概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ローゼマイン
エーレンフェストの領主であるジルヴェスターの養女。本好きの日本人「本須麗乃」の記憶を持つ少女「マイン」だったが、さまざまなめぐり合わせの末、養女として領主に迎え入れられ、「ローゼマイン」と名を改めた。元平民であったことは秘密にしており、対外的には神殿で育てられた貴族の娘を領主が引き取ったという形になっている。2年前、刺客の放った毒を受け命の危機に瀕(ひん)し、2年間ものあいだ眠り続けていた。そのため容姿は2年前と変わっておらず、同年代の中では明らかに小柄な体型をしている。目覚めたあと、フェルディナンドに命じられ、貴族たちの学校である貴族院に通うこととなる。エーレンフェスト貴族の学力向上を命じられているが、当初はやる気はなかった。しかし、役目を果たせば国内第2位の蔵書量を誇る貴族院の図書館で思う存分読書ができると言われたため、全力で取り組むようになる。日本の知識を活かして印刷業をはじめとしたさまざま事業を始め、成功に導いており、その名は「エーレンフェストの聖女」として広まりつつある。
フェルディナンド
神殿で神官長を務める青年。エーレンフェストの領主であるジルヴェスターの異母弟。ローゼマインがマインであった頃からの事情を知る人物で、実質的なローゼマインの後見人を担っている。2年前、毒に倒れたローゼマインの治療を担当し、それからずっと彼女を助けるため尽力している。目が覚めてからは貴族院の入学がせまっていることを教え、入学に間に合わせるため徹底的な詰め込み教育を行う。ローゼマインの扱いに手慣れており、貴族院の図書館をエサにローゼマインのやる気を引き出した。フェルディナンド自身もかつて貴族院に通っており、今も貴族院で教師として働くヒルシュールはと直接的な師弟関係。性格も言動もヒルシュールから多大な影響を受けており、ローゼマインは貴族員でヒルシュールを見て、フェルディナンドの姿をダブらせている。
クレジット
- 原作
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香月 美夜
- その他
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椎名 優
書誌情報
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!」 1巻 TOブックス〈コロナ・コミックス〉
第1巻
(2021-03-15発行、 978-4866991320)