概要・あらすじ
不良校菊理高校の中でも、最強である瀬田治はある時、高校に伝わる最強のワルガキ箕輪道伝説にすべて当てはまる箕輪飛成に出会ってしまう。その伝説というのは「最強のワルガキ」で2メートル近い身長、恐竜のような強さと力を持ち、刺繍の入ったガクランを着ている不良というもの。その後、高校にも姿を現すようになった飛成に瀬田治や多くの人物が振り回されることとなる。
登場人物・キャラクター
箕輪 飛成 (みのわ ひなり)
菊理高校に通う男子高校生。1年生ながら2m近い長身。また、黒髪の長髪に、刺繍の入った学生服を着ており、彼こそが伝説の悪ガキである「箕輪道」だと噂されている。
瀬田 治 (せだ おさむ)
菊理高校に通う男子高校生。2年生。飛成が菊理高校に現れるまでは、不良たちの頂点にいた。同級生の早川みゆきが彼女である。
穂刈 正男 (ほかり まさお)
菊理高校に通う男子高校生。2年生。瀬田治の舎弟格でいつも一緒にいる。伝説の悪ガキである箕輪道に憧れていて、初めて飛成に遭った際は、飛成を箕輪道だと信じて、慕っていた。
三木 佳則 (みき よしのり)
菊理高校に通う男子高校生。2年生。金髪のパーマが特徴的。瀬田治といつも一緒にいて、穂刈正男や中山春也とは親友の間柄。冷静な性格で、熱しやすい瀬田治や中山春也のブレーキ役でもある。
中山 春也 (なかやま はるや)
菊理高校に通う男子高校生。2年生。瀬田治や穂刈正男、三木佳則の友人。喧嘩の腕も立ち、不良に絡まれていた穂刈正男を助けたこともある。
早川 みゆき (はやかわ みゆき)
菊理高校に通う女子高生。2年生。瀬田治の彼女。中学時代はレディースを率いる不良だったが、仲間が次々と離れていったため、高校入学と共に、足を洗っている。
栗崎 久里香 (くりさき くりか)
菊理高校に通う女子高生。1年生。無菌体質で世間知らずな変わり者。17歳だが、体を壊していたため、1年生の飛成と同じクラスに所属している。
神楽 渉子 (かぐら しょうこ)
女子高生。早川みゆきとは中学生時代、喧嘩でたびたび顔を合わせていたが、現在は友好関係にある。土方秋男の彼女であり、山籠もりから帰ってくる彼のために、事前に飛成を消そうと画策する。
倉河 要 (くらかわ かなめ)
南高校に通う男子高校生。不良たちからも敬遠されるほどの狂った性格。飛成を消そうと動く神楽渉子に協力し、人数を集めて飛成を襲撃する。
盆地 広文 (ぼんじ ひろふみ)
菊理高校に通う男子高校生。3年生。不良グループを仕切る小太りの男性。瀬田治にいつも絡んでいるが、勝ったためしがない。飛成と瀬田治を戦わせて、共倒れを狙う。
土方 秋男 (ひじかた あきお)
神楽渉子の彼氏。筋骨隆々とした大男。暴力事件を起こし、少年院に行く代わりに、寺に送られ、山籠もりをしていた。釈放後、飛成と戦うためにつけ狙うも、また事件になることを恐れる神楽渉子により阻止される。
岩本 省次 (いわもと しょうじ)
菊理高校に勤務する教師。生徒から「ウドの大木」と呼ばれバカにされているが、過去に伝説の男箕輪道を少年院送りにしている。飛成を箕輪道の弟と勘違いし、タイマンで互角の勝負をする。
箕輪 道 (みのわ どう)
過去に菊理高校に在籍していた伝説の男。残忍な性格で、狙った相手は病院送りにしてしまう。飛成と対峙した際も、凶器を使用して、殺しかねない戦い方をしたが、激戦の末に敗れる。飛成とは同姓だが、全く関係はない。
場所
菊理高校 (きくりこうこう)
地域でも有名な不良校であり、不良たちからの逆恨みを恐れて、退学制度は機能していない。伝説の悪ガキ箕輪道伝説と呼ばれる伝説があり、多くの生徒の憧れの的となっている。