あらすじ
登場人物・キャラクター
祖母
老齢の女性で、年齢は88歳。気持ちの病気を抱えており、孫がしばらくぶりに姿を見た時は、顔がしわくちゃになり、声も小さくなっていた。猫嫌いで、動物全般にも興味がない。なお、猫が嫌いな理由は、亡父が犬が好きだったから。しかし、孫が飼い始めた猫と出会い、そのかわいさに魅了されてからは、それまでの陰鬱な雰囲気はすっかりなくなり、見違えるように明るく元気になった。みんなの留守中に猫を預かった時は必ず「誰もいないとおばあちゃんのところに来てる」と嬉しげに報告したり、検査入院中に家族の人数を聞かれた時は、猫を加えてカウントして看護師に報告するなど、猫のことを溺愛している。去勢手術後に付けられていたカラーが猫から外された時は、自由になった猫の姿を見て思わず涙ぐんだ。そのポジティブな変わりっぷりと、ほのぼのとした猫との交流が、家族に幸福を与えていた。
孫
ごくふつうの女性。猫を飼うことになった際、猫嫌いの祖母に猫を飼うことを相談した。最初は嫌がられていたが、何度か猫を祖母に会わせるうちに、祖母が猫を溺愛するようになったため、その様子を微笑ましく観察するようになった。







