群竜伝

群竜伝

スポーツを題材にしながらも、バイオレンスと抗争に満ちた男たちの世界を描く。序盤は9つのチームをつくって甲子園出場をめざすが、後半は謎のプロ野球混成チームとの戦いとなる。

正式名称
群竜伝
ふりがな
ぐんりゅうでん
作者
ジャンル
野球
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概要・あらすじ

荒れまくる岩鉄高校野球部に入部してくきた転校生、白井竜次は、腕っ節の強さで野球部を掌握すると、岩鉄高校野球部の甲子園出場を宣言した。背中に竜の刺青を背負った竜次だが、ほかにも8人、同じような刺青を彫った男たちがいるという。彼ら9人の目的は、それぞれがチームをつくり甲子園に出場し、さらにプロ野球界に殴りこむことだった。

登場人物・キャラクター

白井 竜次 (しらい りゅうじ)

背中に竜の一部の刺青がある。岩鉄高校野球部に乗り込み、荒れ果てた野球部員たちの心をひとつにまとめ甲子園出場を目指す。

黒崎 (くろさき)

岩鉄高校野球部員。白井竜次との抗争の果てに竜次の熱さに打たれ、竜次の仲間になる。

五神 (いがみ)

川北高校野球部のエース。いつも岩鉄高校野球部に狙われていたため、空手部、柔道部などの護衛をつけていた。眼鏡をかけたインテリ風だが、ピッチャーとしての腕は超一流。

(たき)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。白井竜次、竜馬と出会い、3人でそれぞれのチームを作るべく行動していた。

竜馬 (りゅうま)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。白井竜次、滝とそれぞれ別行動をとり、自分のチームをまとめていた。滝とともに、岩鉄高校野球部のピンチには自分のチームを引き連れて加勢にあらわれる。

玉井 (たまい)

岩鉄高校野球部員。とある事件により顔に大きな火傷を負っており、学校、そして野球に対する憎しみは人一倍強い。岩鉄高校野球部をひとつにまとめようとする白井竜次に反抗を続ける。

二代目 神竜 (にだいめ じんりゅう)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。神竜組の組長。竜の頭の刺青を持つ男がリーダーになれると知っており、自分の背中に偽物の竜の頭部を描いたが、白井竜次たちとの戦いで刺青が剥げ落ちてしまう。

昇竜 (しょうりゅう)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。工事現場で働いているヒゲの男。白井竜次たちの話に乗り、宿命の9人に参加する。

南 ハルオ (みなみ はるお)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。とてもすばしこい男で、性格も軽い。名前の南ハルオも本名かどうかは不明。

デカ

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。山奥で暮していた大男。自分の宿命を知っており、仲間たちが集まるのを待っていた。本名は不明。

頭竜 (とうりゅう)

背中に竜の一部の刺青がある宿命の9人のひとり。その刺青は竜の頭部で、9人のリーダー格。9人全員の刺青がひとつにまとまってこそ竜の力が発現することを知っていた。

オーナー

プロ野球界に殴りこむという9人の宿命を知り、スポンサーとなる男。9人の理解者のふりをしているが、金の匂いに敏感で、9人を欺いて金儲けに走る。

集団・組織

岩鉄高校 (がんてつこうこう)

ある事件がきっかけで野球部員は全員不良生徒となり、試合前に対戦校のエースを闇討ちしたり非道の限りを尽くしていた。白井竜次の出現により、かつて野球に打ち込んでいたころの情熱を取り戻す。

川北高校 (かわきたこうこう)

高校野球の名門校。エース五神の腕を折ろうと虎視眈々と狙う岩鉄高校野球部から五神を守るため護衛をつけた。岩鉄高校野球部との試合では、乱闘に持ち込もうとする岩鉄高校野球部と互角に戦った。

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