聖☆ピスタチオ学園

聖☆ピスタチオ学園

聖・ピスタチオ学園に通う少年少女たちを描いた、下ネタありの学園コメディ4コマ。明確な主人公が存在しない、群像劇のような形を取っている。「週刊少年マガジン」2008年10月号に読切として掲載後、「マガジンSPECIAL」にて2008年3月号より連載がスタートした。2017年2号で「マガジンSPECIAL」が休刊となったため、現在は休載中。

正式名称
聖☆ピスタチオ学園
ふりがな
せい ぴすたちおがくえん
作者
ジャンル
ブラックコメディ
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概要・あらすじ

聖・ピスタチオ学園に通う生徒や勤務する教師たちは、風変りな者たちが多い。下ネタに異常反応する少年や、多くの生徒たちの情報を握って暗躍する少女、召喚陣を描いて「ナニカ」を召喚しようとする数学教師に、学園長はジュウシマツに小型マイクを付けた姿で生徒たちの前に姿を現す。

登場人物・キャラクター

若菜 ちえり (わかな ちえり)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。髪型はツインテールにしている。禁煙パイプを片手に、学園に通う少年少女たちの情報を握り、さまざまな場所で暗躍している。商売っ気が強く、金を稼ぐためであれば、倫理を踏み外した行動も辞さない。ただし法を犯すことは一切せず、犯罪には手を染めない。そんなギリギリの行動は、幼なじみである永野徹から「最後の一線は踏み越えずに巧く立ち回れている」と評されている。

永野 徹 (ながの とおる)

聖・ピスタチオ学園に通う少年。Yシャツの胸元を大きく開けた特徴的な着こなしをしている。「天然ジゴロ」タイプで、風紀委員である岡田冴子など数々の女性から想いを寄せられている。しかし永野徹自身は鈍感なため、彼女たちの気持ちには気づいていない。若菜ちえりとは幼なじみだが、周囲からはただならぬ関係であるように見られている。

大橋 達人 (おおはし たつひと)

聖・ピスタチオ学園に通う少年。短髪でメガネをかけた、秀才然とした見た目の人物。学園で一番の秀才だが、下ネタに関して異常に反応してしまう一面がある。また包茎であるらしく、それを想起させる言葉を聞くと顔をこわばらせる。中学時代からの付き合いである永野徹や学年一の問題児である須藤と仲が良く、いつも一緒にいる。

須藤 (すどう)

聖・ピスタチオ学園に通う少年。金髪でピアスをした学年一の問題児。風紀委員からはいつも注意を受けている。大胆な性格で、風紀委員長である小野寺真理に告白したが、はぐらかされている。目当ての菓子パンを手に入れられず荒れるなど、子供っぽいところがある。また、猫が好きで、実際に口に入れようとしたことがある。

岡田 冴子 (おかだ さえこ)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。セミロングで頭後ろで髪を束ねている。真面目で曲がったことを嫌う性格で、風紀委員として積極的に活動している。永野徹に想いを寄せているが、素直になれない性格が災いし、彼の前ではつい気持ちを偽ってしまう。

小野寺 真理 (おのでら まり)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。風紀委員長を務めている。ポニーテールで髪留めに大きなリボンを付けている。合気道四段の武闘派で、風紀を乱す生徒に対する鉄拳制裁も辞さない。一方でか弱い側面があり、熱さに弱く、暑い日などは全身に熱さまシートを貼って過ごしている。低い身長にコンプレックスを抱いている。

千春 (ちはる)

聖・ピスタチオ学園に通うショートカットの髪型をした少女。前髪の真ん中を残すようにして、その左右を2つの髪留めでとめている。大橋達人のクラスメイトで、彼に想いを寄せている。達人には何度となく好意を伝えようと試みているものの、それらのほとんどが下ネタに受け取られてしまうため、想いが上手く伝わらないでいる。

平松 響子 (ひらまつ きょうこ)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。「学園のマドンナ」と評されるほどの美少女。ロングヘアの髪型に清楚な見た目をしている。若菜ちえりが平松響子の唾液付きの食べかけパンを買い取ってオークションに出した際は、高値が付いたほどの人気を博している。避妊具を見た際に風船だと勘違いするなど、性知識に乏しい。

太田 (おおた)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。黒髪のロングヘアの髪型で、垂れ目が特徴。極度のマゾヒストで、風邪や虫歯ですらも悦びに変えるほどの変態。決まった部活には所属していないが、投げられたいがために柔道部への入部を志願するなど、「痛み」を欲して積極的な行動を起こしている。

早良 奈月 (さわら なつき)

聖・ピスタチオ学園に通う少女。眼鏡をかけて髪をまとめて頭後ろで束ねている。生徒会長と付き合っているため、書記であるにも関わらず、生徒会内で誰よりも強い発言権を持っている。学力も優秀だが、常に学年1位の大橋達人の後塵を拝しているため、彼にライバル意識を抱いている。

生徒会長 (せいとかいちょう)

聖・ピスタチオ学園に通う少年。眼鏡をかけた優男。生徒会長を務めているが、意見を積極的に発言するタイプではない。会議で独断での発言をした際は「珍しい」と驚かれるほど。生徒会書記である早良奈月と付き合っており、発言のほとんどは彼女任せ。自分はそれに賛成する形の「イエスマン」に徹することが多い。

前田 (まえだ)

聖・ピスタチオ学園に勤務する女性養護教諭。巨乳の持ち主で、胸元を大きく露出させるようなセクシーな恰好をしていることが多い。性について大らかな性格で、生徒たちに性生活の明け透けな話を交えながら保健体育の授業を行うなど、型破りな一面がある。

田村 真紀 (たむら まき)

聖・ピスタチオ学園に勤務する女性教師。担当は現国。黒髪のツインテールの髪型をしてジャージを着ていることが多い。お堅く真面目な性格で、若菜ちえりの非倫理的な行動に対して注意を繰り返してはいるが、秘密を握られているため強く出ることができない。その性格が災いしてか26歳にして処女であり、それを気にしている。

英語教師 (えいごきょうし)

聖・ピスタチオ学園に勤務する女性教師。担当は英語。黒髪のロングヘアの髪型をして、おでこを露出させるように前髪を髪留めでとめている。男性に対しての偏見が強く、「男は皆、女性に対して身体目当てで近づいてくる」と考えている。授業中においても、言葉の端々にそれらの偏見がうかがえる。

黒柳 (くろやなぎ)

聖・ピスタチオ学園に勤務する男性教師。担当は数学。全身黒ずくめでサングラスをかけ、胸元を大きく露出させるなど、教師としては型破りな恰好をしている。また、宿題を忘れた生徒に対して、魔法陣を描いて何らかの罰を与えようとするなど、行動も奇抜。そのため、生徒たちからは「何をされるか分からない」と恐れられている。

十姉妹 (じゅうしまつ)

聖・ピスタチオ学園の校長を務めている正体不明の人物。自分の名前である「十姉妹」に掛けて、生徒たちの前には、鳥のジュウシマツが小型マイクを付けた姿で登場する。もちろんこれはただの鳥。本人は別の離れた場所から、マイクを通して鳥が喋っているように見せかけている。黒柳によれば、この行動は道楽によるものだというが、鳥が付けている小型マイクは非常に高価な様子。 鳥が逃げ出してしまった際には、マイクを回収するべく教師・生徒関係なく捕まえるために駆り出される。

板利亜野 なぽり (いたりあの なぽり)

聖・ピスタチオ学園の学食で働いている女性。「どう見ても年下」と生徒たちに思われるほどの小柄な体格が特徴。若菜ちえりの協力を得て、学食の新メニューを試作しては、生徒たちに提供している。

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