究極!!変態仮面 空白の8年間エピソード

究極!!変態仮面 空白の8年間エピソード

高校生がどう見ても変態なヒーローに変身し、悪漢とバトルをするギャグ漫画。究極!!変態仮面の本編と、最終回である「8年後の未来」の間をつなぐエピソード集。「永久の変態浪漫飛行」と「究極!! 変態仮面外伝 TENGUMAN」の二本立てになっている。

正式名称
究極!!変態仮面 空白の8年間エピソード
ふりがな
きゅうきょく へんたいかめん くうはくのはちねんかんえぴそーど
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
バトル
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概要・あらすじ

拳法部の部員狂介と、マネージャーである愛子は、互いに意識しながらもすれ違いを繰り返えしていた。そんなある日、愛子が誘拐され、なおかつアメリカに移住することを知らされ、狂介はふさぎ込む。だが、思い出の品として保管しておいた愛子のパンティによって復活。変態仮面の伝説に新たな一ページが刻まれる(エピソード1『永久の変態浪漫飛行』あらすじ)。

登場人物・キャラクター

色丞 狂介 (しきじょう きょうすけ)

紅優高校拳法部に所属する高校一年生。父親譲りの正義漢で、曲がったことを許せない性格。愛子に想いを抱いていたが、それを告げようとした矢先に、彼女が誘拐されてしまう。さらに突然アメリカに移住する予定であったと知らされ、助けに行くにも連れ去られた場所がわからず、苦悩する。 自棄になり保管していた愛子のパンティを捨てようとするが、被ったことによりなぜか愛子が拉致された先を読み取ることに成功。変態仮面に変身し、救出に向かう。

変態仮面 (へんたいかめん)

狂介がパンティを被ったことにより、彼に流れる変態の血が覚醒した姿。知り合いの前では変身しないため正体は知られていない。今作では愛子のパンティを被ることにより変身する。ヘリコプターで逃亡しようとする誘拐犯と熾烈な空中戦を繰り広げ、ついに愛子を救出。 その際に狂介と愛子が、互いに想いを寄せていたことを確認しあった。

天狗丸 (てんぐまる)

バカでスケベだが、高い身体能力を持つ忍者の少年。かつて悪事を働いていたが、変態仮面らの活躍に触れて改心した。変態仮面のようになるためにテングマンを名乗り、悪を成敗している。炊き出しをしていた真知子に一目惚れし、彼女が悪漢に襲われたときは無償で救出したが、彼女にはすでに恋人がいた。 しかし、その場に居合わせた狂介からは、正義のために戦っていることを喜ばれる。

テングマン

天狗の仮面をつけ、強きをくじき弱きを助ける正義の味方。翼をはためかせて空を飛んだり、扇を手裏剣のように投げつけるなど、多彩な技を持つ。その正体は天狗丸で、正義の味方としての活動も、師匠と仰ぐ変態仮面のようになりたいがためである。 助けた相手に報酬を要求しているという俗な一面を持っているが、ボランティアでは都会での生活が立ち行かないためであって、悪気はない。

姫野 愛子 (ひめの あいこ)

紅優高校拳法部のマネージャー。大手財閥である姫野グループの一人娘で、狂介に好意を抱いている。大金持ちの娘であるため誘拐の対象にされやすく、渡米の前日に誘拐犯に拉致されてしまうが、変態仮面によって救出される。彼との別れ際に、狂介に会ったら好きだったことを伝えてほしいと伝言を残し、アメリカへと去っていった。

四季 春夏 (しき しゅんか)

紅優高校拳法部の部員。弟の秋冬と共に中国からやってきた。色気で惑わすことで敵の隙を作る御色拳の使い手だが、純粋な戦闘力も狂介に匹敵する。狂介に好意を抱いており、愛子を交えた三角関係を形成している。さらに、積極的な性格であるため、ことあるごとに狂介に迫り、それを目撃した愛子をやきもきさせる。 両親の指示により、秋冬と共に武者修行の旅に出る。

四季 秋冬 (しき しゅうとう)

紅優高校拳法部の部員。姉の春夏と共に中国からやってきた。姉に劣らぬ拳法の使い手で、生真面目な性格。両親の指示により、春夏と共に武者修行の旅に出るため、休学。旅先では御色拳の修行に付き合うため、ストリップ劇場などを回らされるなどの災難に見舞われた。

早乙女 (さおとめ)

紅優高校拳法部の主将。厳つい顔に逞しい体つきと、格闘家らしい風貌と、それに裏打ちされた高い実力を備えている。一方で男色家であり、狂介や秋冬に色目を使ったり、迫ったりするために恐れられている。また、繊細な面も併せ持っており、秋冬が休学すると知った時には、春夏のからかいによって精神的に傷ついていた。

里美 (さとみ)

紅優高校の生徒。愛子とは親友の間柄で、小学生の時からの幼馴染。愛子がアメリカに渡ることを知っていたが、狂介と彼女の関係もあり、出立する前日まで紅優高校拳法部には伝えなかった。愛子が日本を発つときは、涙を流して見送る。

姫野 王権 (ひめの おうけん)

姫野グループの現当主で、愛子の父親。娘を俗世に近づけることを快く思っておらず、男性が近づかないように執事の世羽に監視させたり、彼女が自分の意思で動くことを望んだ時は不良になったと言い放つ。紅優高校を庶民の溜まり場であると明確に見下すなど、独善的な面が目立った。

姫野 后 (ひめの きさき)

姫野グループの当主夫人で、愛子の母。優しげな風貌と奇抜なヘアスタイルが特徴的な女性。夫の王権と異なり愛子に理解を示しており、紅優高校に通いたいと希望した時も快く認めている。

世羽 (せわ)

姫野家に仕える執事。愛子の世話係を長年担っており、彼女を大切に思っている。しかし誘拐されたと知った時は、動揺する前に「殺人や交通事故でなくてよかった」と語るなど、認識がおかしいところがある。

誘拐犯 (ゆうかいはん)

愛子を誘拐した元レンジャー部隊の長。半年前から綿密な計画を立てており、実行に移そうとする。しかし変態仮面の介入により計画は破綻。ヘリコプターを用いて逃げようとするが、数々の変態的な動きによって次第に追い詰められる。最後はパラシュートで脱出しようとするが、追いすがる変態仮面の空中おいなりプレスを受け、気絶した。

真知子 (まちこ)

公園で炊き出しの手伝いをしている女性。春樹という恋人がおり、海外ボランティアとして、1ヶ月の間カンボジアに渡った経験がある。ある時麻薬中毒者に捕まり、命の危機にさらされるが、天狗丸の活躍によって救われた。

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