概要・あらすじ
拳法の使い手である高校生の色間狂介は、同じ学校に通う早乙女愛子を不良から助け出し、お互いに一目惚れをする。しかし、退治された不良たちは狂介に逆恨みをし、愛子を人質としておびき寄せようと企む。狂介は顔をを隠して近寄るため、道に落ちていたパンティを被る。すると、彼の中に眠る変態の血が覚醒。ここに変態仮面が誕生した。
登場人物・キャラクター
色間 狂介 (しきま きょうすけ)
拳法部に所属する高校一年生。正義感が強く、曲がったことを許せない性格。そのため不良と争うことが多く、ケンカの常習者として問題視されている。拉致された愛子を救出すべく、鬼島率いる不良に挑むことになるが、その際にケンカを仕掛けることを不良や学校側にばれないように、パンティで顔を隠そうとする。 これをきっかけにして変態仮面に変身してしまった。
変態仮面 (へんたいかめん)
狂介がパンティを被ったことにより、「超変態の血」が覚醒した姿。網タイツとブーメランパンツのみを纏っておりその姿は万人が変態と認識する。戦闘能力が飛躍的に増大しており、奇抜な容姿を生かして隙を突き、拳法で鬼島率いる不良を成敗する。また、鬼島に対しては「お仕置き」として「必殺 地獄のタイトロープ」を食らわせた。
早乙女 愛子 (さおとめ あいこ)
狂介と同じ学校に通う少女。不良に襲われた際に狂介に助けられ、好意を抱く。しかし、お互いに仲良く会話しているところを不良に目撃され、狂介をおびき出すための人質として拉致されてしまう。そこで変態仮面の戦いぶりを見せられるが、あまりの酷さに意識を失ってしまった。
狂介の母 (きょうすけのはは)
筋金入りのサディスト。SM嬢として働いており、家でもきわどい恰好をしつつ、息子の狂介に挨拶代わりに鞭を浴びせる。ロープの扱いにも長けており、変態仮面の戦闘スタイルとして受け継がれている。
狂介の父 (きょうすけのちち)
故人。生前は警察に勤めており、「はみだし刑事」と呼ばれていた。誰より正義を信じる人だったので、狂介には現在も強く慕われている。なお、母とは、警察の仕事の一環として彼女が働くSMクラブに潜入した際に出会っている。
拳法部顧問 (けんぽうぶこもん)
狂介の腕と性格を買っているが、彼が正義感ゆえにケンカを繰り返すことを懸念している。鬼島の部下とケンカをしたことを警察から聞き、これ以上ケンカを続けるようなら大会出場が危うくなることを忠告した。
拳法部主将 (けんぽうぶしゅしょう)
弁髪で筋肉質な男。実はゲイで、狂介のケンカを止めるため、忠告の意味を込めて迫り、トラウマを植え付ける。しまいには、これ以上問題を起こしたり、拳法部をやめようとしたら再度襲う旨の発言をし、狂介を心底恐怖させた。
鬼島 (おにじま)
狂介にかつて退治された不良のヘッド。子分を叩きのめされた恨みを晴らすため、愛子を人質に狂介を呼び出すが、そこに現れたのは変態仮面だった。彼の変態的な行動に一方的に翻弄され、最後は「必殺 地獄のタイトロープ」を受け、文字通り地獄に等しい目に遭った。
場所
拳法部 (けんぽうぶ)
狂介が所属している部活。顧問、主将をはじめ、部員は狂介の腕を信頼しているが、どこかぞんざいに扱っている節がある。また、彼が不良とケンカを続けていることには難色を示している。
その他キーワード
必殺 地獄のタイトロープ (ひっさつ じごくのたいとろーぷ)
『究極!!変態仮面 誕生編』の必殺技。母譲りの縄使いのテクニックで、敵をロープで拘束。その上から縄を滑り降りて、股間を顔面に激突させる。鬼島に対する「お仕置き」として、変態仮面によって使用された。