気楽に殺ろうよ

気楽に殺ろうよ

日常のあらゆる価値観が変わってしまうことの不気味さを、コメディタッチで描いた短編。

概要

ある日、平凡なサラリーマンの河口は、強烈な発作の後、自分のいる世界に違和感を感じるようになる。家族や周りの人間の反応にどうしても納得できない河口は、精神科医に相談することにした。そして自分とこの世界の価値観のギャップが明らかになっていくのだった。日常のあらゆる価値観が変わってしまうことの不気味さをコメディタッチで描いた短編。

登場人物・キャラクター

河口

男。妻と娘を持つ平凡なサラリーマン。ある朝、新聞を取りに行ったところ、激痛を伴う発作に襲われる。その後、自分のいる世界に違和感を覚えるようになる。家族や周りの人間の反応にどうしても納得できない河口は、妻の勧めもあり、精神科医へ相談することにした。

先生

河口が相談に来た精神科医。河口の話に丁寧に耳を傾け、話の一つ一つに理解を示しつつも、この世界になじめるように巧みに河口を誘導してゆく。

河口の妻。食事の催促に赤面したり、殺人の権利を他人に売る相談を持ち掛けたりと、河口と話がまったくかみ合わない。その様子を心配した妻は、精神科医の先生へ相談することを勧める。

場所

いつもと違う世界

河口が発作を起こした後の世界は、あらゆる価値観が入れ替わった奇妙な世界だった。食欲と性欲のタブー性が逆転している。平日と休日が逆転している。殺人が認められている等。これらのギャップが河口と妻や隣人、先生とのコミュニケーションから、次第に明らかになってゆく。

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