「Polaris」へと迷い込んだ人々の日常を描いた4コマ漫画。迷い込んだ一人であるスズキはPolarisで暮らすうちに、Polarisの謎を解くために行動を開始する。「まんがタイムきららキャラット」2014年12月号から連載の作品。

正式名称
異なる次元の管理人さん
作者
ジャンル
ファンタジー
レーベル
まんがタイムKRコミックス(芳文社)
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あらすじ

第1巻

日本で会社員として働いていたスズキは次元の狭間に巻き込まれ、異世界のPolarisにやって来る。そこではポラリスがスズキの世話を買って出てくれたお陰で、スズキは何一つ不自由のない生活を送る事になった。そんな生活の中、スズキは自分達と同じようにPolarisに迷い込んだ人々となかよくなるうちに、いつかこの世界とは別れを告げなければならない事に寂しさを感じるようになる。またスズキはポラリスも、同じような気持ちである事を知る。それによりスズキはポラリスの寂しさを埋めるため、Polarisの謎を解く事を決意する。

第2巻

Polarisの謎を解く事を決意したスズキだったが、有力な情報が得られず、次第に無理をするようになる。そんな中、ポラリスは今までにもスズキと同じようにPolarisの謎を解こうとした人がいた事を伝える。しかし、その人達も有力な情報を得る事ができず、ポラリスは解明を断念していた。そんなポラリスの言葉にもあきらめる事のなかったスズキは、Polarisに管制室があるという仮説を立てる。そこで、Polarisの管制室を探すために、ポラリス城へと探索に向かう。ポラリス城の地下で管制室を発見するものの、そこにあったシステムはデータごと消去されていた。しかし、スズキはPolarisの謎を探る事に進展があったと前向きに考える。そんな中、Polarisに黒色の不気味な物体「歪み」が現れ始める。

第3巻

スズキ達はPolarisの管制室を探すために、竜宮城を訪れる。そこにあった管制室は関係者以外の立ち入りを禁止する指紋認証のシステムが設置されていたが、なぜかフェイエルがその指紋認証のセキュリティを突破する事に成功する。そして、スズキとフェイエルは管制室にあった転送装置を使って、CODを訪れる。スズキはCODの責任者であるケイエスから、現在CODとPolarisのリンクが切れているために、異常が発生しつつある事を聞かされる。そこでスズキはセントラルポラリスに行ってリンクを取り戻してほしいと依頼される。その後、元の管制室へと戻ったスズキ達だったが、そこでは歪みが発生しつつあった。そこの案内人である乙姫は、安全のためにスズキ達を地上に逃がそうとするが、ポラリスとスズキは乙姫らを助けるために再び竜宮城へと戻る。そして、ポラリスは自らの能力で竜宮城を地上へと転移させたのち、歪みの修復を試みるのだった。

登場人物・キャラクター

スズキ (スズキ)

日本で会社員として働いていた男性。年齢は25歳。黒髪の短髪で、優男風の外見をしている。温厚で優しい性格ながら、いざとなれば男気を発揮する度胸のある人物。一人暮らしが長いため、料理なども人並みにこなす事ができる。会社からの帰りに、突然Polarisに迷い込んでしまった。Polarisにやって来た直後は日本にいる家族を思って帰りたがっていたが、Polarisでの穏やかな生活を送るうちに周囲に馴染んでいった。 さらに赤様との出会いがきっかけで、Polarisから日本に帰る事に対して寂しさを抱くようになった。その後、日本とPolarisを行き来する方法を探すようになり、日本で培った知識を活かして、Polarisの謎を解いていく。

ポラリス (ポラリス)

Polarisの管理人を務めている女性。金髪のロングヘアで青色の瞳を持ち、耳が横に細長い。おっとりとした雰囲気を漂わせており、Polarisに迷い込んだ人々の世話を自ら買って出ている。そして迷い込んで来た人々には、Polarisでの生活を楽しんで帰ってもらいたいと考えている。頭の回転が早い一方で思い込みが激しく、勘違いをしたまま行動を起こす事も多い。 また、負けず嫌いな性格で、ほかの人と言い争いになる事がしばしばある。Polarisの管理人を務めるにあたって飛行能力やゲートを介した瞬間移動能力など、さまざまな特殊能力を持っている。巨大な歪みが発生した際も、その能力を使って対応した。

フェイエル (フェイエル)

Polarisに迷い込んだ獣人の少女。年齢は17歳。黒髪のショートヘアで、肌が浅黒い。普段は人間と変わらない姿だが、発情期には頭から獣のような耳が生えて来る。また、発情期の際は身体が火照り、一層抱きつき癖が強くなってしまう。明るい性格で、男女関係なく初めて会った人に対してもフランクに接する。亜人である事から身体能力は非常に高く、細腕ながら大きな岩を持ち上げられるほどの腕力を持つが、戦闘が得意というわけではない。 Polarisに来る前は獣人の村で暮らしていたが、自分以外の村人全員はなんらかの事故を経験しており、その後Polarisに迷い込んだ。その時の事を時々思い出しては涙を流す事があったが、スズキから助かる可能性を提示されてからは当時の事を悲観的に捉えなくなった。 それ以来、スズキの事を異性として意識するようになる。

ノナ (ノナ)

スズキのいた世界からPolarisに迷い込んだ少女で、スズキのいた時代から数えて約100年後となる西暦2124年からやって来た未来人。年齢は16歳。Polarisに来る前は恒星間植民船の乗組員をしていた。青髪のショートヘアで青目を持ち、身長は141センチで幼い外見をしている。物静かな性格であるが、自分の好きな事を話す際には饒舌になる事がある。 ナルギードスからPolarisに関する研究を引き継いでおり、部屋には巨大な観測機械が置いてある。それを使って数年分のPolarisでの気象や天体、地質のデータを調査している。スズキのいた時代に生息していた猫に強い興味を抱いており、その後Polarisに迷い込んだ猫に特売と名付けて飼う事にした。

(カゼ)

Polarisに迷い込んだ少女。年齢は19歳。Polarisに来る前は高名な戦士として知られていた。青髪のロングヘアで、耳が横に細長い。極度の恥ずかしがり屋だが、露出度の高いアーマーを着ている。スズキにその露出度の高さを指摘された際は、かなりの動揺を見せていた。初対面の人に対して愛想のない態度を見せる事があるが、根は優しい性格の持ち主。 自らを戦士であると名乗ると共に、高い戦闘能力を誇る。特にスピードに関しては自信を持っており、それを活かした戦闘を得意としている。Polarisでは周囲の警戒などを担当している。しかし、触手に強い苦手意識を持っており、巨大なタコと対峙した際はその戦闘能力を発揮できなかった。

パルム (パルム)

Polarisに迷い込んだ少女。年齢は14歳。Polarisに来る前は元の世界で王国の姫だった。癖のあるピンク色の髪を、ロングヘアにしている。また、耳が横に細長く、頭には小さな王冠を乗せている。普段は高貴そうなドレスに身を包んで、上品な立ち振る舞いをしている。なんにでも興味を示す好奇心旺盛な性格の持ち主。元の世界では高い地位に就いていたが、Polarisではみんなにフランクな接し方を求めている。 恋愛小説を読むのが大好きで、人の恋路に強い関心を持っている。フェイエルやポラリスがスズキを異性として意識した際は、その変化にいち早く気づいていた。スズキがPolarisにやって来た際は男性である事を意識し過ぎるあまり、出て来れなかった。 その後、みんなの協力を得てスズキとの挨拶を済ませてからは、彼となかよく接するようになる。

ロゼ (ロゼ)

パルムと共にPolarisに迷い込んだ女性。年齢は27歳。Polarisに来る前はパルムの付き人を務めていた。緑色の髪で、ショートカットの髪型をしている。耳が横に細長く、クールな雰囲気を漂わせている。世話好きで、パルムのかわいい姿を見たいがために、彼女をからかったりする事もある。Polarisに来たばかりの頃、帰りたいと言って泣いてばかりいたパルムのために、元の世界に帰るための手段を探していた。 その探索ではなんの成果も得られなかったが、パルムがこの世界に馴染んで泣かなくなった事で、無理に帰る手段を探そうとはしなくなった。その後、スズキがポラリス城にて予備の管制室を発見した際は、密かに悔しがっていた。それをスズキに伝えたうえで、彼の活動を応援している。

アルル (アルル)

Polarisにある食堂で、シェフを務めている女性。癖のある藍色の髪をロングヘアにしている。耳が横に細長く、お淑やかな雰囲気を漂わせている。自分の作った料理を褒められるのが大好きで、褒められると耳を真っ赤にして照れる。それをポラリスに指摘された際は、照れ隠しで彼女の口を封じていた。

プチポラ (プチポラ)

Polarisにいる住人達で、よく似た人物が複数いる。金髪のロングヘアで、非常に小柄な体型をしている。また、ポラリスに外見が酷似しており、「ポラ」という言葉でコミュニケーションを取っている。ポラリスと共にPolarisに迷い込んだ人々の世話を買って出ている。普段はポラリスタウンと呼ばれる場所におり、そこはPolarisにおけるさまざまな物資の生産拠点となっている。

バハムート (バハムート)

Polarisに迷い込んだ雄の竜。Polarisに迷い込む前は、数多の竜を統べる竜王の地位に君臨していた。非常に大きな体躯を持ち黒色の鱗で覆われているほか、背中には羽が生えている。温厚な性格で、人語を解して人々とのコミュニケーションを取る事ができる。また、Polarisに歪みが現れた際は、みんなを守るために歪みに立ち向かった。 紳士的な対応を見せつつも、若干スケベなところがあり、ポラリス達のエッチな姿を見たがる事が多い。ちなみに雌の竜はいつも裸であるという理由から、エッチな対象としてはあまり認識していない。

ナルギードス (ナルギードス)

以前からPolarisに迷い込んでいた男性。スズキがPolarisに迷い込んで来た頃には元の世界に戻っていたため、外見などは判明していない。ノナやフェイエルいわく頭が非常によくて、とても強かった。寡黙で単独行動が多かったが、気配りのできる優しい人物。Polarisにかかわる謎を単独で探索しており、Polarisの管制室の存在にも気づいていた。 Polarisから出る前に、その研究の一部をノナに引き継いでいる。また、会っていないはずのスズキに対して手紙を書いており、元の世界での彼との関係が示唆されている。

特売 (トクバイ)

Polarisに迷い込んだ野良猫。虎柄の模様をしている。Polarisに迷い込んだあと、ノナにより特売と名付けられて飼われる事になった。みんなからはかわいがられており、Polarisでの生活に馴染んでいる。

乙姫 (オトヒメ)

竜宮城のナビゲーターを務めている女性型アンドロイド。胸元が大きく空いた煽情的なドレスに身を包んでいる。『浦島太郎』の物語に沿って竜宮城の管理を行っていたが、竜宮城を訪れる者の中には『浦島太郎』を知っているが故に興が覚めるような発言をする人物達がいる事に辟易していた。そこでマリンスノーや深海魚ツアー、海底火山などの見どころを増やし、意地でも楽しませられるように努めている。 Polarisのナビゲーターの一人としてその事情に精通している一方、Polarisに関する重要な機密事項などはいっさい知らない。アンドロイドとして人命の安全を守る事を何よりの最優先事項としており、竜宮城に歪みが現れた際は、竜宮城にいたポラリス達の身の安全を守るべく彼女達を真っ先に竜宮城から脱出させた。 歪みによって竜宮城が破壊されそうになった際は竜宮城に眠る玉手箱を放っておけず、玉手箱と共に竜宮城で朽ち果てる事を選択している。しかし、ポラリスが竜宮城ごと地上への転移を行ったため、壊されずに済んだ。

赤様 (アカサマ)

Polarisに迷い込んだ獣人の赤ん坊。ポラリスからは「赤様」と呼ばれていたが、その本名は不明。頭から獣のような耳を生やしており、首元には涎掛けをつけている。Polarisに迷い込んだ際、スズキの部屋に現れた事から彼に懐いている。その後、彼の部屋で一晩を過ごしたあと、元の世界に帰った。その際、スズキが元の世界に帰る事に対して恐怖を覚えるきっかけとなっている。

ケイエス (ケイエス)

CODの責任者を務めているロングヘアの女性で、「総長」と呼ばれている。見た目がポラリスに酷似している。また、2700年前からCODの責任者を務めている事から、その身体はクローン技術によって朽ち果てる度に入れ替えている。2100年前からPolarisとのリンクが切れてしまい、そのあいだずっとPolarisとコンタクトを取る方法を探していた。 そんな中、竜宮城の管制室から転移して来たスズキと会い、Polarisの現状を確認した。さらにPolarisとのリンクを取り戻すために、スズキにリンクを復帰させるための手助けを頼んでいる。しかし、Polarisの管理人を務めるポラリスの存在について認知していなかった事から、彼女の存在を謎に感じている。

場所

Polaris (ポラリス)

数多く存在する並行世界を管理している世界で、それらの並行世界よりも高次元に存在している。Polarisの管理はポラリスが行っているが、稀に次元の狭間ができる事で並行世界からPolarisへ生物や物などが迷い込んでしまう事がある。迷い込んでしまったものは、ポラリスが責任を持って世話を引き受けており、元の世界の次元座標が見つかり次第、帰してあげる事になっている。 元の世界の次元座標が見つかるまでの時間にはばらつきがあり、早ければ半日で見つかるが、長く時間がかかる場合もある。また、戻る際は迷い込んだ時の時間に戻される。実は2100年ほど前よりPolarisを管理するための場所であるCODとのリンクが途切れており、以来管理はポラリスが行って来た。 しかし、正常な状態ではないために歪みが発生するなどの不具合が起こっている。なお、スズキ達の探索の結果、彼らのいた世界の人間がPolarisを作り出した事が推測されている。

ポラリス城 (ポラリスジョウ)

Polarisに存在する古い建造物の一つで、西洋風の城。玉座の後ろに隠し扉があり、「調べる」という言葉を入力すると開く仕組みになっている。その下にはPolarisの管制室が隠されていたが、スズキらが訪れた時には既に管制室の動作は停止していた。また、マシンを動かすためのシステム自体が失われており、復旧は困難な状態。 なお、スズキが訪れる以前にナルギードスがこの場所を訪れており、スズキらが訪れた際に彼からの手紙が置かれていた。

ポラリスの外壁 (ポラリスノガイヘキ)

Polarisの端にある次元の狭間。ノナいわく彼女の世界で使われているワープ装置でなければ中を通り抜ける事はできず、生身での突破は困難を極める。スズキらは管制室を見つけるためにバハムートに乗って通り抜けようとしたが、失敗してしまう。なお、このポラリスの外壁の向こう側にはCODが存在している。

竜宮城 (リュウグウジョウ)

Polarisの海の中にある施設の一つ。この施設に行くには浜辺に打ち上げられている亀を助け、その後現れる亀形の大型潜水艦に乗る必要がある。おとぎ話の『浦島太郎』をもとに設計されており、案内人の乙姫が世界観に沿って案内を行う。『浦島太郎』の話を知っている者のために、ほかの見づころとしてマリンスノーや深海魚ツアー、海底温泉なども用意されている。 また、Polarisの管制室が設置されているが、関係者以外の立ち入りを指紋認証にて制限している。スズキらが訪れたあとに歪みが発生したため、その対処のためにポラリスの持つ転移能力を使って海上に移動される事となった。

COD

Polarisのセキュリティを担当している機関で、正式名称は「CARETAKER OF THE DIMENSION COD」。2700年前から存在しており、管理している職員はクローン技術により身体を入れ替え、生き長らえている。しかし、2100年からPolarisとのリンクが途切れてしまい、リンクを復帰させる方法を探っている。 また、CODからPolarisの監視を行う事はできるため、スズキらの事を遠くから観察している。スズキとフェイエルは竜宮城にあった管制室の転移装置を通って、CODを訪れている。

その他キーワード

歪み (ユガミ)

Polarisに稀に現われる黒色の不気味な物体。非常に攻撃的で周囲の人間や生物に襲い掛かるほか、形状や大きさなどを変化させる事が可能。これに触れた生物や物体は歪みに飲み込まれてしまい、ポラリスなどによる修復作業を受けるまでのあいだ、飲み込まれた部分を失ってしまう。片腕を歪みによって飲み込まれたバハムートいわく、失った部分に痛みはなく、感覚も残っている。 この存在には謎が多いが、ケイエスによればPolarisの寿命が縮まっている事の前兆であるとされている。

ドラゴンキラー (ドラゴンキラー)

次元最強の酒で、ドラゴンすら殺せるという事から名付けられた。「幻の古酒」とも呼ばれており、常人では飲み干すのが不可能とされるほどの辛口。これを飲んだ風は瞬時にへべれけになった。

ポラリスグリーンドラゴン輪切りテール肉ドラゴンブレス焼き (ポラリスグリーンドラゴンワギリテールニクドラゴンブレスヤキ)

Polarisに存在する竜・ポラリスグリーンドラゴンの尻尾を輪切りにして焼いた肉料理。アルルが塩胡椒とガーリックで軽く下味をつけたあとに、バハムートによる火炎の息吹で一気に焼き上げている。非常に美味で祝いの席などに出されている。

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