概要・あらすじ
東京生まれの東京育ちの女子高生、猿島ノブエは、一家で茨城県に引っ越すことになった。テレビで流れる茨城県に関する情報は「魅力度ランキング最下位」「ヤンキーが多そうな県第1位」など、マイナスなものばかり。それを見たノブエは、茨城でナメられないように髪を染め服装を変え、ヤンキーっぽく変身して転校初日を迎えた。担任の先生に紹介されたノブエは、クラスのみんなの前で、ヤンキーっぽい気合いの入った挨拶をする。しかしクラスは静まり返り、完全にスベった様子。ノブエの周りには、彼女が考えているようなヤンキーはほとんどいなかったのだ。大きな勘違いから始まったノブエの学園生活だったが、ほどなく、水海道カホ、三和ミノリ、岩井スズランという三人の友達もできた。四人は、「郷土研究部」というクラブを立ち上げることになり、坂東市八坂公園や牛久市の牛久大仏などを探訪することになった。
登場人物・キャラクター
猿島 ノブエ (さしま のぶえ)
東京出身の女子高生。茨城県坂東市に引っ越し、茨城の学校に通うことになる。「茨城県はヤンキーが多い」というテレビの情報を信じ、ナメられないように赤く髪を染め、ヤンキーっぽく変身する。ツインテールと短めのスカート、左上の八重歯が特徴。担任の先生に、うまく言いくるめられて「郷土研究部」を立ち上げ、部長を務めることになる。
水海道 カホ (みつかいどう かほ)
女子高生。猿島ノブエのクラスメート。容姿端麗で、ノブエには「王子様みたい」と思われている。スポーツが得意で、運動部の助っ人に呼ばれることもある。ノブエに誘われて「郷土研究部」に所属する。
三和 ミノリ (さんわ みのり)
女子高生。猿島ノブエのクラスメート。ショートカットが特徴で、実家は駄菓子屋を経営している。原付免許試験に一発合格できなかったことを恥じている。愛称は「ミノリン」。ノブエに誘われて「郷土研究部」に所属する。
岩井 スズラン (いわい すずらん)
女子高生。猿島ノブエのクラスメート。前髪パッツンのロングヘアーが特徴で、小柄だが威勢がよい。茨城訛りが強く、一人称は「オラ」。ノブエに誘われて「郷土研究部」に所属する。
書誌情報
茨城ごじゃっぺカルテット 6巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2020-09-18発行、 978-4098502479)
第2巻
(2021-04-12発行、 978-4098505036)
第3巻
(2021-10-18発行、 978-4098507566)
第4巻
(2022-07-19発行、 978-4098512010)
第5巻
(2023-03-17発行、 978-4098517510)
第6巻
(2024-03-19発行、 978-4098531653)