第九身体

第九身体

西暦2232年、シタデル東京が舞台。自分たちの住む場所を確保するために、日本政府と協力して国際テロ組織「メガスダボ」と戦い続ける漂流移民の軍事組織「ヌーマ」のメンバーたちの奮闘を描いた近未来SF戦記。「月刊コミックバンチ」2019年8月号から2020年8月号にかけて掲載された作品。

正式名称
第九身体
ふりがな
だいきゅうしんたい
作者
ジャンル
戦争
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あらすじ

軍事組織ヌーマ、日本政府と手を組む

西暦2232年、シタデル東京に国際テロ組織「メガスダボ」が現れて人間や建物を攻撃し始める。多くの人間が逃げ惑う中、花谷亜紀雄カ・マリエリ・サラッドージュを連れて日本政府の中央司令施設へ向かっていた。途中でメガスダボの大部隊に見つかり、絶体絶命のピンチに陥るものの、第九身体に変身したヒライズによって助けられ、無事に目的地に到着する。中央司令施設には日本政府の方針を決定する要人たちが集まっており、花谷はメガスダボを壊滅させるにはマリエリが率いる軍事組織「ヌーマ」の力が必要だと提案する。マリエリからも説明を聞いた要人たちはヌーマと協定を結ぶことを決め、花谷の指揮のもとでデジタル東京に現れたメガスダボを一掃するのだった。ヌーマの本拠地である人工島に戻った直後、メガスダボが湾岸都市を襲撃しているという報告が入り、ヌーマは準備を整えて再び出撃する。

ヒライズ救出作戦

バーン・ゴーカーケルビーの作戦によって負傷したヒライズは、ケニー・ケーニッヒの圧倒的な力の前に敗北して捕われてしまう。その後、軍事組織「ヌーマ」がヒライズの衛星の粒子反応を検知したため、国際テロ組織「メガスダボ」の拠点を見つけることに成功する。ヒライズ救出とメガスダボ壊滅のために拠点への攻撃が決定したが、湾岸都市での戦闘で大きな被害を受けたヌーマの戦力も壊滅状態となっていた。そんな状態の中、カ・マリエリ・サラッドージュは自ら第九身体に変身して前線に出ることを決め、護衛を二機従えて出撃する。一方、メガスダボの拠点に連れていかれたヒライズは連日さまざまな実験の被検体となっていたが、スキを見つけて逃げ出すことに成功するのだった。

登場人物・キャラクター

ヒライズ

軍事組織「ヌーマ」に所属する男性。衛星に選ばれた衛星適合者(ステラバティス)で、第九身体に変身できる能力を持つ。第九身体に変身しているときは「月天」と呼ばれている。ぶっきらぼうな性格で、ヌーマの仲間以外への態度はあまりよくない。ヌーマの本拠地である人工島に来る前に、両親と姉をテロリストに殺された経験があり、テロリストのことを強く憎んでいる。そのため、国際テロ組織「メガスダボ」との戦いには積極的に参加している。

花谷 亜紀雄 (はなたに あきお)

日本の内閣府特命調査室に所属する男性。日本政府と軍事組織「ヌーマ」の協定を取り付けた人物で、ヌーマの戦闘指揮を担っている。政府要人とは自信満々な態度で接しているが意外と小心者で、ヒライズが国際テロ組織「メガスダボ」に捕まった際は不安のあまり胃痛に苦しんでいた。

カ・マリエリ・サラッドージュ

軍事組織「ヌーマ」の指揮官を務める少女。年齢は17歳。衛星に選ばれた衛星適合者(ステラバティス)で、第九身体に変身できる能力を持つ。明るく前向きな性格で人当たりもよく、周囲からも好感を持たれている。ふだんは本拠地の人工島で戦闘指揮を執っているが、戦闘能力はヒライズと同様に高い。国際テロ組織「メガスダボ」に捕まったヒライズの救出に向かった際は、護衛の二機と共にメガスダボが運用するパワードスーツを多数撃破している。

ケニー・ケーニッヒ

国際テロ組織「メガスダボ」の司令官を務める男性。自分以外の人間を実験動物や駒としか考えていない極悪非道な性格をしている。捕まえた人間を火炎放射器のようなもので生きたまま焼き殺し、その匂いを嗅ぎながら食事をするなど、常軌を逸した行動をすることが多い。その一方で頭の回転が速く、一人では一体しか扱えないパワードスーツをまとめて10体操作するなど戦闘力は非常に高い。メガスダボには多くの衛星があるものの、第九身体に変身できる人間がいないため、ヒライズに興味を持ち、ヒライズの捕獲に成功するとさまざまな実験を行う。

バーン・ゴーカー

国際テロ組織「メガスダボ」に所属する男性。バーン隊の隊長を務めており、パワードスーツをまとった戦闘では剣や斧を使った接近戦を得意としている。軽快な口調でふざげた感じに見えてしまうが、戦闘で死亡した仲間の弔いを欠かさないなど,非常に仲間思いな性格をしている。注意深く判断力にも長け、パワードスーツを着用しなくても非常に高い戦闘力を誇る。

ケルビー

国際テロ組織「メガスダボ」に所属する男性。バーン・ゴーカーと共に出撃することが多く、射撃武器を使ってバーンを援護している。任務を忠実に遂行する冷徹無比な性格で、敵を倒すためなら味方ごと射撃することもためらわない。

集団・組織

ヌーマ

漂流移民で構成された軍事組織。海に浮かぶ人工島を本拠地にしており、人工島には漂流移民が15万人住んでいる。戦闘員は約44メートルの飛行幽動(ハーピー)や、約10.8メートルの幽動装竜(ドラーケン)といった大型兵器を神経接続で動かしている。日本への定住を条件に日本政府と協定を結び、国際テロ組織「メガスダボ」と戦いを繰り広げている。

メガスダボ

世界中で活動するテロリスト集団。非常に高い科学力を誇り、「鮫頭(シャークヘッド)」と呼ばれるパワードスーツをまとって感情の赴くまま破壊活動を行っている。アメリカの太平洋艦隊をあっという間に壊滅できるほどの戦闘力を持ち、対抗できるのは衛星を所持する軍事組織「ヌーマ」だけとされている。

その他キーワード

衛星 (すてら)

「不確定粒子」と呼ばれる超エネルギーを放出する謎の球体。衛星に選ばれた存在は「衛星適合者(ステラバティス)」と呼称され、不確定粒子を使って第九身体に変身できる能力を得る。

第九身体 (だいきゅうしんたい)

衛星に選ばれた存在である衛星適合者(ステラバティス)が、衛星の「不確定粒子」と呼ばれる超エネルギーで変身した戦闘形態。人間が10メートル以上の大きさとなり、外見も人間のときとは大きく変化する。変身できるのはヒライズとカ・マリエリ・サラッドージュの二人のみ。戦闘能力が非常に高く、軍事組織「ヌーマ」の主力戦力を担っている。変身していられる時間には限りがあり、変身を解いたあとは衛星に粒子が十分溜まるまで再び変身することはできない。

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