概要・あらすじ
女子中学生・大橋鈴女は、ドジで弱気、男性恐怖症の女の子。自身が通う聖マリアナ学園が共学になると知り落ち込んでいたところ、編入してきた美形の男子海外留学生たちと講師から、神が作った地球防衛戦隊ゴッド・フォースに入隊するよう請われることに。鈴女は、ゴッド・フォースの一員として悪魔と戦い、また、同じ隊員のボウイ・レインとの恋を育んでいくのだった。
登場人物・キャラクター
大橋 鈴女 (おおはし すずめ)
聖マリアナ学園に通う女子中学生。中等部2年。14歳、9月15日生まれのおとめ座。身長152センチ、体重40キロ。血液型はA型。母は国際的な大女優・大橋花乃、父は有名な天才科学者だったが、鈴女が幼少時に他界している。母親が海外ロケなどで留守がちなため、同じく両親が留守がちな、いとこの宝野咲也と共に暮らしている。 小学生の頃、引っ込み思案を心配した母の勧めで劇団に入っていたが、そこで出会った初恋の男の子に裏切られたこと、幼稚園から小学校の間、男子からいじめられたことから男性恐怖症になっている。ドジで泣き虫で気が弱く、自分に自信がない。神に選ばれ、地球防衛戦隊ゴッド・フォースの一員となる。 幼い頃、ザイード王国の王子、セイリム・ハザードからプロポーズをうけたことがある。
ボウイ・レイン (ぼういれいん)
悪魔に対抗するため、神が作った地球防衛戦隊ゴッド・フォースの男性隊員。アメリカ出身の金髪美形。14歳、5月25日生まれのふたご座。身長166センチ、体重48キロ。血液型はB型。ゴッド・フォースに参加する少女を探すため来日。女子校だった聖マリアナ学園が共学化した際、アメリカからの留学生として中等部2年に編入した。 先天的な超能力者で、瞬間移動や念動力などを使うことができ、その力は未知数といわれる。赤ん坊の頃、親に捨てられた孤児で、ニューヨークの孤児収容施設で育った。超能力を気味悪がった里親のもとを逃げ出したところ、ボビー・スパーノに保護され、そのままスパニッシュ・ハーレムで育つ。 短気で、大橋鈴女の教育係を言い渡された際は、泣き虫で気が弱い鈴女にいらだっていたものの、後に彼女を認め、恋愛感情を抱くようになる。捨てられたときに持たされていた写真から、母親は日本人女性だとわかっているが、父親は不明。
ユーリー・コンスタッド (ゆーりーこんすたっど)
悪魔に対抗するため、神が作った地球防衛戦隊ゴッド・フォースのまとめ役を務める男性。イギリス出身の金髪美形。瞳の色はブルー。23歳、1月30日生まれのみずがめ座。身長180センチ、体重68キロ。血液型はO型。ゴッド・フォースに参加する少女を探すため来日。 女子校だった聖マリアナ学園が共学化した際、科学講師として迎えられる。化学・生物学ほか、7つの博士号を持つイギリスきっての天才で、2年前、父が亡くなってからは、伯爵の爵位を持つ名門貴族の当主を務める。しっかりとした性格だが、育ちの良さから時々とぼけたことをする。
サディ・バルダナ (さでぃばるだな)
悪魔に対抗するため、神が作った地球防衛戦隊ゴッド・フォースの男性隊員。インド出身で、褐色の肌をした美形。17歳、11月24日生まれのいて座。身長177センチ、体重63キロ。血液型はAB型。聖マリアナ学園が共学化した際、インドからの留学生として高等部2年に編入してくる。 ヒーリング、チャネリングなどの霊的能力を持つ。特技は料理で、インドカレーを作ることが多い。人当たりが良く、落ち着いた穏やかな性格で、ゴッド・フォースのムードメーカー的な役割を果たす。姉が3人いる。
竜太郎・ホシノ (りゅうたろう ほしの)
悪魔に対抗するため、神が作った地球防衛戦隊ゴッド・フォースの男性隊員。16歳、7月17日生まれのしし座。身長178センチ、体重66キロ。血液型はB型。国籍はブラジル。日系3世で、祖父は日本からブラジルに移住し、コーヒー農園を開いた。聖マリアナ学園が共学化した際、留学生として高等部1年に編入してくる。 地元・ブラジルのサッカーチームがこぞってスカウトしようとするほどの運動能力の持ち主。明るく大雑把で、物事にはこだわらない性格。亜里沙・ホシノの兄で、妹に関してはややシスターコンプレックス気味で、過剰に心配するところがある。大橋鈴女のことも妹のように可愛がっている。 特技はサンバを踊ること。家族揃って大橋花乃のファン。
宝野 咲也 (たからの さくや)
聖マリアナ学園に通う女子高校生。高等部1年。16歳、11月5日生まれのいて座。血液型はA型。母親は、大橋鈴女の母である大橋花乃の妹にあたるため、鈴女とはいとこ同士。花乃と顔が似ている。美人で成績優秀、性格も温厚なため聖マリアナ学園のマドンナとして多くの生徒の憧れの存在となっている。 少し抜けたところがあり、憎めない性格。両親はクラシックの演奏家で、海外公演で不在がちなため、大橋鈴女の保護者を兼ね、二人暮しをしている。ゴッド・フォースのアシスタント的な役割を持っており、ピンチの際には、鈴女と二人、レディ・ゴッドフォースとして出動したことがある。
神 (ごっど)
『神様の言うとおり!』に登場する、うさぎのような姿をしたキャラクター。神と呼ばれているが、これは種族名で、本名はエリアス。地球より数段文明が進化した星・アリストリアルの生物で、人類が誕生した頃からずっと文明の発達を見守っており、ライバルの悪魔族から人類を守ることを使命としている。20年ほど前、パトロール中、野良猫に襲われたところを助けてくれた初恋の人が鈴女によく似ている。 このとき、猫に襲われたことがきっかけで猫アレルギーになってしまい、猫を見るだけでジンマシンが出る。普段は地球に最も適応したウサギのような姿をしているが、風邪をひくと、本来の人間同様の姿に戻る。明るい性格で、地球や人類を守ることに使命感を持っている。
大橋 花乃 (おおはし かの)
34歳、10月5日生まれのてんびん座。血液型はAB型。大橋鈴女の母。花乃は芸名で、本名は花女。円熟した美貌と演技力を持ち、世界中の巨匠監督が撮影を望んでいるという大女優。夫とは死別しており、女手ひとつで鈴女を育てている。少女時代は鈴女と同じように弱気で引っ込み思案だったが、夫となる人と出会い、大きく成長を遂げた。 仕事上は貫禄のある大女優だが、家に帰ると明るい性格の母親である。
悪魔 (でびる)
悪魔と呼ばれているが、これは種族名で、本名はディアストリールという。神と同程度の科学文明レベルを持つベリストルの住人。地球の存亡をかけ、数万年前から神族と戦っている。緩いウェーブのかかった、足首まである長い黒髪が特徴の美形の男性。地球の人類をいたぶることを趣味としている。 また、美少年趣味があり、趣味と実益を兼ね、神を真似て美少年ばかり集めたデビル・ファイターズを作ったことも。欲しいものはなんとしても手に入れる主義で、ボウイ・レインに執着を見せる。本来は非情で冷酷な性格なようだが、地球を滅亡させることは神とのゲームのように楽しんでいるだけで、あまり本気でない様子。 シェレストリールとセレナシルキーの兄。
グリフィス
悪魔のしもべ。15歳ほどの外見を持つ美少年。悪魔の指令を受け、ゴッド・フォースに様々な嫌がらせを行う。しっかりもので、悪魔には忠実で健気に尽くすが、時に鋭いツッコミをいれることも。愛読書は『オレンジページ』と『ESSE』。悪魔の城の家事一切の切り盛りをする。本来は人間で、赤ん坊のころ悪魔に拾われた。
セレナシルキー
悪魔とシェレストリールの妹。悪魔族の美少女。いくつもの惑星を滅ぼしている女悪魔。気が強くわがままで、目的を果たすためには手段を選ばない。レイン・ボウイを気に入り、自分のものにしようとする。
シェレストリール
長い金髪をした悪魔族の男性。悪魔の弟で、共に地球を滅亡させようとしていたが、人間の女性を愛し、悪魔と反目。地球を巨大隕石から守るため、その力を使い果たす。
上島 薔子 (かみしま しょうこ)
ファッションブランド・ROSEのファッションデザイナーの女性。弱冠35歳にして、ROSEを一流ブランドにのしあげた。ティーン向けのブランドJr.ROSEを立ち上げるにあたり、大橋鈴女とボウイ・レインに新作発表のショーのモデルをしてくれないかと打診してきた。 ボウイの母親によく似ている。優しい性格で、ボウイのことを気にかけている。18歳の時、両親が亡くなったことをきっかけにニューヨークに留学し、10年間ファッションを学んでいるが、このとき、共に留学していた双子の姉・遥子が行方不明となっている。
その他キーワード
パワーリング
ゴッド・フォースが身につけている、神から託された腕輪状の装身具。潜在能力を増幅し、特別な「力」を出すことができる。精神を集中して念じれば、念動力や瞬間移動を使うことが可能。また、これをつけている間は外国語も自動的に翻訳される。神から選ばれた仲間の印でもある。