概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
東谷 龍青 (ひがしや りゅうせい)
整骨院「東谷治療院」を営んでいる青年。東谷一族の末裔(まつえい)。東谷一族のルーツは、1500年以上前から時の権力者の「毒味」をしてきており、代を重ねるごとにその子孫は毒の耐性ができたとされている。健康は何にも勝る宝であることを信条としており、ジム通いや適度な睡眠に1日2300カロリーの食事と、健康にかかわることは率先して実行している。人間を蝕む毒素を抽出する能力を使って難病に侵された患者を治療している。ただし、抽出した毒素は、東谷龍青自身の肉体に蓄積され、24時間以内に第三者に伝染させないと死んでしまう。そのため治療の対象は、悪人に理不尽な仕打ちを受けた人間に限られている。裏社会では「粛正人」という異名で呼ばれることが多い。毒素の抽出のほかに、自らの血を固めて針や刀のようにあやつることができる。ただし戦闘能力は高くなく、敵対組織である「裏鬼門」の異能者には苦戦を強いられることが多い。健康を何にも代えがたい宝と考えていることから高額の治療費を請求したり、不満があれば遠慮なく周囲に悪態をついたりと、強欲かつわがままな一面を持つ。
基山 園香 (きやま そのか)
大手病院「皆目総合病院」で看護師を務めている女性。東谷龍青とはビジネスパートナーの関係で、龍青が東谷家の末裔であることも知っている。看護師としての手腕に優れているほか、凛(りん)とした立ち振る舞いで、患者や同僚の看護師たちからの信頼も厚い。龍青からも信頼を寄せられていたが、徐々に不審な点が見受けられるようになる。やがてその正体が龍青と敵対する組織「裏鬼門」の幹部「鬼山園香」で、龍青の力量を図るために送り込まれたスパイだったことが発覚する。その本性は、ほかの裏鬼門の幹部同様に冷酷無比だが、裏鬼門と無関係の友人が亡くなった際は敵討ちを望むなど、仲間意識が非常に強い。手のひらから衝撃波を発生させる「鬼功砲」や、前方の空間を自然発火させる「鬼火砲(おにびほう)」など、超常的な能力を使いこなす。
書誌情報
粛正の解毒師 7巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉
第1巻
(2022-03-18発行、 978-4088922690)
第2巻
(2022-06-17発行、 978-4088923666)
第3巻
(2022-09-16発行、 978-4088924359)
第4巻
(2022-10-19発行、 978-4088924663)
第5巻
(2023-02-17発行、 978-4088926070)
第6巻
(2023-07-19発行、 978-4088926926)
第7巻
(2024-01-18発行、 978-4088928777)