概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
林 花音 (はやし かのん)
モンゴルのツァガーンでホテル カノンを営む母に育てられた。父親は死んだと聞かされていたが、生存していることが分かり、母の死後、河原天童に連れられ日本に来て、父親探しを始める。強引な三神弦に反発しながらも惹かれ始める。
三神 弦 (みかみ げん)
32歳独身。M教育振興アカデミーの理事長。高圧的で冷徹、北条と肉体関係があり、フォン・ローエと10年来の恋人で、その娘マリア・ローエと婚約している。バイオリニストとして10歳でデビュー。その後ピアニストとなり作曲も手がけ、現在では指揮者として絶大な人気を誇る。三神財閥会長の隠し子。
河原 天童 (かわはら てんどう)
テレビ番組の音楽作曲のためにモンゴルで林花音に出会い、彼女のバイオリンの才能を発見する。彼女の母の死に立ち会い、日本へと連れてきた。林花音に惹かれているが、彼女の才能を開花させるのは三神弦だと悟り、ニューヨークへ旅立つ。
沢 浩基 (さわ こうき)
林花音の父親候補の1人。アムステルダム在住のバイオリニスト。妻の死により心臓病が悪化したが、サン=サーンスの「永遠のロマンス」の演奏に命をかけている。
プロフェッサー北条 (ぷろふぇっさーほうじょう)
M教育振興アカデミーのプロフェッサー。三神弦とフォン・ローエが恋人同士であることを知りながら、三神弦と関係を持った。普段は眼鏡をしていて三神弦の秘書的な仕事をしている。
梶原 幸生 (かじわら さちお)
日本を代表するピアニスト。林花音の父親候補の1人。口が悪い。ピアニストの少年を囲っているホモセクシャルで、三神弦のことも狙っている。
ケント・グレゴリー
林花音の父親候補の1人。日米ハーフでピアニストだったが30代半ばで左手が不自由になり指揮者として復活。持病があり、たびたび発作を起こしている。
サトコ
M教育振興アカデミーの生徒。黒髪ツインテールの生意気な小学生。バイオリニスト。
フォン・ローエ
ドイツの音楽会を牛耳っているローエ家の未亡人。M教育振興アカデミーに出資している。妖艶な雰囲気の女性で、三神弦の恋人。
クリスティナ
パタヤで日本語を習っている少女。観光客相手に売春するフリをして金を巻き上げている。
マリア・ローエ
フォン・ローエの娘で、母の命令で三神弦と婚約している。母と三神弦が恋人同士であることを知っているが、自身も強く三神弦に惹かれている。
林 由布子 (はやし ゆうこ)
林花音の母親。元カメラマンで、モンゴルに移り住み、ホテル カノンを経営していた。林花音にバイオリンの手ほどきをした。落馬がきっかけで死亡。
有吉 (ありよし)
ムジカ音楽事務所のマネージャーで河原天童の担当。女性。
沢 正基 (さわ まさき)
沢浩基の双子の弟。ヨーロッパのバイオリン教師だったが、兄の死をきっかけに身代わりとして生活している。
ソナム
ツァガーンに住む林花音の幼なじみ。林花音を慕っていたが、別の女性と結婚した。
その他キーワード
M教育振興アカデミー (えむきょういくしんこうあかでみー)
『花音』に登場する教育機関。徹底した少数精鋭主義と個人指導で世界に通用する卓越した音楽エリートを育てることを目的に設立。三神弦が理事長を務める。
書誌情報
花音 6巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(1995-11-01発行、978-4091367013)
第2巻
(1996-04-01発行、978-4091367020)
第3巻
(1996-11-01発行、978-4091367037)
第4巻
(1997-03-01発行、978-4091367044)
第5巻
(1997-07-01発行、978-4091367051)
第6巻
(1997-10-01発行、978-4091367068)







