概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
東根 将彦 (あずまね まさひこ)
ゲーム会社に勤務する独身男性。ハーフリムの眼鏡をかけている。会社から頼られる存在ではあるものの、残業や休日出勤が当たり前で、職場と自宅を往復するだけの日々を送っている、いわゆる社畜。ある日突然、高校時代の同級生だった君島里美の娘を名乗る女子中学生の君島優里が自分を頼って訪ねて来たことから、母親が迎えに来るまでという条件で同居生活を始めた。当初は優里への接し方に戸惑っていたが、次第に優里のいない生活が考えられないほどかけがえのない存在となっていく。そんな中、里美から優里を迎えに行くとの連絡をもらったにもかかわらず、一方的に約束を反故(ほご)にされ、1度ならず2度までも母親から捨てられる形となった優里の心情を察し、彼女が立派な大人になるまで面倒を見ることと、自分もとから嫁に出すことを決意した。だが、未成年者で血縁関係がない優里との同居は、そうそう社会的に認められるわけがないと考えており、会社にも優里が通う学校にもその事実は明かしていない。優しく温厚な性格で、無理なスケジュールの仕事を頼まれても断れないタイプ。
君島 優里 (きみじま ゆり)
母親の君島里美と二人で暮らしていた女子中学生。突然母親が失踪し、東根将彦を頼るようにと残されたメモを頼りに、将彦の家を訪れた。当初は将彦から、市役所に保護を求めて施設で暮らすことを勧められたが、里美が迎えに来るまでの条件で将彦の家に置いてもらえることになった。もともと母親が不在がちだったこともあり、炊事洗濯掃除など基本的な家事は一通り自分でできるため、健気(けなげ)に将彦の身の回りの世話をしている。実直な性格で、将彦に迷惑をかけたくないという気持ちが強く、早く大人になりたいと願っている。自立するためにはお金が必要だと考え、朝と夕方の新聞配達のアルバイトを1年以上続けている。母子家庭で育ち、父親や親戚とは会ったことがない。
書誌情報
社畜と少女の1800日 全13巻 芳文社〈芳文社コミックス〉
第1巻
(2017-10-16発行、 978-4832235762)
第13巻
(2020-11-16発行、 978-4832237803)