脳内ポイズンベリー

童顔でフェルト細工が趣味の櫻井いちこは、人に嫌われ傷つくのを恐れるおとなしい女性。好みのタイプでときめくが一緒にいると疲れる早乙女亮一、ときめきはないが心穏やかにいられる越智、この二人の間で揺れる女心を描く。迷ったり、気になる男性に出会ったりすると彼女の頭の中は大騒ぎで、いちこの脳内では擬人化したメンバーによる議論が始まる。この脳内会議が物語のメインとなり、会議で決定した内容や暴走したメンバーがいちこの行動を左右する。いちこの頭の中で繰り広げられる脳内会議をコミカルに描いたラブ・パニック。

正式名称
脳内ポイズンベリー
ふりがな
のうないぽいずんべりー
作者
ジャンル
その他恋愛・ラブコメ
 
ラブコメ
 
恋愛
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

もうすぐ30歳の誕生日を迎える櫻井いちこは、飲み会で知り合った早乙女良一を駅のホームで偶然見かける。一度会っただけで大して親しくもない彼に「声を掛けるべきか否か」いちこの頭の中で脳内会議が開かれる。脳内会議のメンバーが議論を交わし、気になるなら声をかけるべきという結論に達する。結果、いちこから声をかけ、食事に行き、早乙女の部屋で関係を持ってしまう。

脳内会議に振り回されたとはいえ、自分のキャラでない積極的な行動をしてしまったいちこは、早乙女が寝ている間に逃げ帰ってしまう。

登場人物・キャラクター

櫻井 いちこ (さくらい いちこ)

初登場時29歳。ウェーブのかかったロングヘア。童顔でかわいらしい容姿のため、若く見られることが多い。基本はおとなしく、引っ込み思案で、周りからどう見られているか気にするタイプ。過去に傷ついた経験からネガティブ思考で、思い込みが激しく勝手に記憶を改ざんしたり、嫌な記憶は封印したりする。迷うことがあると、いちこの頭の中で脳内会議が開かれ、紛糾してパニックになる。 時折、いちこの脳内メンバーーが暴走し、支離滅裂な発言をすることも。また相手を無視して脳内で自己完結してしまうこともある。友人、川上の勧めで、ケータイ小説を書いている。手先が器用で、フェルト細工作りが趣味。

早乙女 亮一 (さおとめ りょういち)

美大卒の23歳。アルバイトで生計をたてている。良くも悪くもアーティスト気質で女性にモテるタイプ。飲み会で会った櫻井いちこに電車のホームで声を掛けられ、成り行きで食事をし、関係を持つ。その後、つきあうことになるが、いちこの態度の一貫性のなさに翻弄され戸惑う。また早乙女自身も言葉数が少なく、相手に誤解を与えることが多い。 純粋で無垢。自分中心のところがあり、突然キレたり、突飛な行動に出たりする不思議な青年。ゲームが趣味で野菜が苦手。

越智 (おち)

いちこの女友達である川上礼子の元同僚で友人。眼鏡をかけており、知的で大人の優しい青年。出版社の秀栄社勤務で、いちこのケータイ小説を書籍化して出版しないかと持ちかける。早乙女亮一とは地元が一緒で弟の同級生ということもあり、よくつるんだり、面倒をみたりしている。いちこのことが気になっており、結婚前提での付き合いを申し込む。 よくいちこの相談に乗っている。

吉田 (よしだ)

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。見た目は眼鏡で前髪を前に流した真面目そうな青年。脳内会議の議長。強いリーダーシップは発揮せず、多数決に流される。変化を好まず、いちこのキャラに反することはできるだけしない主義。

池田 (いけだ)

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。ネガティブ思考担当。髪型は後ろでお団子にまとめ、ヘアピンできちんと留めている。しっかり者で気が強い女性。屈折していて、すぐ考えが飛躍してしまう。脳内会議の中で発言権が強く、櫻井いちこが傷つかないよう、最悪のシナリオを想定した上で意見する。 周りが楽観的すぎるので、怒っていることが多い。

石橋 (いしばし)

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。真ん中分けのウェーブスタイル。いつもニコニコして場を盛り上げる軽い感じの青年。ポジティブ思考担当。常に前向きの発言をして、櫻井いちこが幸せになれる道を探し奮闘する。

ハトコ

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。縦巻きのツインテールで、ゴスロリスタイルのかわいらしい少女。瞬間の感情を担当。ときめきや欲望、悲しみを素直に表す。

(きし)

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。眼鏡でヒゲを生やした初老の紳士。記憶を担当。脳内会議では記録係であまり意見を言わないが、多数決には参加する。時折、記録帳の暗黒ふせんのページを開こうとする。

黒い女 (くろいおんな)

櫻井いちこの脳内会議の中の人物。キャミソールのような露出の多い服でワンレンウェーブスタイル。脳内会議に突然登場し、会議を乗っ取る。議論をぶち壊すように欲望のままに行動する。脳内会議メンバーからは謎の女とも呼ばれる。

川上 礼子 (かわかみ れいこ)

櫻井いちこの友人。OLを辞めたいちこにケータイ小説を書かないかと勧める。高校時代は演劇部の部長でしっかり者。既婚者。元同僚で友人の越智をいちこに紹介する。

あずみ

早乙女亮一の元カノ。ネコ目で、フワフワのヘアの元気な女の子。気が強く、自分の思っていることをハッキリ言うタイプ。いちこがいるときに早乙女の家に泊めてほしいと押しかけ、修羅場となる。早乙女は半年連絡のなかったあずみと自然消滅したと思っていたが、本人は納得していなかった。

黒田 寛次 (くろだ)

櫻井いちこの元婚約者。いちこと婚約し、式場まで決まっていたが、浮気相手に子供ができたと言って、浮気相手を選ぶ。浮気が発覚した時に泣きも怒りもしなかったいちこに、大して自分のことは好きじゃなかったんだと結論づけてしまう都合のいい人物。

場所

脳内会議 (のうないかいぎ)

櫻井いちこの脳内で繰り広げられる会議。メンバーは眼鏡男子で議長の吉田、ネガティブ担当の女性の池田、ポジティブ担当の男性の石橋、ゴスロリファッションで瞬間の感情を表すハトコ、眼鏡の老紳士で記憶を振り返る岸の5人。脳内の会議室のような場所で、スクリーンを通していちこの行動を鑑賞する。 マイクをオンにすると、いちこを通していちこの口から発言できる。

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo