マエストロ

マエストロ

謎の指揮者天道徹三郎に集められた、香坂真一ら元中央交響楽団の楽団員たちが、彼の指揮により極上の音を手に入れ、最高の演奏会を開くまでを描くオーケストラ音楽漫画。

概要

スポンサーの相次ぐ倒産により解散した名門オーケストラ中央交響楽団。そのコンサートマスターだった香坂真一は、謎の指揮者・天道徹三郎によって楽団が再結成され、1ヶ月後にコンサートが開かれることを知る。半信半疑で練習に参加する香坂らだが、あなどっていた天道の指揮により極上の音を引き出され、驚愕する。

破天荒な天道の指揮と行動に振り回されつつも、楽団員たちの音は以前よりも輝きを増し、中央交響楽団は再生へと進み始める。しかし、天道の過去が明らかになり、楽団は再び解散の危機を迎えてしまう。

登場人物・キャラクター

主人公

解散した中央交響楽団のコンサートマスターを10年務めた、日本を代表するバイオリン奏者。破天荒な天道徹三郎の行動に悩まされつつも、その指揮の凄みを感じ、再結成された中央交響楽団をまとめていく。しかし、天... 関連ページ:香坂 真一

解散した中央交響楽団を再結成し、コンサートを企画する謎の指揮者。まったく無名の存在だが、指揮の力は最上級で、楽団員の力を引き出し、至高の音楽を生み出すことができる。年齢は70歳を越えており、楽団員たち... 関連ページ:天道 徹三郎

天道徹三郎が連れて来たフルート演奏者。阪神淡路大震災で両親を失った後、ミュンヘン音大に留学していた。実績のない演奏者だが、シューベルト『未完成交響曲』第2楽章の練習で、バイオリンの手本として、震災時の... 関連ページ:橘 あまね

榊 涼子

中央交響楽団におけるチェロの首席演奏者。香坂真一とは、かつて不倫の恋愛関係にあった。別れた現在も、音楽家として互いに認め合う関係を続けている。再結成した中央交響楽団をまとめようと苦闘する香坂をフォローし、支えようとする。

阿久津 健太郎

中央交響楽団の一員でヴィオラ演奏者。コンサートマスター香坂真一の良き相談相手。香坂が中央交響楽団再々結成の相談を、榊涼子とともに一番最初に持ちかけた人物。

宮井 渚

中央交響楽団の一員でヴァイオリン奏者。香坂真一を慕っており、何かと相談を持ちかけてくる。下心丸出しで実家に誘ったこともある。言い寄って来るコントラバス演奏者の今泉のことは眼中になく、ストーカー扱いして告発した。

中央交響楽団でのコントラバス演奏者。宮井渚と仲良くなろうと何かとちょっかいを出すが、宮井からはストーカー扱いされてしまう。音楽に対する姿勢は真摯で、誰よりも先に天道徹三郎の指揮に対して感動を表明した。... 関連ページ:今泉

可部

中央交響楽団でのクラリネット主席演奏者。何か考え事があると、お菓子をひたすらむさぼり食べる。その時に話しかけても絶対に返事をしない。中央交響楽団が再解散した後、別の楽団でゲスト演奏するが、その際改めて天道徹三郎の指揮の凄さを認識し、再々結成に応じて中央交響楽団に戻った。 オーボエ演奏者伊丹と仲が悪い。

中央交響楽団のオーボエ主席演奏者。暇があればいつもオーボエのリードを削っている。また、リードの元になる葦はわざわざフランスから取り寄せている。女性に手が早く、楽団のクラリネット演奏者だった女性と深い仲... 関連ページ:伊丹

中央交響楽団のホルン演奏者。娘が事故死したことがきっかけで顔面麻痺を起こし、音楽から離れていたが、楽団が再結成されると知り戻ってきた。当初はうまく音が出せない上、主席演奏者・島岡のプレッシャーもあり、... 関連ページ:一丁田

再結成された中央交響楽団に16歳ながら加わった天才肌のトランペット演奏者。N響伝説のトランペット奏者・祖師谷真の息子。父親より3歳の頃からトランペットの英才教育を受けてきている。父親の音の呪縛から抜け... 関連ページ:祖師谷 健

中央交響楽団のトランペット主席演奏者。N響伝説のトランペット奏者・祖師谷真の門下で、師匠の息子・健をつきっきりで指導している。健にオーケストラでの演奏の心得を説き、演奏者として成長させた。

再結成された中央交響楽団のティンパニ演奏者。これまでは打楽器奏者として3番手の扱いで、花形のティンパニを演奏することができなかったが、上のふたりが移籍したことで機会が巡ってきた。チャンスをものにしよう... 関連ページ:丹下

香坂 竜子

香坂真一の母親。横浜で娘と暮らしている。ピアニスト。30年以上前、天道徹三郎とその妻・春は、彼女と亡夫の音楽仲間であり、プライベートでも仲がよかった。天道と亡夫の関係を香坂に聞かせた。基本的に人の言うことを聞かず、好きなように行動するタイプ。

香坂真一の父親。香坂と同じヴァイオリン演奏者。天道徹三郎と一緒に日本を飛び出し、ドイツのオーケストラに入った。だが、天道が団員を追いつめ、結果的に自殺に追いやったことから帰国した。しかし、帰国後は日本... 関連ページ:香坂真一の父

沖田

ピッコロ演奏者で、中央交響楽団にエキストラとして参加した。日本中のオーケストラでエキストラをつとめる達人。自分のことを「拙者」と呼ぶなど、古武士を思わせる人物。再結成された中央交響楽団に一番最後に加わった演奏者だが、瞬時に天道徹三郎の凄さを見抜き、自分の演奏に気合いを入れ直した。

中央交響楽団のホルン主席演奏者。実績、経験とも申し分のない演奏者だが、高飛車な物言いが多い。顔面麻痺で現場を離れていた一丁田の演奏に不満を抱き、プレシャーをかけたこともある。孫との接触で唇を痛めて以来... 関連ページ:島岡

天道 春

天道徹三郎の妻。ピアニスト。若い頃、香坂真一の父や母と親交があった。重い病で入院している。病室でヴァイオリンを演奏した香坂に、「この世で一番美しいのは音楽です」という言葉を伝えた。

多田

中央交響楽団のファゴット演奏者。とにかく存在感がなく、遅刻しても誰にも気づかれない。頼まれると断われない性格で、友人の借金の保証人になり負債を負ってしまい、これが原因で妻子に別居されている。だが、中央交響楽団の再結成コンサートには、妻と子が会場に来訪した。

中央交響楽団のヴァイオリン演奏者。63歳。定年退職して一度中央交響楽団を離れたが、そのとたん妻に離婚され、居場所がなくなって戻ってきた。練習で天道徹三郎に問題を指摘されるも修正できず、ただオロオロして... 関連ページ:村上

祖師谷 真

N響伝説のトランペット演奏者で、祖師谷健の父親。谷は門下生にあたる。昔、天道徹三郎や香坂真一の父と親交があり、彼らがふたりだけで演奏したコンサートのテープを香坂に聞かせた。

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