概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
糸川 一人 (いとかわ かずと)
男性。男性しか愛せないことが母親にばれたことをきっかけに、山王町に移住し、町役場復興課で働きながら、亡き祖父の家で一人暮らしを始める。虫が嫌い。隣に住む医師の一見雅貴と付き合っている。
一見 雅貴 (ひとみ まさたか)
男性。医師。都会の大病院に勤めていたが、観世大輝の誘いで山王町に医院を構える。隣に住む糸川一人と付き合っている。ケンカは足技が得意。
観世 大輝 (かんぜ だいき)
男性。陶芸家。祖父の窯と工房を受け継ぎ、山王町に移住してきた。陶芸家で人間国宝の祖父と「黒井家の土地と墓を管理し、陰ながら黒井家の者のために尽くし守ること」と約束した。黒井沢斗が好き。
黒井 沢斗 (くろい さわと)
黒髪の男性。山王町の名家、黒井家の長男。山王町花岡の町内会長兼町役場の復興課課長。ビジュアル系バンドを組んでいたときは、ヴォーカリストだった。祖母は黒井志乃で山王町の町長を務めていた。黒井志乃の死後、跡を継ぐためにバンドを解散して山王町に戻ってくる。弟の黒井円馬と住んでいる。 両親を車の事故で亡くした。
辻本 曜明 (つじもと ようめい)
男性。元ヤクザ。腹違いの兄で、元平岡組の組長だった平岡克也の死後、組を抜けて、山王町に移住しほぼ引きこもり状態となる。佐野火弦と暮らすも、大切にしているのは平岡克也の妻で義理の姉にあたる透子と姪の羽美。株などの売買でお金を稼ぎ、組に貢献している。
吉利谷 瞬 (きりや しゅん)
男性。平岡克也の死後平岡組の組長を継いだ。武闘派のヤクザ。
相良 草介 (さがら そうすけ)
男性。黒井沢斗らとは幼馴染で一緒にビジュアル系バンドを組んでいた。バンド内の担当はギター。バンド解散後は、山王町なる実家のバラ農園で働く。女の子大好きなフェミニスト。兄は相良幹久。
谷々 藤男 (やや ふじお)
男性。黒井沢斗らとは幼馴染で一緒にビジュアル系バンドを組んでいた。バンド内の担当はベース。解散後は山王町にある実家の養蚕業を手伝う。祖父母と3人暮らし。先端恐怖症。
黒井 円馬 (くろい えんま)
男性。黒井沢斗の弟。太陽光とケミカル物質にアレルギーがあり、外出は雨の日や夜間などに限られる。ほぼ引きこもり。ドーナツが好き。
佐野 火弦 (さの ひづる)
男性。辻本曜明に救われ、平岡組に入る。辻本曜明の移住にとともに、山王町に移住。辻本曜明に片思いしている。
相良 幹久 (さがら みきひさ)
男性。美容師。黒井沢斗らとは幼馴染で一緒にビジュアル系バンドを組んでいた。バンド内の担当はドラム。バンド解散後、山王町に戻る。弟は相良草介。
城山 博巳 (しろやま ひろき)
男性。市議会議員。学生のころ住み込みで黒井志乃の書生をしていた。父親は市長。
梅ケ枝 愛梨 (うめがえ あいり)
女性。美術・美術品の管理、アーティストのサポートなどを手掛ける「U's」の代表取締役社長。観世大輝の実の姉。
集団・組織
山王町の役場内復興課 (さんおうまちのやくばないふっこうか)
『花鳥風月』に登場する架空の組織。課長は黒井沢斗で糸川一人らが務める。町内・町民の幸せのため、バラ農園や養蚕、町のお助け便利人まで幅広く手掛ける。黒井沢斗らがビジュアル系バンドを組んでいた縁で、毎朝体操や訓辞の代わりに一曲歌う。制服がある。
場所
山王町 (さんおうまち)
『花鳥風月』に登場する架空の町。自然豊かな山間の町。黒井沢斗らの生まれ育った町で、糸川一人らが移住してきた。公共交通機関がほとんどなく、町内の移動には車が必要。大雨などで土砂崩れが起きることがある。町役場内には、幅広い業務を手掛ける復興課がある。町内会長は黒井沢斗。