概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
岸 (きし)
25歳の青年。仲間とバンドをしておりギターを担当していたが仲違いからバンドを辞めて本屋のアルバイトに励んでいる。自信家で明るく軽い性格で蜜にも積極的に迫っていった。見た目は美しいがどこか壊れているような女性が好み。
蜜 (みつ)
23歳の大学院生の女性。美学を専攻している。血管が透けるように色が白く、年齢よりもかなり若く見えるほど美しい。自分というものがなく無意識で相手の望むように自分を変えてしまう。岸と付き合う以前は中澤昌士の絵のモデルとしてドーリスになることで自己を保っていた。ドーリスをやめてから自傷行為を始める。
中澤 昌士 (なかざわ まさし)
画家の男性。蜜をモデルにドーリスという少女の絵を描いていた。蜜を自分の理想のモデルとしていたが、蜜が年をとることでドーリスからかけ離れていくことに堪えられなくなり自ら離れていったことで絵が描けなくなっていた。
ドーリス
中澤昌士の画集のタイトル、及びその画集に登場する少女。中澤昌士の理想の少女でもあり、蜜をモデルにしている。
本屋の店員 (ほんやのてんいん)
岸がアルバイトとして働く本屋の店員の男性。岸とは割と親しく、岸が無断欠勤した時も一応咎める程度だった。
岸の友人 (きしのゆうじん)
帽子をかぶった男性。岸の知り合いの誕生日会で岸と蜜に出会う。岸がバンドをやめたことを知っていて話しかけてくる。
知り合いの誕生日会で出会った女性 (しりあいのたんじょうびかいでであったじょせい)
岸が蜜から離れた瞬間、蜜に話しかけてきた女性。岸に気があるようで蜜に皮肉で嫌がらせめいた言葉を浴びせかけるも蜜に目の前で大胆な自傷行為をされてしまい泣き叫ぶ。
コーゾーくん
岸の知り合いのバンドマン。自身が岸に嫌われているわけではないが、その音楽性は嫌われているようで蜜によっておかしくなっていく岸にケンカを売られた。
岸の父親 (きしのちちおや)
岸の父親。久しぶりに岸の様子を見に来たが蜜が亡くなってから食事をとっていなかった岸を心配して海辺の保養施設へいれた。
中澤昌士の妻 (なかざわまさしのつま)
中澤昌士の妻の女性。表情が乏しく、岸には蜜に似てるようにも似てないようにも見えた。