老女的少女ひなたちゃん

88歳の女性「三芳とよ」の記憶を持って生まれ変わった少女、月見里日向の日常を、コミカルに描いた作品。幼稚園児にもかかわらず言動が年寄りくさい日向が、周囲の人達や環境を通じて成長していく様子が描かれている。「月刊コミックゼノン」49号から連載の作品。

正式名称
老女的少女ひなたちゃん
作者
ジャンル
その他ギャグ・コメディ
レーベル
ゼノンコミックス(ノース・スターズ・ピクチャーズ)
関連商品
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あらすじ

第1巻

88歳の女性、三芳とよは交通事故に遭い、その生涯を終える。しかし、気がついた時にはその記憶を残したまま赤子として生まれ変わり、月見里日向として人生をスタートさせる。そのまま幼稚園児として成長した日向だったが、依然として「三芳とよ」の人格を保っているせいで、周囲からは「おばあちゃんみたいだ」とよく言われていた。そんな中、日向の先生が風邪を引いてしまう。心配した日向は、前世の記憶を活かして風邪に効く大根あめを作って持って行く。(第1話「カイコ的キオク」)

負けず嫌いの千春は、日向に砂遊びでの勝負を持ち掛ける。ルールがいまいちわからないなりに、その勝負を受けた日向だったが、千春に勝った事で彼女を泣かしてしまう。(第2話「オヒルネ的タンコブ」)

日向は前世で、畑を荒らされた経験があった事から猫が大嫌いだった。さらに幼稚園の砂場に猫が小便をするのを見た日向は、猫をますます嫌うようになる。そんな日向に対し、牧原文夏は、猫用トイレを作ってあげれば、猫も砂場を汚さないようになるとアドバイスする。それを聞いた日向は、半信半疑ながら猫用トイレを作ってみる事にする。(第3話「キセキ的ヒトトキ」)

千春と冬馬がケンカしているのを傍から見ていた日向は、今日も平和だと呟く。しかし、結局日向は千春の加勢をする事になり、冬馬達と砂団子作りで勝負を始めた。(第4話「キョウユウ的ヒミツ」)

日向は風邪を引いてしまい、幼稚園を休む事になった。そんな中、彼女のもとに咲夜が姿を現す。咲夜は自分も日向と同じく前世の記憶を持っていると言い、日向になんのために生まれ変わったのかと問う。(第5話「テンセイ的モクテキ」)

誕生日を迎えた日向の自宅に、文夏と千春がそのお祝いのためにやって来た。しかし、文夏と千春は日向の部屋やファッションセンスが地味だと指摘する。そして文夏と千春は日向のファッションをかわいらしくしようと言い出し、彼女に次々と服をあてがう。(第6話「バースデー的ファッション」)

幼稚園に梅の実が落ちているのを見た日向は、それを使って梅干しを漬けてみようと提案する。それにより大量の梅干しが作られたが、ほかの幼稚園児達は、酸っぱ過ぎて梅干しが食べられないと口にする。そこで日向はみんなが梅干しを食べられるようにと工夫を凝らす。(第7話「ワクドキ的ウメヅクリ」)

日向は月見里遥登といっしょに映画を観る事にした。日向にとって都会での出来事はすべてが新鮮で、日向は昔の都会とはイメージが随分変わったと衝撃を受ける。しかし、その途中で前世で孫といっしょに訪れた事のある鳥居を発見し、日向は思わずそこへ向かって駆け出す。(第8話「ヒサビサ的トカイ」)

日向は幼稚園での友達達といっしょに近所の祭りに出かける。祭りを堪能した日向は、その締め括りとして大きな花火を堪能する。しかし、その途中で日向はなぜか涙を流してしまうのだった。(第9話「チギリ的ハナビ」)

小学1年生になった遥登に新たに妹ができた。しかし妹の日向は、赤子にもかかわらず元気のない母親のために鶴を折ったり、およそ赤子らしくない振る舞いを見せる。それにより遥登は、自分の妹が天才だと実感するのだった。(特別編「兄的男子はるとくん」)

第2巻

猛暑日にクーラーが壊れてしまった事で、月見里日向達はその暑さに参ってしまっていた。そんな中、日向は打ち水をしてはどうかと提案する。そこで、たくさんの水をまき始め、みんなは元気を取り戻す。(第10話「モウショ的ケツイ」)

日向は前世の孫、薙サダヲに会うために、「三芳とよ」であった頃に暮らしていた家へと行ってみる事にした。朝早くから自転車で出かけて、長い時間を掛けてたどり着いたかつての家は空き家になっており、その事に日向は大きなショックを受けてしまう。(第11話「ツイオク的タビジ」)

無断で遠出をした事で母親を心配させてしまった日向は、「三芳とよ」の自分を捨てて、普通の少女として振る舞う事を決意した。しかし、母親は日向の様子を見て無理をしているように感じ、自分のせいで心配をさせてしまったと謝る。この事で日向は自分らしく生きればいいのだと考え、「三芳とよ」の記憶を持つ自分を受け入れる。(第12話「ヘンテコ的ヒナタ」)

日向は、牧原文夏千春が月見を知らない事に衝撃を受け、そのよさを伝えるために自宅で月見をする計画を立てる。日向はさまざまな準備を整えるが、その当日に台風が来てしまう。(第13話「オツキミ的パーティー」)

日向の通う幼稚園では、敬老の日に近所の老人センターからおじいちゃん、おばあちゃんを招いての交友会を行う事になった。そこで歌と劇を披露する事になるが、日向は、先生達の決めた劇では老人達が楽しむ事ができないと指摘する。そして代替案として水戸黄門を模した劇をやる事になり、日向はその主役として抜擢される。(第14話「ケイロウ的ジダイゲキ」)

敬老の日に行った交友会で、日向は「三芳とよ」であった頃の友人、美智緒と再会する。そして、日向は「三芳とよ」が亡くなってから美智緒が元気をなくしてしまった事を知り、そんな彼女を励まそうとする。そこで日向は「三芳とよ」であった頃によくやっていた「お手玉勝負」をしようと、美智緒に持ち掛ける。(第15話「ヤクソク的オテダマ」)

年末が近づき、日向は自宅の大掃除をしようとしていた。しかし、いきなり大掃除をしては家族が心配するだろうと、日向はみんなが留守にしている合間を見計らって、少しずつ大掃除を進めていく。(第16話「ナンマツ的オオソウジ」)

ある日、日向は咲夜が行方不明になったという話を耳にする。咲夜の事情を知っている日向は彼女の事が気になり、兄の月見里遥登といっしょに彼女の捜索を手伝う。そこで日向は咲夜を発見して、彼女から「ナギサ」という男を探し出して殺したいという、ぶっそうな話を聞かされる。(第17話「イエデ的サクヤ」)

幼稚園の卒業式の日を迎えた日向達は、先生に内緒でプレゼントを用意していた。そのプレゼントを受け取った先生達は、感動で涙を流す。そして日向達は幼稚園を卒業し、小学校に入学する。(第18話「ソツギョウ的オクリモノ」)

遥登は0歳の日向が「あいうえお」の発声練習をしている姿を目にする。しかも日向は遥登に見られている事に気づいた途端、それを誤魔化そうとする。遥登はそんな日向を変わっていると思うと同時に、つくづく天才だと痛感するのだった。(特別編「兄的男子はるとくん」)

第3巻

月見里日向は、冬馬達がみどりの消しゴムを奪って遊んでいるのを見て注意する。するとみどりはお礼としてその消しゴムをあげると言い出す。しかし日向は、お礼であれば一言「ありがとう」と言えばいいと教え、それをきっかけとして、みどりとなかよくなるのだった。(第19話「シンガク的デアイ」)

教師の木津正一は小学生の頃の苦い経験から、給食に対して苦手意識を持っていた。そして給食時間、正一は教え子に苦手な食べ物は無理して食べなくてもいいと諭そうとする。そんな中、日向が苦手な食べ物でも食べる必要のある理由をその子に教えると、その子はがんばって苦手な食べ物を完食してみせる。(第20話「キュウショク的スキキライ」)

日向は「三芳とよ」の孫、薙サダヲが万引きしようとする現場を目撃してしまう。それから日向はサダヲの生活の心配をするようになり、彼に給食の残りのパンを持って行く。(第21話「ソウグウ的マゴノイマ」)

日向は、咲夜にサダヲに会った事を報告する。すると咲夜は自分も未練の原因である「ナギサ」に早く会いたいと口にする。咲夜は「ナギサ」に会って未練を清算する事で、前世の記憶を忘れたいと考えていたのだ。それを聞いた日向は自分もいつか「三芳とよ」であった頃の記憶をなくしてしまうのか、と考えるようになる。(第22話「ボウキャク的ミレン」)

母の日を間近に控え、千春は母親にプレゼントをしたいと考えていた。そこで千春は日向と牧原文夏を誘い、母親の畑の手伝いをしてお小遣いをもらう事を思いつく。母親から畑の雑草取りを任された千春達は、日が暮れるまで懸命に働いたものの、目当ての品は高過ぎて買えなかった。しかし、その感謝の気持ちは千春の母親に伝わり、千春の母親は千春にお礼の言葉を口にする。(第23話「ハハノヒ的バイト」)

ある日、日向は「ご自由にお持ちください」と書かれた墨の入った箱を見つける。それは日向の学校の校長が置いたものだが、小学生には渋過ぎるせいか、箱に入った墨は一向に減らなかった。しかし、日向は墨の有用性をきちんと理解しており、校長は小学生の中にもそれがわかる子供がいた事を知って嬉しく思うのだった。(第24話「アメ的アソビ」)

日向は初めてのプールの授業を受ける事になった。苦手だからと水の中に入るのを嫌がる咲夜を見た冬馬は、悪戯半分で彼女をプールの中に突き落としてしまう。それにより咲夜は、前世で死んだ時の記憶を思い出す。(第25話「メザメ的プール」)

1歳の頃、日向は奈良漬けを食べている最中に、初めて言葉を発した。それから、日向はどんどん言葉を話すようになり、月見里遥登を「おにいちゃん」と呼ぶようになった。遥登が友人にそんな話をすると、その友人は日向の事を「ばーちゃんみたい」と評するのだった。(特別編「兄的男子はるとくん」)

第4巻

咲夜の捜している人物「ナギサ」とは、薙サダヲの事であった。実は咲夜の前世は猫の「美夜」で、美夜はサダヲから中途半端に世話をされたあとに放っておかれた結果、そのまま死んでしまった事を恨んでいたのだ。しかし、サダヲといざ顔を会わせた咲夜は、彼が好きだった事も同時に思い出してしまい、どうしていいかわからなくなってしまう。(第26話「サクヤ的ゼンセ」)

夏休みを迎えた月見里日向は、月見里遥登といっしょに母方の実家に行く事となった。そこで遥登は、幼い頃になかよくしていたはずの富子に、拒絶的な態度を取られてしまう。しかし、実は富子は、遥登が前に会った時の姿と今はすっかり変わった事に動揺してしまい、どう接していいかわからなくなっていたのだ。それを察した日向は、富子と遥登との仲を取り持とうとする。(第27話「オトメ的イトコ」)

日向は田舎で行き倒れている男性と出会う。日向が、男性になぜ行き倒れていたのかと問うと、彼は運命の相手を捜していたのだと口にする。(第28話「ナツイロ的ヒカリ」)

登校日、みどりや咲夜がまだ夏休みの宿題を終わらせていない事を知った日向は、勉強会をしようと提案する。そこで日向はみんなといっしょに宿題を進めつつ、夏休みの思い出話を語り合うのだった。(第29話「ナツヤスミ的ベンキョウカイ」)

日向は猫がバスに乗る姿を見て、思わず追いかけてしまう。その先で、日向は持っていたお金を誤ってドブに落とし、家に帰るためのバス賃をなくしてしまう。途方に暮れる中、日向は靴の中に10円玉を入れていた事を思い出し、家に電話する。(第30話「ネコ的ミチアンナイ」)

運動会を間近に控え、日向達は練習に精を出していた。そんな中、運動音痴のみどりは運動会を前にして憂鬱な表情を浮かべる。それを見た日向は、みどりにかけっこの特訓を提案する。(第31話「フンバリ的ウンドウカイ」)

日向は、千春がブランコで遊んでいるのを待つあいだ、落ち葉で焼き芋をしていた校長の手伝いをする。そんな中、日向は焼き芋を食べている最中に、サダヲの前で屁をしてしまった「三芳とよ」だった頃の失敗談を思い出す。(第32話「ヤキイモ的アレ」)

日向は咲夜といっしょにサダヲの居場所を探す事になり、その最中にとある境内を訪れる。実はそこは咲夜が猫の「美夜」であった頃の死に場所であった。そこで日向と咲夜は、偶然そこを通りかかったサダヲと再会する。(第33話「ウンメイ的メグリアイ」)

突然、咲夜はサダヲとデートをしたいと言い出し、サダヲは泣いている咲夜を放っておけずに、仕方なくその誘いに乗る事にした。デート当日、咲夜はサダヲから猫の「美夜」についての思い出話を聞かされ、実は「美夜」はサダヲに放っておかれた訳ではなかった事を知る。これにより咲夜は「ナギサ」に対する恨みから解放されて、今の幸せを嚙み締めるのだった。(第34話「コウフク的ジカン」)

かつて小学生の頃、遥登は去年と同様に、母方の実家に行くかと父親に尋ねられた。しかし、遥登は熱を出した日向の事が心配になり、母方の実家に行くのを止める。するとそれを知った富子は、人知れずショックを受けるのだった。(特別編「兄的男子はるとくん」)

第5巻

咲夜薙サダヲとデートをしたあと、1週間ものあいだ寝込んでしまう。そして快復後に月見里日向と会った咲夜は、前世の記憶をすべて忘れてしまっていた。日向はそれが信じられず、咲夜とサダヲを会わせてみる事にする。(第35話「カクシン的ジジツ」)

日向は学校からの帰り道の途中で子猫を見つける。その子猫は日向をつかんだまま離れなくなってしまい、日向は仕方なく子猫を家に連れて帰る事にした。すると、母親は日向が子猫を飼いたいのだと勘違いしてしまう。(第36話「クサムラ的ミャーミャー」)

日向は図工の授業で、将来の夢をテーマとしたものを作る事を課題として出された。しかし、前世の頃の記憶を持つ日向には、将来の夢といわれても、いまいちピンと来ない。そこで日向は、どんな夢を持っているのかとみんなに尋ねて回る。(第37話「ネンド的ミライ」)

日向は学校で、冬馬ら男子達が怪しげな会話をしているのを耳にした。何か危ない事をしないかと心配した日向は、放課後、友人達といっしょに冬馬達を尾行する。(第38話「センパイ的ヒミツキチ」)

日向と牧原文夏が下校していると、文夏が笛を学校に忘れたと言って取りに戻り、日向は彼女を心配してそのあとを追いかける。二人はいっしょに笛を探すが、なかなか見つける事ができない。ついに泣き出してしまった文夏のため、日向は笛が見つかるようにとおまじないをする。(第39話「フユヤスミ的オマジナイ」)

寒空の下で交通整理のアルバイトをしているサダヲを心配した日向は、彼のために身体を温める飲み物「第一大根湯」を作って差し入れに行く。それを飲んだサダヲは、祖母によく作ってもらったと、懐かしい気持ちを思い出す。(第40話「サムゾラ的ポカポカ」)

クリスマスを間近に控え、日向はサダヲにプレゼントをあげる事にした。しかし、年頃の男性がもらって嬉しいものがわからない日向は、月見里遥登に相談する。そしてお手製のマフラーをあげる事に決めた日向は、サダヲのためにがんばって編むのだった。(第41話「エリマキ的クリスマス」)

日向がサダヲにクリスマスプレゼントのマフラーをあげる姿を目撃した遥登は、日向が彼にふられたと勘違いしてしまう。そして、様子のおかしい日向がどこかへと出かける事を知り、遥登はあとをつける。こうして日向がサダヲの自宅に出入りしているのを知る事になった遥登は、この事実を問題視する。(第42話「アニ的ストン」)

遥登の報告を受け、日向の両親は日向がサダヲという男性と頻繁に会っている事を知る。そこで日向の両親はサダヲがどんな人物かを確かめるために、実際に会ってみる事にした。ここで得られた情報を整理した結果、日向の両親は、日向がサダヲの祖母の生まれ変わりだという「設定」に基づいて行動しているのだと判断する。(第43話「カゾク的メンダン」)

幼い頃の遥登はある日、日向と同じくらいの歳の子が迷子になっているのを知り、その子の親をいっしょに探してあげる。そこで幼い子の世話が大変な事を痛感した遥登は、日向がほかの子とは違う事をつくづく思い知らされるのだった。(特別編「兄的男子はるとくん」)

登場人物・キャラクター

月見里 日向 (やまなし ひなた)

太野幼稚園に通っている黒髪ショートカットの少女。前世は88歳で亡くなった「三芳とよ」という女性で、その頃の記憶をすべて覚えている。そのため生まれたばかりの頃から両親などの話す言葉を理解していたほか、折り紙で鶴を折って母親の快気を願うなど、およそ赤子らしくない振る舞いを見せていた。そのため、言動が少々年寄りくさい。また、「三芳とよ」の頃の記憶を活かして周囲を助けたり、老人目線から物事を提案したりする事で、周囲から頼られる存在になっている。 一方、「三芳とよ」の頃のトラウマや苦手な物、嫌いな物などもそっくりそのまま引き継いでおり、それが原因で周囲を困惑させてしまう事も少なくない。ただし、周囲の友人や環境などから影響を受ける事によって苦手なものを克服したり、考えを改めるなど、だんだんと子供らしい発想や考え方も身につけていく。 「三芳とよ」の孫、薙サダヲの事を心配しており、生まれ変わってから彼に偶然再会した事で、彼の世話を焼くようになった。太野幼稚園を卒業して太野小学校に入学し、咲夜や冬馬、みどりといっしょのクラスになる。

薙 サダヲ (なぎ さだを)

月見里日向の前世である「三芳とよ」の孫の青年。金髪で、長い前髪で片目を隠している。職業はフリーターで、複数のアルバイトを掛け持ちしながら生活している。「三芳とよ」の生まれ変わりの日向と出会った当時、その日の食べるものにも困るほどの貧窮状態だったため、日向に何かと世話を焼かれるようになった。その後、クリスマスの日に、日向から「三芳とよ」の生まれ変わりである事を告白されるが、薙サダヲはそれを信じる事ができずに彼女を拒絶してしまう。 しかし、それからも甲斐甲斐しく世話を焼かれ、日向の両親とも会うようになった。幼い頃は苗字と名前をもじって「ナギサ」というあだ名で呼ばれていた時期があり、咲夜からは今でもそのあだ名で呼ばれている。

牧原 文夏 (まきはら もか)

太野幼稚園に通っている少女。ピンク色の髪で、セミロングの髪型をしている。頭の上に大きなリボンを付けている。月見里日向と仲がよく、何かと物知りな彼女を頼りにしている。太野幼稚園を卒業したのちは太野小学校に入学した。

千春 (ちはる)

太野幼稚園に通っている少女。金髪で、頭の左右で髪をおさげにしている。負けず嫌いな性格で、物知りな月見里日向に何かと勝負を挑みたがる。その反面、泣き虫のため、勝負に負けたりした際には、涙を流して悔しがる事も少なくない。また、おませな性格で、大人っぽい事にあこがれている。太野幼稚園を卒業したのちは、太野小学校に入学した。

咲夜 (さくや)

太野幼稚園に通っている少女。薄い水色の髪で、頭の左右それぞれで髪をおさげにしている。前世の頃の記憶を憶えているために達観した性格をしており、ほかの幼稚園児達と遊ぶ事はなく、いつも一人でいる。しかし、月見里日向を介する事で、その友達達とも少しずつ付き合うようになっていった。前世は猫で、名前は「美夜」。当時、「ナギサ」という人物に強い恨みを抱いており、前世の記憶を持っているのもそれが理由。 咲夜自身は前世の記憶をすべて忘れてしまいたいと考えており、未練を清算して早く普通の人生を歩みたいと願っている。のちに「ナギサ」こと薙サダヲと偶然再会するが、猫だった頃にお世話になった事から彼に嫌われたくないという、恨みと相反する感情もあり、自分はサダヲをどうしたいのかと葛藤する事になる。 結果、サダヲとデートをし、その際に彼から「美夜」についての気持ちを聞かされる事となった。これによって前世の未練を断ち、「美夜」であった頃の記憶をすべて忘れてしまった。以降は性格こそ変わらないものの、嗜好や考え方などは普通の女の子のようになる。太野幼稚園を卒業したのちは太野小学校に入学し、日向とクラスメイトになった。

冬馬 (とうま)

太野幼稚園に通っている茶髪でショートカットの少年。やんちゃで負けず嫌いな性格のため、同じく負けず嫌いの千春とよく喧嘩をしている。その反面心優しいところもあり、小学校の運動会でのかけっこの際にみどりを大きな声で応援して、彼女を勇気づけた。太野幼稚園を卒業したのちは太野小学校に入学し、日向とクラスメイトになった。

みどり

太野小学校に通う少女。月見里日向のクラスメイト。緑髪で、髪を頭の左右で二つに束ねており、眼鏡をかけている。おとなしく引っ込み思案な性格で、妖怪に詳しいなど小学生にしては渋い趣味の持ち主。冬馬ら男子達に消しゴムを取られてからかわれていた際に、日向に助けられた事がきっかけで、彼女と友達になった。

木津 正一 (きづ まさかず)

太野小学校に勤めている男性教師。黒い短髪で、眼鏡をかけている。幼い頃に祖母に好き嫌いを矯正された事から祖母が苦手で、そのため何かと言動が年寄りくさい月見里日向にも苦手意識を持っている。

月見里 遥登 (やまなし はると)

月見里日向の兄。小学校高学年。黒髪のショートカットで、年齢の割には大人びており、達観した考え方をする。幼い頃から日向の年齢にふさわしくない振る舞いを間近で見ているせいか、彼女を天才だと思っている。その一方、日向に兄らしく接するなど世話上手な一面もある。日向が薙サダヲと面識があると知った際には、両親に報告すると同時に、サダヲが危険人物ではないと認識し、日向の好きにさせるべきだと進言した。

美智緒 (みちお)

太野幼稚園の近所にある老人ホームに通っている老齢の女性。足腰が弱っているために車椅子で生活している。「三芳とよ」の古くからの友人で、彼女に先立たれてからは寂しい思いをしている。太野幼稚園との交流会の際に月見里日向と出会い、「三芳とよ」の記憶を持つ彼女に励まされた事で、若干ながら元気を取り戻した。

富子 (とみこ)

月見里日向の親戚の少女。黒髪で、ショートカットの髪型をしている。小学校1年生の頃に家にやって来た月見里遥登となかよくなり、結婚の約束まで交わしていた。しかし、それから数年間遥登とは会えず、その数年後に遥登と再会。しかし、数年前に会った遥登とは姿や声が変わっていたために、どうしていいかわからず、彼に嫌悪的な態度を示してしまった。 その際、日向からのアドバイスを受け、彼に手作りの焼きナスを送って仲直りをした。

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